冷え性

2018.9.21

しもやけとはどんな症状だろう?|すぐに治せる3つの方法!

「もう3月なのに“しもやけ”に、なっちゃった…」
みなさんもこんな経験はありませんか?

しもやけは、冬になるものとは限りません。

しもやけと聞くと、“お婆ちゃん(高齢者)がなるもの”というイメージが強いですが、決してそんなことはありません。
近年、しもやけはあまり耳にしなくなりました。
しかし、実は高齢者よりも現代人の方が、しもやけになりやすい環境にいると知っていますか?

本記事では、しもやけの謎を徹底的に解明していきます。

主なポイントは以下のとおりです。

  • しもやけの症状
  • しもやけのメカニズム
  • 症状が似ているもの(ひび・あかぎれ)との違い
  • しもやけの原因
  • 特に注意が必要な人
  • しもやけの対処・予防法

加えて、しもやけに即効性のある治し方を3つご紹介します。

しもやけの基本的な情報から、その予防・対処法までを知っておくことで、痛みに悩むことはなくなるでしょう。

1 しもやけについて

では初めに、しもやけとはどんなもの?という疑問にお答えします。

ここでは「基礎編」と「応用編」とに分けて、お話します。

基礎編では「症状」と「体内の状態」、応用編では「似ている2つの症状との違い」について、ご説明します。

《基礎編》症状と血管の話

では、しもやけはどの様な症状を、どの様に(しもやけのメカニズム)引き起こすのでしょうか?

順番に見ていきましょう。

しもやけの症状

しもやけの主な症状は「かゆみ・痛み」です。

比較的に女性の方がなりやすく、症状は2つの型に分かれます。

1つ目が「多形紅斑型タケイコウハン)」です。

赤い円形の発疹ができ、大人がなりやすいという特徴があります。

2つ目は「樽柿型タルガキ)」です。

手足全体が赤紫色に、硬く腫れあがります。
多形紅斑型と比べ、子供がなりやすいです。

しもやけのメカニズムとは

しもやけと大きく関係しているのは「血管」です。

人の体は寒さを感じると、「脳の視床下部(自律神経)」から指令によって、血管を縮めます。
そうすることで、皮膚表面の体温を低温に保ち、熱を体から逃さないようにします。

ですが、寒暖差が強いとこの変化についていけなくなった血管が「血行障害」を起こします。
これが「しもやけ」です。

《応用編》ひび・あかぎれとの違い

しもやけとよく似たものに、「ひび」と「あかぎれ」があります。
同じだと思われがちの、この3つですが、実は違うものです。

最も大きな違いは「原因」です。

ひびとあかぎれは、皮膚のバリア機能が低下することによって起こります。
対してしもやけは、「血管」が原因となります。

ちなみに、「ひび」と「あかぎれ」の違いは、症状の重さで変わります。
軽度の場合は「ひび」、出血など見られる場合は「あかぎれ」といいます。

2 しもやけの原因

では次に、しもやけの原因についてお話します。

しもやけが、寒暖差による血行障害だということは、前述したとおりです。
ではこの寒暖差には、どういったものが含まれるのでしょう?

1つは、「季節の変わり目の気温差」です。
冒頭で3月が最も、しもやけになりやすいと記述したのは、このためです。

つまり、しもやけが起きやすい季節は「晩冬〜初春」と「晩秋〜初冬」です。

2つ目は、「冷暖房による影響」です。
現代人にとって、原因となりやすいのがこれでしょう。

人工的な寒暖差は、体だけでなくこういった箇所にも影響を及ぼします。

こんな人は要注意!

しもやけはなりやすい人と、なりにくい人がいます。

以下のような人は、しもやけになりやすい人なので、後ほどご説明する「予防法」を実践するなど、日頃から対策をしておく必要があるでしょう。

  • 子供
  • 身内にしもやけで悩む人がいる(遺伝)
  • 冷え性
  • 栄養不足(特にビタミンE)
  • 水仕事が多い人
  • 汗かきな人

しもやけが遺伝するという点はあまり知られておらず、意外と感じる人もいるかもしれません。
しかし、血管の遺伝と言われると、それほど驚くことでもありません。

しもやけは血流障害の一種なので、遺伝することは十分にありえるのです。

3 3つの対処方法

ここではもし、しもやけになってしまった場合に即効果を期待できる方法を3つ、ご紹介します。

1つ目《クリームを塗る》

しもやけに効果的なクリームは「ビタミンE」が豊富なものです。

なかでも、しもやけに苦しむ方々から大人気なのが「ユースキンA」です。

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炎症を抑える「グリチルレチン酸」、血行を促進する「ビタミンE」、皮膚に潤いを与える「グリセリン」と「ビタミンC」が豊富に含まれています。
なので、炎症押さえ込みながら、根本的な回復を期待することが出来ます。

たっぷり使える、ポンプタイプもあるので、使い勝手の良い方を試してください。

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2つ目《血行を良くする》

2つ目は、クリームよりも直接的に血行を促進する方法です。

熱めの湯⇔冷たい湯」で足湯をすることです。
それぞれ2〜5分ずつ、5回程繰り返すと良いでしょう。

末端部分に直接刺激を与えることで、血流が流れ、冷え性の根本を解決します。

しかし、治りを早めることは出来ますが、炎症を直接的に抑えること出来ません。
なので足湯の後にクリームを塗るなど、並行して実践することをオススメします。

3つ目《縄跳びをする》

3つ目におすすめするのが運動すること。
中でもオススメするのは縄跳びです。

縄跳びは、つま先でジャンプするため、血流を改善するのに有効です。
10〜20分ほどやり続けると、なお効果的です。

縄跳び以外でも、ジョギング・ウォーキング・スクワットなどの有酸素運動であれば、自分にとってやりやすいもので良いでしょう。

4 しもやけと似た病気とは?

しもやけと勘違いされやすい病気に、「膠原病コウゲンビョウ)」があります。

しもやけの様に、気温などに影響されず、寒気以外にも症状が見られます。

膠原病の症状の一つに「かゆみ」があり、これがしもやけと間違えられてしまう理由です。

膠原病ってどんな病気?

膠原病とは、タンパク質(コラーゲン)に、全身的な障害や炎症が起こる病気の総称です。
つまり「膠原病」という病気があるわけではありません。
代表的なものに、関節リウマチが含まれます。

膠原病患者には、自己免疫の異常が多く見られるという特徴があります。

また、白血球が次第に減少していくことが多く、菌やウイルスを退治する機能が低下してしまい、様々な感染症などにかかる恐れがあります。

膠原病が発症する原因は、いまだはっきりとは分かっていません。
現在は、遺伝が関係しているのではないかと言われています。

5 痛みに苦しむ前に予防しよう!

しもやけとは何かを知り、原因や対処法もわかったところで、最後に予防方法についてお話します。

命に関わるわけでもなく、障害が残るわけでもないしもやけですが、とは言っても痛いのは嫌ですよね。

できることなら予防したいものです。

以下はしもやけの予防に有効で、尚且つ、日常の些細なことに注意するだけなものを挙げていきます。

  • 体を冷やさない
  • 保湿などのケア
  • 手の保護(水仕事中にゴム手袋をするなど)
  • 手足を濡れたままにしない
  • 圧迫しない
  • 過剰な厚着は避ける(汗をかきやすい)
  • 有効な栄養素を積極的に摂取する

有効的な3つの栄養素

上記で、しもやけ有効な栄養素を、積極的に摂取しましょうと言いましたが、それは具体的にどんなものでしょう?

ビタミンE

ここまでにも何度か登場した「ビタミンE」は、しもやけ対策もとい、血行促進には欠かすことの出来ない栄養素です。

毛細血管を拡げ、細い血管にも十分な血液が通るようにします。

以下の食品に豊富です。

  • うなぎ
  • 落花生
  • アーモンド
  • 卵黄
  • 植物油

ビタミンC

ビタミンEを効率的に吸収する上で、必要となるのが「ビタミンC」です。

同時に摂ることで、相乗効果が期待できるため是非一緒に摂るようにしてください。

以下の食品に多く含まれています。

  • 緑黄色野菜
  • 果物類(特に柑橘系)
  • イモ類

タンパク質

全ての栄養素を、体内で有効な物質にするために不可欠なのがタンパク質です。

以下の食品を摂ることをオススメします。

  • 納豆
  • 豆腐

6 最後に

いかがでしょうか?

しもやけはついつい長引かせてしまいがちです。
その症状、原因、メカニズムを知っておくのはもちろんのこと、対処法や予防法を知って、避けられる痛みや痒みは、しっかりと防ぎましょう。

また、症状が似通っている物は、しもやけとの違いを知っておくことによって、正しい判断が出来る様になりましょう。

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