「35度3分か、、。なんでこんなに平熱が低いんだろう?」
低体温、気になりますよね。
子供は体温が高く、大人は低いのが当たり前
と思いがちですが、実は大きな間違いです。
低体温は様々な身体の不調を引き起こします。
・血流が悪くなり、腰痛、肩こり、頭痛などが慢性化する
・免疫力が弱くなり風邪をひきやすくなる
などの他、
ガン、脳梗塞、心筋梗塞などのリスクも高まります。
特にガン細胞は35度台の体温で最も活性化すると言われています。
低体温の状態で良いことは何もありません。
今すぐ改善に向けて取り掛かりましょう。
低体温は良くないというのはわかっているけど、
「何をしていいかわからない」
「色々情報がありすぎて、、」
という方に
「まずはこれだけはやって!」という改善方法をご紹介します。
食事、入浴、運動についてです。
低体温改善は毎日の積み重ねが大切です。
どれも簡単に実行、継続できるものばかりですので
この記事を読み終えたらすぐに取り組んでみてください。
目次
1 食生活を見直して低体温を改善!
口に入れるものによって、身体が温まったり冷えたりします。
低体温の人は特に温まるものを摂取する必要がありますので
普段から気を付けてください。
1-1 ショウガをフル活用しましょう
ショウガは、医療用漢方薬の70%に含まれています。
漢方では身体の「冷え」を取って体調を改善するという
考えを持っています。
その漢方薬の7割に使われているのですから
ショウガを摂取することは必須です。
1-2 ショウガには主に3つの効果があります
①血の流れを良くする
・心臓を刺激し、血管を開いて血流を良くする
・粘膜の分泌を良くして血液の汚れを取る
・肝機能の強化、白血球の機能を促進して体内の毒素を分解する
・コレステロールの低下作用
・血栓の予防、改善
②気の流れを良くする
・抑うつ気分を取る
・副腎髄質を刺激してアドレナリンを分泌させ
気力を高める
③水の流れを良くする
・発汗を促して体液の流れを良くする
・尿の出を良くして水の滞りをとる
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ショウガの代表的成分であるジンゲロールは
30度を超えるとショウガオールに変わります。
ショウガオールは発熱を促して体温を上昇させ
体内の脂肪や糖質の燃焼を促進します。
また、血管を拡張して血行促進し、免疫力を高めます。
1-3 毎日少しずつでもショウガを摂ろう
ショウガは色々な料理に混ぜることが可能です。
一例として、ショウガ紅茶とショウガチャーハンの
レシピをご紹介します。
ショウガ紅茶の作り方
材料
ショウガ 10g
紅茶 1杯分
ハチミツまたは黒砂糖 適量
熱い紅茶を用意し、カップにショウガをすりおろして入れます。
お好みで黒砂糖かハチミツを入れれば完成です。
1日2~4杯は飲みましょう。
ショウガチャーハンの作り方
材料(二人分)
ごはん 茶碗2杯
卵 1個
ネギ(みじん切り) 小さじ1
塩だれ 大さじ2
ショウガ(みじん切り)小さじ1
サラダ油 小さじ1
ごま油 少々
えび(ボイル) 適量
①ごはん茶碗2杯分と卵ネギ塩だれをボールに
入れてよく混ぜる
②フライパンにサラダ油をひき、①を入れ
パラパラになったらごま油を加えて
③えび(ボイル)をのせて出来上がり
普段食べるものにショウガを加えるだけで
低体温対策になります。
例えば
・わかめスープに入れる
・ほうれん草のしょうが味噌和え
・ショウガゼリー
など、様々なところで使えますので
ぜひ試してください。
身体を「温める食べ物」と「冷やす食べ物」を知ろう
代表的な温める食べ物と冷やす食べ物をまとめましたので
参考にしてください。
温める食べ物 ・北方産 ・硬い ・赤、黒、橙、黄色のもの ・塩、味噌、醤油 ・日本酒 赤ワイン ウイスキー、梅酒 ・根菜(ゴボウ、ニンジン、レンコン、ヤマイモ) ・黒っぽいもの(紅茶、海藻、小豆、黒豆) |
冷やす食べ物 ・南方産 ・やわらかい、水っぽい ・青、白、緑色のもの ・水、酢、牛乳 ・ビール、ウイスキー、コーラ ・葉菜類 ・白いもの(白砂糖、白パン、化学調味料) |
冷やす食べ物が絶対にダメ!というわけではありません。
少し気を付けて、温める食べ物の比率を
上げていきましょう。
2 入浴方法を見直して低体温を改善!
入浴は毎日の習慣として取り入れやすいので
低体温改善に近づきます。
シャワーで簡単に済ます人もいますが
低体温を改善するのであれば、必ず湯船に浸かるようにしましょう。
2-1 入浴で4つの効果が得られます
-
血行促進作用
冷えやすい末端まで血管が拡張されて血行が促進。
酸素や栄養が行きわたり、老廃物の排泄もスムーズになります。
-
水圧がむくみを解消
適度な水圧が血管やリンパ管を圧迫して流れを促し、
全身の代謝を良くします。余分な水分が排出され
むくみもすっきりします。
-
浮力によるリラックス効果
浮力により、体重が通常の10分の1以下の体感になります。
筋肉が緊張から解放されてリラックスできます。
-
ストレスの解消
ぬるめのお湯に浸かると、脳からα波が出ます。
副交感神経が優位になり、力が抜け、ストレスが解消されます。
2-2 半身浴がおすすめ
半身浴は下半身を集中的に温める入浴法です。
血圧や心肺機能に不安がある人には特におすすめです。
肩まで浸かる全身浴とは違い、肺や心臓への負担が少ないため
長時間お湯に浸かることができます。
水位をみぞおちの下あたりに設定します。
もし寒いなら、最初は全身浴をしてから半身浴に切り替えるといいです。
2-2-1 ぬるいお湯に浸かろう
熱いお湯 自律神経 交感神経優位(興奮) 心拍数 活発になる 血圧 上昇する 気持ち 緊張する |
ぬるめのお湯 自律神経 副交感神経優位(リラックス) 心拍数 ゆっくりになる 血圧 不変、またはゆっくり低下 気持ち ゆったりする |
熱いお湯は体力を消耗し、
疲れやすくなるので
なるべくぬるめのお湯に浸かりましょう。
2-3 おすすめ入浴剤4種
端午の節句には菖蒲湯、冬至にはゆず湯など
日本人は季節や風習に応じて入浴剤を取り入れてきました。
天然の入浴剤から溶け出したビタミンやミネラルは
美肌効果も期待できます。
-
ショウガ湯
ショウガ1片をすりおろしてそのまま湯に入れます。
もしくはガーゼの袋などに入れて湯に浮かべます。
ショウガオールという成分が身体を温め、
腰痛、神経痛にも効果的です。
-
菖蒲湯
葉を洗ったらそのまま湯船に入れます。
さわやかな香りにより気分がリラックスできます。
-
みかん湯
3~4個分の皮を天日干しして、乾燥したものを湯船に入れます。
みかんの皮は漢方薬の「陳皮(ちんぴ)」として活用されています。
皮に含まれるリモネンという精油成分には美肌効果があります。
-
市販の入浴剤なら炭酸入浴剤
硫酸ナトリウムが含まれ、ひび、あかぎれケアをしてくれます。
また、炭酸入浴剤は抹消の血管を刺激し、身体を温めます。
3 運動で低体温を改善!
体温の40%は筋肉から生み出されていて、
その筋肉の70%は下半身に存在します。
下半身をしっかり動かすことが体温の上昇につながります。
3-1 ウォーキングで熱を作ろう
体温を上げるために、ウォーキングを取り入れましょう。
運動習慣がない人でも始めやすいのでおすすめです。
3-1-1 ウォーキングのメリットは
・心肺機能を整える
・全身の血行を良くする
・自律神経のバランスを整える
・脂肪を燃焼する
・気持ちが前向きになる
などがあります。
また、ウォーキングで腕を振ることにより肩甲骨まわりの筋肉がほぐれます。
ここには熱を作り出して体温の維持を助ける褐色脂肪細胞があります。
なのでウォーキングは他の運動よりも熱の生産量を高めやすいのです。
3-1-2 ウォーキングのコツ
・肩の力を抜いて背筋を伸ばす
・まっすぐ前を見る
・腕は後ろに引くことを意識する
・歩幅はなるべく大きく
・ひざを曲げない
・かかとから着地する
1日1万歩を目標に頑張りましょう。
3-2 カーフレイズ
雨などでウォーキングができない日でも
部屋でできるので便利です。
第二の心臓と言われるふくらはぎを刺激して
血行を良くします。
やり方
- 肩幅よりやや広めに脚を開いて立ちます。
- その場でかかとを上げ下げします。
- 10回を1セットとして、10セットやりましょう。
3-3 その場で足踏み
いつでもどこでもできますね。
足踏みをするだけでも下半身の血液循環を良くし
全身を温める作用があります。
やり方
- 背筋はまっすぐ
- 太ももと床が平行になるぐら足を上げる
- 足踏み10回を1セットとして、10セットやりましょう。
まとめ
食事、入浴、運動それぞれの分野ですぐに実践できるものを
ご紹介しました。
もちろんショウガ以外にも身体を温める食べ物もありますし
ウォーキングだけではなく、筋トレなども効果的です。
しかし、いきなりあれもこれも手を出して挫折するよりは
今回ご紹介したことをまず実践してほしいと思います。
もちろんどれも効果が高いものばかりです。
自信をもっておすすめします。
低体温は、短期間でいきなり改善されることはありません。
日々の生活の中から少しずつ変えていくしかありません。
何かひとつでも今日から取り入れていただければ嬉しく思います。
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