「よく風邪をひくなあ、、」
「風邪っぽいけど熱はないなあ、、」
こんなことありますよね。
頻繁に風邪をひく人、慢性的に体調不良の方は低体温の可能性が高いです。
低体温だと免疫力が弱くなります。
ひどい人は1か月に1回ペースで風邪をひく人もいます。
平熱は高いほうが良いのです。
昔の日本人と比べて、私たちの平熱は急激に下がっています。
低体温だとどんな不都合があるのか、
低体温の人はどんな対策を取るべきかをまとめました。
「風邪を頻繁にひく」
「風邪なのに熱が低い」
こんな方は必ずこの記事を読んで、
低体温改善に向けて実践してください。
目次
1 低体温の人が風邪をひきやすい理由
低体温の人が風邪を引きやすい理由は
身体の抵抗力=免疫力が下がるためです。
1-1 免疫力が下がると身体の不調を引き起こす
免疫力とは細菌やウィルスなどの外敵から身体を守ったり、
体内で生まれるがん細胞を死滅させたりして、
体が病気にならないための力です。
この力が下がると、当然細菌やウイルスに感染しやすくなります。
風邪の諸症状(頭痛、鼻水、咳、喉の痛みなど)は
免疫力が弱い人ほど発症します。
低体温の人ほど、慢性的にこの免疫力が低くなっています。
2 風邪をひいているのに体温が上がらない理由
低体温の人の中には「風邪をひいてるはずなのにそんなに熱はないな」
という人もいます。
その理由をご紹介します。
2-1 これから熱が上がるところ
先に症状が出てしまって、これから熱が上がるところ、という
可能性があります。しかし、低体温の人は免疫力の働きが
弱いため、十分に体温が上がらないこともあります。
2-2 冷えによる体調不良
身体が冷えることによって、たまたま風邪の時と似たような症状が
出てきてしまったということも考えられます。
ウイルスによる攻撃ではないため、免疫力が活性化せず
発熱しないパターンです。もはや生活習慣病です。
2-3 もともとの平熱が低すぎる
「あーだるい、風邪だな、こりゃ、、。あれ、でも36.7度しかないな。」
という方でも、例えば平熱が35.2度だったら1.5度も上がっているので
だるさを感じるでしょう。
一般的には36.7度は高熱ではありませんが
平熱が低すぎるために風邪の症状を感じるパターンです。
いずれにせよ、正常な状態ではないため
体温を上げつつ風邪を治していくしかありません。
3 低体温は万病のもと
そもそも低体温の人は免疫力が低いので
風邪に限らず、様々な病気への抵抗力が弱くなっています。
3-1 ガン細胞は低体温が大好き
日本人の死因第一位の「ガン」ですが、35度台などの
低体温で一番増殖することがわかっています。
低体温は風邪だけでなく、大きな病気につながりやすくなるのです。
3-2 ベストな体温は36.5度以上!
人間の内臓は体温が36.5度で正常に働くようにできています。
身体の体温が低いと消化吸収が悪くなったりして
疲れがぬけにくくなったりします。
35度台の低体温の人は、それだけで病気予備軍なのです。
当然、頻繁に風邪をひきやすくなります。
3-3 50年前の日本人の体温は36.8度だった
50年前は平均体温は36.8度だったと言われています。
半世紀で1度も低下してしまいました。
昔の人のほうが高体温で、免疫力が高かったようです。
4 低体温の人が「風邪をひいているとき」にやるべき3つのこと
まず考えなければいけないのは、水分補給と発汗です。
水分補給をしながら汗を出しきることが大切です。
ちなみに食欲がないのは、老廃物の元となる食べ物が
体内に入るのを防ごうとする自然な反応なので
無理に食べる必要はありません。
4-1 とにかく寝る
風邪をひいたときは身体がだるくなって、
自然と休みたくなるはずです。
なので、その身体の声に耳をかたむけて
ちゃんと横になりましょう。
「寝るのが大事」とわかっていても
仕事が気になったり、友達とメールしたり、スマホでネットサーフィンをしたり
なかなか休まらない人も多いのではないでしょうか。
全てシャットダウンして、休むことに集中しましょう。
喉の乾燥を防ごう
どうしても喉が乾燥しやすく、ウイルスが繁殖しやすくなります。
なので喉の環境を守ることが風邪の改善になりますし
予防にもなります。
・起きた時に水分補給ができるよう、ペットボトルを近くに置いておく
・乾燥を防ぐためにマスクをつける
・喉を冷やさないために首にタオルを巻いて寝る
以上のことに気を付けて寝ましょう。
4-2 身体を温める飲み物を飲む
- ショウガ紅茶
殺菌作用、抗ウイルス作用のあるショウガ紅茶に
身体を温める効果がある葛粉3gを水で溶いてから入れましょう。
1日に3-4杯飲みましょう。
発汗が促されます
ショウガの辛味成分であるジンゲロールには血流改善作用が、
紅茶にはテアフラビンという成分が抗酸化作用を
持っています。
- だいこん湯
だいこん湯にすりおろしたレンコン大さじ3を加え
最後に葛粉小さじ1を水で溶いてから入れ、
よく混ぜて飲みましょう。
発熱性の風邪、気管支炎、便秘、下痢に効果があります。
4-3 風邪のひき始めなら入浴もOK
「熱があるときは風呂に入るな」とよく言われますよね。
ごく初期に「入浴したい」と感じた場合は
入浴をしても大丈夫です。
むしろ入浴をして汗をかくことで体温が上がり、
免疫力が上がります。
4-3-1 風邪をひいたときの入浴の判断基準
どれぐらいの熱なら入浴して良いのか、
どんなことに気をつけなければいけないか、
などの目安をご紹介します。
・38度以上のときは入浴を控える
・悪寒、倦怠感がある場合は控える
・ぬるめのお湯にする(熱いお湯は体力を奪うので)
・絶対に湯冷めをしないようにする
・入浴後は水分を補給する
とにかく無理をしないことが大切です。
5 低体温の人が普段からやるべきこと
低体温の人は抵抗力が低いので
風邪を引く前に対策をすることが大切です。
5-1 身体を温める食べ物を採ろう
食べ物には身体を温めるものと冷やすものがあります。
体を温める野菜は、
・冬が旬の野菜
・寒い地域でとれるもの
・地面の下にできる野菜
野菜 ショウガ、にんじん、ごぼう、たまねぎ、大根 果物:りんご、桃、ぶどう、さくらんぼ 魚介類:さけ、さんま、まぐろ、エビ |
体を冷やす野菜は
・夏が旬の野菜
・南国でとれるもの
・地面の上にできる
野菜:レタス、キャベツ、ほうれんそう、キュウリ、トマト 果物:バナナ、パイナップル、マンゴー、メロン 魚介類:うなぎ、しじみ、あさり、ウニ |
神経質になる必要はありませんが
なるべく身体を温めるものから食べましょう。
5-2 レッグウォーマーを履こう
ふくらはぎは下半身の血液を送り出す
ポンプの役割をしています。
レッグウォーマーでふくらはぎを温めることによって
血流が良くなり、免疫力が高まります。
5-3 腹巻をしよう
低体温の人は内臓が冷えています。
内臓が集中しているお腹周りを温めることが
体温と免疫力を上げることにつながります。
下半身も一緒に温めることができる
腹巻一体型パンツがオススメです。
(おすすめ腹巻はこちら)
まとめ
風邪というと、真っ先に薬に頼りたくなります。
しかし、体温を上げることが自分で風邪を治す一番の方法です。
体温を下げる薬はありますが、体温を上げる薬はありません。
自力で体熱を作るしかありません。
身体を温める食べ物を採ったりして36.5度の
体温を取り戻しましょう。
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