「午前中は体がだるい…」「立ち眩みが多い…」「肩こりが治らない…」
そんな症状にお悩みの方はいませんか?
私自身、酷い低血圧で長年苦しんでいました。立ち眩みや頭痛、疲れが蓄積されやすいなど、多くの症状に悩まされてきました。
これらの症状を打開するには、体質から改善していくしかないと思い、様々なことに試みた結果、実際に効果が感じられたものをご紹介します。
低血圧は、体質であることが多く、原因がはっきりしない場合が殆どです。それでも、改善していくことは可能です。たとえ完治しなくても、少しの努力で、いまの辛い症状が大きく改善されたら嬉しいですよね?
体質の改善は、一朝一夕に改善できるものではありませんが、続けることで、確実に効果を実感することができます。しかも、本記事では毎日続けることができる、とても簡単なものだけをご紹介します。
目次
1 低血圧を改善する
まず初めに、
① 低血圧を改善すると、どんな症状が緩和されるのか
② 実際にどんな成分が低血圧に有効なのか
という2点について、詳しく説明していきます。
低血圧の改善とはどういうこと?
まず、一口に「低血圧」と言っても、その症状は様々です。代表的なもので、
・頭痛
・めまい、立ち眩み
・疲労感、倦怠感
・胃腸の不具合
・朝スッキリ起きることができない
などが挙げられます。
低血圧を改善するということは、これらの原因を元から改善することに繋がります。
低血圧を改善する成分とは
では実際に、どのような成分が、低血圧を改善してくれるのでしょう?
・タンパク質
・ミネラル類
・ビタミンE
・DHA
等々が、低血圧を改善する成分として代表的なものです。しかし、どんな食品にこれらの成分が含まれているのか知らなければ、自分で摂取することはできせんね。
次章では、実際の食品を挙げ、その食品に含まれている成分をご説明します。
2 身近な食材で十分に改善できる
ここまで読んで頂いて、
「食事で体質を改善するなんて、余程貴重なものを食べないといけないのでは?」
と感じた方もいるのでは?
実は、そんなこと決してありません。低血圧を改善する食品は、私たちのすごく身近にあります。毎日食べることも、きっと難しくはないでしょう。
低血圧を改善する食べ物
低血圧を改善する、身近な食べ物には
・チョコレート ・ナッツ類 ・チーズ類
など様々なものが、挙げられますが、どれも毎日食べるものかと問われると、難しいですよね。多くの人が、どれも特別に意識していないと摂取しないものでしょう。
そこで!上記のもの以外に、普段の食生活で取り入れることができる食品をご紹介します。
大豆製品
近年、ますますその効果が騒がれている「大豆製品」ですが、ここでも登場します。大豆製品にはとても良質なタンパク質が含まれています。
ではなぜ、タンパク質が低血圧に良いのでしょうか?
低血圧の原因として、考えられていることの一つに、「体温の低下」が挙げられます。
まず私たちの体には、血液を循環させるポンプがあります。このポンプは筋肉でできています。ポンプの力が弱いと、血が全身に巡らず、体温が下がります。筋肉の原料は「タンパク質」であり、タンパク質を摂取することは、ポンプの動きを促進させることに繋がります。
良質なタンパク質は、大豆製品の他に
・さやえんどう ・さやいんげん ・生姜 ・唐辛子
・赤身肉 ・魚 ・乳製品
などにも多く含まれます。
また、大豆製品にはDHAも豊富に含まれていることも、魅力的と言えます。
海藻類
代表的な海藻類には「わかめ」が挙げられます。海藻類には「ミネラル」が非常に豊富です。そしてこのミネラルですが、体内で作ることができません。そういった理由から、現代人は慢性的なミネラル不足となっています。
中でも、「鉄分」が非常に欠乏しています。鉄分は、みなさんもご存知の通り、血を作ることには欠かせない栄養素です。つまり、海藻類を食べることで、めまい・立ち眩み・貧血などの症状を和らげてくれます。
しかし海藻類を摂る際には、注意が必要です。海藻類は消化に時間がかかる食品なので、食べ過ぎると消化不良を引き起こす恐れがあります。
野菜類
野菜が、様々な病気の改善や健康を保つ上で重要であることは、もはや、説明は要らないほど誰もが知っていることかと思います。
では、数ある野菜の中でも、低血圧に効果的な野菜は何でしょう?
上記で挙げた、「さやいんげん・さやえんどう・生姜」はもちろんですが、その他にも、「玉ねぎ」は疲労回復効果が高く、またニンニクと併せて摂取すると、相乗効果によってより大きな効果が期待できます。
食事の仕方から見直そう
ここまで、摂取すると良いものをご紹介しました。次に、
「そもそも、あなたの食事の仕方は大丈夫?」という点について、お話しします。いくら、有効な食材を食べても、食事の仕方そのものに問題があっては、折角の食材も効果を発揮してくれません。
一日三食食べよう
基本中の基本ではありますが、毎日しっかりと食事を摂ることは、非常に大切です。特に、低血圧の人にとって大切なのは「朝食」です。朝は少しでも長く寝ていたいという人も多いかと思います。体も怠いことだろうと思います。その気持ちはよくわかります。
しかし、朝食を食べないと、いつまでも脳が活動を開始せず、午前中はぼーっとしたまま…なんてことになってしまい、悪循環から抜け出すことができません。まずは辛くても、布団から出て、少量でも良いので朝食を食べるようにしましょう。
温かいものを食べよう
低血圧の原因に、体温の低下が考えられるとは、先ほどもご説明しました。それと同時に、季節に関係なく「冷たいもの」を控えることも大切です。
冷たいものは絶対ダメというわけではありませんが、これからの季節、外の気温が上がっていくことに伴って、ついついキンキンに冷えたものを、食べたり飲んだりしたくなることでしょう。
しかし、考えてみてください。電車もオフィスもお店の中も、冷房でかなり温度が下がっていますよね。その上、体の中からも冷やしてしまったら、体温が下がり過ぎてしまうことは、お分り頂けるかと思います。
なので夏場でも、できるだけ常温に近いものを摂取するようにしましょう。
食事制限ダイエットに要注意
女性は特に、体型には気を使いますよね。現代人は、ダイエットをする際、真っ先に「食べない方法」になりがちです。健康な人であっても、あまり体に良くない「食事制限ダイエット」ですが、低血圧の人は特に注意が必要です。
それは、闇雲にカロリーの高そうな食べ物を摂取しない方法です。確かに、動物性脂肪や糖分の取り過ぎは、肥満や生活習慣病の原因となります。しかし、一見カロリーの高そうな肉類には、低血圧を改善するために必要なたんぱく質が含まれています。このような場合は、しっかりと別の食品から「たんぱく質」を摂取することが必要です。
食事制限ダイエットをする際は、必要な栄養素をバランスよく摂取した上で、余分なカロリーの摂取のみを控えるようにしましょう。
3 改善策は食品だけではない
次に、食事以外で低血圧を改善する方法をご紹介します。人間の体に最も大切なことは「バランス」です。つまり食事以外のことにも、バランスよく気を配ることが必要なのです。
食事以外で改善するための3つのポイント
では、具体的に何に気をつければ良いのでしょう。ここでは3つのポイントに沿ってご説明します。
飲み物
低血圧のみなさんには、コーヒー・紅茶・緑茶など、カフェインを適量摂取することをお勧めします。カフェインには、血管を収縮させる働きがあります。この働きによって血流が良くなり、結果的に低血圧にも効果的なのです。飲むときは、温かいものをおすすめします。
熱いシャワーを浴びる
ここでのポイントは、朝にシャワーを浴びることです。朝のシャワーは、自律神経を刺激するので、心身共に目を覚ますことができます。また、習慣づけることによって「シャワーを浴びたら起きる時間」と、体が覚えるので、自然とシャワーから出るとスッキリできます。
適度な運動
運動は、低血圧だけでなく体調を整えるための様々な改善・予防にも、大切なのが「適度な運動」です。重力に引かれ、物体も液体も上から下へ落ちていきます。血液も例外ではありません。なので、体の下部・足の筋肉を動かすことが効率的です。おすすめな運動は、ウォーキングや階段の昇降などです。
4 低血圧におすすめの漢方薬
「とにかく毎日が忙しくて、朝起きてから色々する余裕なんてない!でも低血圧は改善したい!」中には、そんな方もいるのではないでしょうか?ご安心ください。毎日飲むだけで、低血圧を改善できる漢方薬をご紹介します。
ツムラ 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
「amazon URL:https://amzn.to/2G9Bshi」
こちらは、10種類もの生薬が配合されている漢方薬です。
特に以下のような症状で、お悩みの方におすすめです。
・朝、起きることに時間がかかる
・眩暈がする
・ぼーっとすることが多い
・疲れやすい
・胃腸が弱い
思い当たる症状がある人は、ぜひ試してみてください。
5 さいごに
低血圧は、遺伝的なものだから改善することは難しい。そんな声も良く耳にしますが、決してそんなことはありません。諦めるのはまだ早いです。まずは、食生活・朝の過ごし方など、自分自身の私生活を、もう一度振り返ってみてはいかかでしょう?
きっと改善できる部分が見つかるでしょう。
SNSで最新情報をチェック