がんサポートDr. :中村健二
お金の小学校校長 :近藤正樹
目次
最新のがん治療論 3つの説から考える、がんの捉え方
近藤
今日先生に聞きたいのは、一般的に僕はファイナンシャルプランナーの仕事をしているんでこの15年くらいやってきて、たぶん年1000人くらいの方とお話ししてきた中でやっぱり医療の話が出てくるんですけど、ほとんどの方がこうなんじゃじゃないかって思う、勝手な先入観ですよね。がんは遺伝なんじゃないのかとか、がんは二言目には怖いって言うんだけど漠然と怖いだけど何が怖いのか分からないんですよ。
だけど、怖いって言っている本当に怖いのどうなのっていうようなことを今日は先生からまずはお話し聞きたいなと…
中村
そこはね、今こういうセールスなんです。。
郵便局行くと今アフラックがバーンと出ていますよね。で東大の中川先生の動画いつも流れているんですよ。
近藤
はい
中村
で、中川先生は東大の先生だから経緯があるんですけど、こういうんですよ。「がんは老化です」と。
近藤
老化?
中村
はい。老化の病気だと、老化って言うことは私たち年取ったら取ったままですよね?
近藤
はい
中村
子供に戻らないですよね(笑)
近藤
戻らない。戻らない(笑)
中村
だから、一方通行なイメージなんですよ。
近藤
あ!一度がんになっちゃったら進行は進むわけですけど戻らないってこと?じゃあ治らないっていう考え方?
中村
(治らない)と、言うメッセージが流れているからみんな怖くなっちゃっているんですよ。
近藤
なるほどー。
中村
で、これは遺伝子の研究が進んだからですよ。がんという病気のがん細胞を色々調べていたら遺伝子がおかしいぞと。
近藤
人間の遺伝子?
中村
人間の細胞の遺伝子が壊れている。で、がん遺伝子が見つかった。また、それを抑制する遺伝子が壊れている。
近藤
うんうん
中村
遺伝子が壊れているという事が見つかったから、がんは遺伝子の病気だっていう話になっちゃったんですよ。
近藤
ほぉ。
中村
で、その遺伝子が壊れるという事は長く生きているとコピーミスだとか、放射線があったとかいろんな不活性酸素があったとかいろんなその壊れる要因があったんだからそれが積み重なった結果、遺伝子が正常にコピーされなくなって不良品ができて、その最たるものががんですよっていう説明が定説になってしまった。(がんの原因として遺伝子のコピーミスが定説化)
近藤
あ、そういう事。ってことはちょっと違うんじゃないかってことですか?
中村
その定説の為に遺伝子の邪魔をしてあげれば…その壊れた遺伝子がどんどん増えていく。
それががん細胞になる。わけだからその増えていく遺伝子を攻撃して、増えさせない。
近藤
なるほど、はい。
中村
という戦略があるんじゃないかという研究の元に抗がん剤とかたくさん今作られてがんの治療薬としては遺伝子を攻めている。また、放射線治療も遺伝子を攻めている。で、外科手術とかは遺伝子は関係ないけど悪いものをゴソッと取っていく。
近藤
はい。
中村
これが遺伝子説の上に成り立った正当な治療法として普及してきたわけですよ。世界中に。
近藤
世界中に!
中村
というのがあるのでがんは家系なんじゃないか、遺伝なんじゃないかという風に勉強してきたというか、そのようなことはほとんどの人が知っているんですよ。ところが2018年に京都大学の本所先生がノーベル賞を取ったでしょ。
近藤
あぁ。はい。まだ最近ですね。
中村
これは、オプジーボっていう免疫チェックポイント阻害薬っていう長い名前がついているんですけど、この薬を開発したことでノーベル賞を取ったんですよ。
近藤
そのオプジーボって名前はニュースなどで聞いたことはあるんですけど、オプジーボって何がノーベル賞なのか…
中村
本所先生は何を研究していたかっていうとがん細胞は置いといて、がん細胞のような不良品が現れた時に免疫細胞がそれを処理しているぞっってことに関心があったんですよ。
近藤
免疫細胞っていうのは人間の免疫って言われているものですか?
中村
そうです。今コロナが流行ってて、免疫力あげなきゃって言われてるやつ。そういう時に活躍する細胞。リンパ球とか白血球とかって聞いたことありますよね?
近藤
はい
中村
ああいう、よそ者が入ってきた異物が入ってきたっていうものを処理する、体を守るっていうシステムとしてあって赤血球、白血球、リンパ球っっていう血液の成分として体の中をパトロールしているわけですよね。
近藤
うんうん。
中村
で、がん細胞に限らず、いろいろなものが(細胞の)寿命が来たりすると処理しなきゃいけなくなるじゃないですか。そういうことを処理している細胞をマクロファージがあるとかね、nk細胞があるとか細胞の種類はいろいろ分かっていたんだけど、その中でいくつかの細胞ががん細胞をやっつけている。なおかつがん細胞を食べちゃってる。
近藤
えぇぇ(驚)
中村
そういう事に(本所先生が)興味を持っていた。
近藤
なるほどー。
中村
なので、その免疫細胞の方に関心を持ってがんとの関係で調べたところどうも免疫細胞が眠らされているとがんによって…。
近藤
はいはい。
中村
だから、目覚めさせればがんをちゃんと攻撃してくれるんじゃないかと…。
近藤
なるほど。
中村
そこが着眼点だった。私たちは毎日数千個の細胞はがん細胞として出てきているって話は聞いたことありますか?
近藤
それが、聞いたことあるんですよ!びっくりですよね!毎日毎日(がんが)生まれてきているってことですよねぇ
中村
毎日毎日がん細胞は生まれてきているのに、がんにならないじゃないですか。
近藤
はい
中村
毎日免疫細胞が処理してくれている
近藤
毎日(がんを)叩いてくれているっていうか壊してくれていると免疫細胞が。
で、がん細胞が眠らせようとしてくるって事ですねよ?
中村
で、そのことを本所先生は研究していた。本所先生は遺伝子派からすると亜流だったわけですよ。
近藤
なるほど。
中村
「あなたね、がんの話をしているけれど、がん細胞の事何も知らないじゃん。免疫細胞のことは知っているかもしれない。けど、がんの本堂ってのはがん細胞の事を勉強している研究をしている人をがんの専門家っていうのであって、免疫細胞の事をね、勉強していることはがんの立場からみると亜流」だと
近藤
なるほど。よそ者ってことですよね?
中村
それを本所先生はノーベル賞を取った時のインタビューでも(亜流だと)そういっています。この考え方はどいう事かっていうとがん細胞と免疫細胞がある意味綱引きしている。で、私たちは免疫細胞が頑張っているからがん細胞に勝っているからがん細胞がどんなにできていても構いませんよと
近藤
はいはい。
中村
だから、細胞が眠らされている方はちょっとね。足場が(免疫細胞が)弱くなっちゃう。(免疫細胞は)いるんだけど(がん細胞が)強くなっちゃう。大きな居場所を作っちゃう。という考え方。
だから前提として遺伝子の病気でもなんでも構わないよ。だけど問題は免疫力が弱っているんだ。免疫力を元に戻してあげれば要するに治りますよっていう考え方が免疫をやっている人たちの考え方なんですよ。
近藤
なるほどー。
中村
そうすると、老化じゃないんですよ。
近藤
そうですね!
中村
がんというものをどういう風に考えるかっていう時に老化って考える人と免疫のバランスが負けているだけだよっていう風に考える人とで大きく分かれるんです。
近藤
これまでの治療法はがんの細胞を叩けとか増やさないようにしようっていう流れから、そうじゃないよとこの免疫細胞を目覚めさせてしっかりと活動をさせてあげれば自然とがん細胞は消えてくれるってことですよね。
中村
これが免疫なんです。また、もう一つあるんです。これがんの人たちはみんな聞くんですけどがんは砂糖が好きなんです。
近藤
あ!聞いたことあります!糖分が好きなんですよね?
中村
そうなんです。例えば、PET-CTは砂糖にマーカー付けておくと(がん細胞が)パクパク食べるからちゃんと写るんですよ。と説明しています。
近藤
うちの母それ受けましたね!そいう説明をまさに受けました!
中村
要するに、がん細胞には特殊な好みがある。生きるために糖が大好きだと…。
近藤
好みですか。
中村
はい、偏食だと。で、私たちは生きるために呼吸が必要だと、呼吸をすることによって酸素が赤血球に乗っかって、その酸素を組織に運んで、細胞がその酸素をもらってそれをガソリンにして動かす。で、有酸素運動ってありますよね?
近藤
はい、ありますねぇ。
中村
酸素を使って細胞のエネルギーにしてエンジンを回しているというか、そういう使い方が細胞にあります。で。もう一つは短距離とか重いものをぐっと持ち上げたりすると疲れちゃうじゃないですか、これは酸素を使わない運動なんですよ。その代わり、糖を使っている。ブドウ糖を使って、グリコーゲンというブドウ糖を使ってエンジンの使い方なんですよ。
近藤
はいはい。
中村
身体の細胞ってダブルエンジンになっているんですよ。ブドウ糖と使うエンジンと酸素を使うエンジンと2つあるんです。で、なぜかがん細胞はブドウ糖を使うエンジンだけしか使わないんですよ。
近藤
なるほどー。
中村
なのでがん細胞の周りは低酸素でエネルギーを使わないから低体温の環境でがん細胞はすくすく育っているぜ、と。
近藤
なるほどー。
中村
この環境に酸素を送り込んでもがん細胞は酸素を嫌いだからって受け付けないんですよ。そういうことが分かっているもんだからがん細胞に糖を上げない。後は、温めちゃう。そうするとある意味がん細胞の好きな環境じゃなくなる。
近藤
そっか。温まれば低体温だったところがしっかりと(体温が)上がっていくからか。
中村
がんに嫌がらせをしてあげれば、ある意味兵糧攻めみたいになるんですよ。
近藤
うーん。なるほど。
中村
それだとがん細胞に攻め込むことができるんですよ。そういう学問の領域があってこれを代謝っていうんです。。代謝でがん細胞のことを考えている人もいるわけなんですよ。
近藤
なるほど。三つの派があるわけですね!
中村
で、今の話からするとがんを兵糧攻めすればいいじゃないっていう戦略になるわけですよね。と言う事は、後戻り出来るって事になるんですよ。
近藤
なるほど。
中村
今の環境を変えてあげればがん細胞は居心地が悪くなって大きくなれないですよ。うまくいくと自然消滅しちゃいますよという論理があるんですね。この理論に基づいて研究をした人が2019年にノーベル賞を取りました。
近藤
あ、また最近ですね!
中村
そうなんです!そのぐらい連続して免疫・代謝とがんに対してノーベル賞が出てくるわけだから、がんの病気をどう捉えるかっていうのは、まず遺伝もあるでしょう、免疫もあるでしょう、代謝もあるでしょうとこのような3つの土俵で科学の世界ではいっている。
近藤
うんうん。
中村
ただ、病院の先生方は免疫とか代謝の世界ではなく薬の世界なんですよ。なので、食生活変えたらどうですかとか、お風呂に入って体を温めたらどうですかとかは言わない。あとは医学部では習ってこない。
近藤
はいはい。
中村
また、保険診療の点数が付かない。この医療をやったら何点っていう保険の仕組み…
近藤
健康保険の?
中村
そう。健康保険の仕組みになっているので、本人や家族がそいう風にやるんだったらどうぞってことなんです。だけど、ノーベル賞取っててもその診療報酬の治療項目の中に入っていないからそれが良いのかどうか分かりません。という話になってきちゃうんですよ。
近藤
なるほど。
中村
私たちは保険点数になっているものはエビデンスがあるし、権威が認めているし、政府も認めているからこれが治療法として新しいものですよという立場で治療はしてくれますけどもどんなブースを取ったからといって免疫や代謝っていうのは入っていないからねぇ。
近藤
あ~。でもそれって日本の医学界だけの話でグローバルで見るとどうなんですか?世界的にみると今の代謝とかっていうのは世界的に…。
中村。
世界的に言うとどんどんアプローチされています。
近藤
へぇ~。
中村
どうされているかっていうと、オーソドックスな遺伝子を叩いていく、それと免疫力を上げるキノコとかハーブとかそいうのを一緒にやったら副作用が少なくなったとか抗がん剤の効果が上がっただとか、あとは代謝で温度を上げていくだとか、あとは食事療法で糖質制限をするだとか。
近藤
はい。
中村
糖質に代わるケトン体っていうのがあるんですけどケトンを含んだ食事に変えていくとか…そういったものを掛け合わせていくことで結果が良いものが出ますよねっていう話はどんどん出ている。
近藤
はいはい。
中村
では、なんで日本で出来ないのか?
近藤
そうですよね。
中村
日本では混合診療禁止っていうのがあるんですよ。
近藤
混合診療禁止?
中村
保険医療制度の中で、保険のメニューの中で中医協という中央社会医療保険協議会と呼ばれるところで医者は何やってもいいと、この薬はいくらですよと、でそれはいくらですよとそいうのを全部決めて、2年に一回は変えて少しずつ進化はしているんだけれでも、それを使うというルールの中で保険診療は行われているんですよ。
近藤
はい。
中村
で、このメリットは東京で治療を受けようが、離島で治療を受けようが、山の中で受けようが全部平等。
近藤
金額も?
中村
そう全部。金額も中身も。
近藤
はい。
中村
非常に平等で公平な制度なのだけれども、逆にお金持ちの人がこれもやりたい、あれもやりたいということは禁止しているわけ。
近藤
んー。
中村
その保険医療+αこれをやりたい、追加で私お金持っているから先生これもやってよってお願いしても「いや、この保険医療だから出来ないんですよね」って断られちゃう。
近藤
え?出来ないんですか!?へぇ…
中村
で、そこが問題でがんってステージがあるじゃないですか?
近藤
はい。
中村
初期の段階だったり、進行してたり…
近藤
はい
中村
初期だったらまぁ、取っちゃえばいいとか治療しちゃえばいいとか、治療成績がすごくいいんですよね。ただ、進行してしまうと標準治療というか今の遺伝子を狙う治療法っていうのはターゲットがあってそれを叩く治療であって、狙いきれないと…
近藤
うんうん。
中村
要するに、がんが進行していると体中に散らばっているから、そこらじゅう隅々にいるという事はどこに(がんが)潜んでいるのかわからないとたたけないですよね。
近藤
たたけないですねぇ…
中村
その時に標準治療だとお手上げになっちゃうんですよ。
近藤
なるほど。
中村
お手上げになっちゃったんだから(遺伝子を)たたくことが出来ないんだから、そこの残党たちは免疫チームに頑張ってもらうとか…
近藤
そうですよね!
中村
他にも、代謝で今まで生きてきた環境を変えましょうとか、この環境だと残党たちが生き残っちゃうから、残党たちが生きずらいような…体温を上げましょうとか食べ方変えましょうとか、そいう風にすれば残党がまた復活しないかもしれない。
近藤
そうですよね!トータル的に攻めて行けばいいですからねぇ!!
中村
そう!でもそれを病院でやろうとしてもまずメニューがない。
近藤
メニューに入れられないんですか??
中村
えー、ガイドラインを作ってくれればいいけども、そのガイドラインがない!
近藤
そのガイドラインは誰が作ってくれるんですか?
中村
ガイドラインを作るためにはエビデンスが必要なんですよ。
近藤
あぁ、そっか。けど、2018年にノーベル賞取っているわけでしょ!?十分なエビデンスじゃないんですか!?
中村
これ、研究と臨床は別なんですよ。
近藤
はぁ…、研究をやって臨床検査をやらなくてはいけないって事ですね(笑)?
中村
そうそうそう、安全性だとか効果があるだとか、報酬を付けていいだとか…そういうことを病院で、こんな患者さんにこういうをしました、そしたらこういう結果が出ました。じゃあ、これをメニューとして、いわゆる診療報酬の治療として認めますよと、というエビデンスを出さないといけないんですよ。
近藤
ちなみに、僕学生時代の治験のバイトをやったことがあるんですよ(笑)。胃潰瘍の薬かな?これを1か月くらい(病院に)行って、飲んで、血を採決するとか、そういう事ですよね?
治験というか臨床検査というのは…
中村
そうです!そういう事です。
近藤
それで、だいたい一つの治療が良いですよってなるまでどのくらいの年数をかけるものなんですか?臨床検査というのは・・・・
中村
基本的には年単位ですよね。ワクチンだってね、今何か月って言っているけどもそんなことは前代未聞なんで話あったりしますけど、ワクチンだって3-4年掛かるものなんですから、薬だったらまぁ短くても5-6年掛かる、多分10年ぐらいかかるものなんじゃないですかねぇ。
近藤
ただ、10年後にはその複合的な治療に行き可能性はすごく高くなってくるんじゃないですか?
中村
それは相当色んなハードルがあります。
近藤
ハードル?
中村
まず、10年間も研究を続けるお金を作らなきゃいけない。で、そのお金って今まで薬を作ってきた人たちは10年間投資しても、あとで回収できるから投資をして薬を作りました。ただ、免疫とか代謝の話っていうのはどちらかっていうと薬にならない。自然なものなんです。
近藤
そっかぁ。
中村
ちゃんと寝ましょうとか、キノコとかちゃんと食べましょう取りましょうとか…
近藤
食事改善しましょうとか。
中村
はい。お風呂入りましょうとか。自然なものですよね?日光浴びましょうとか…せいぜいサプリメントですよね。商品開発している人たちも効き方は自負がある人たちも、これは薬の格上げするために投資をしても(投資額を)回収が出来ないと…
近藤
う~ん。
中村
それだったらもうサプリメントでちゃんと(エビデンスなどの)お墨付きをもらわなくても使ってくれる人がいるならあの使ってもらえればいいやと…効くとっていう宣伝はしないけども「まぁ、良かったら使ってください」っていう事でサプリメントにしている会社は結構あります。
近藤
あぁ、そっか。そういうことですね。難しいですねえ。
中村
難しいんですけど、ここのポイントはがんというものをどういう病気と捉えるかという
前提がお医者さんによって違うってことですよ。
近藤
あ~、はいはい。
中村
今係っている先生がどの立場に立って見てくれているのか、私は責任を負う立場だけどもその家族や患者さんたちは知っといた方がいいです。
がん予防はお金がかからない?がん治療はいくらが目安?
近藤
先生ここまでいろいろな話を聞いて、僕も結構いろいろな人から言われるのは、これからの新しい治療だったりとか僕らの日々食生活とか取り組まなきゃいけないことは分かりましたと…。じゃあ、食べ方1つとっても自分の体に良いものを取っていかなきゃいけないというとそれだけのお金もかかるじゃないですかとか…、そういう事を結構言われたりするんですけど、せっかくいい事を聞いて実践したいと思っても、そのまぁ…懐具合というか(笑)やっぱり一般の方は気にするところではあると思うんですが、がんを予防していくっていう時にどのくらいのお金の準備を持っとくといいんでしょうね?
まず、ならないためには?(どのくらいのお金が必要なのか)もし、なってしまった場合の治療費も準備して治していけるよみたいなこの2つをちょっと聞いてみたいなと…
中村
まず、前半の方ですけど普通に生きているお金でOKです。
近藤
OKですかぁ!
中村
ただ、これちょっと哲学的な話になるんですけど今コロナで自宅にいたりなんかして、不要なことってしていないじゃないですか。今までお付き合いだとか、どっか行っただとか、遊んだとか、そのようなことを生活にプラスα分全部そぎ落としていますよね?残念ながら(笑)だから、今本当に生きていく為に必要なことだけやっているんですよ。
近藤
はいはい。
中村
で、これ1つのモデルなんですけど…あの~、意識している部分と無意識の部分、顕在意識と潜在意識っていうのがあるわけです。(例えば)喉が渇いた。これは潜在意識ですよね?なんだか知らないけど喉が渇いたんだけど、これは喉が渇いたから水飲みますよね?
近藤
はい
中村
あぁ水なくなっちゃったから、なんて考えて飲まないですよね(笑) これは体が水飲めって言っているわけですよ。だから、水飲めっていう潜在意識が湧いてきた瞬間にビールだコーラだって顕在意識で加工されちゃうわけですよ。
近藤
あぁ、はいはい。
中村
これが問題なんですよ。
近藤
それが問題ですかぁ?
中村
だから、自分の体が今本当に何を欲してるのか?喉が渇いた、水が欲しい、水を飲む、こういうシンプルな自分の体の要求を満たしていく。眠たい、疲れた、なら休めばいいんですよ。これをね今、寝ちゃいけないんだ、今頑張んなきゃいけないんだったって言って☕カフェインガンガン取って、リポビタンDとかユンケルとかガンガン取って体にムチ打つ、細胞に負担をかける、ビシビシ働けってとかそいう事をしている。
近藤
はいはい
中村
まぁ、遺伝子説じゃないですけど、細胞が傷ついていくわけですよ。
近藤
体の中の細胞がどんどん傷ついてしまうわけですね
中村
だから、素直に自分が今こうしたい体がこういう風に望んでいるアンテナを感度良くしていくとはあなたしか出来ないし、お金もかからないし普通にリラックスしていればその路線は出来ますよと。それ以上のものはないでしょうと。いう感じです。
近藤
なるほど。コロナをいいように考えていくとシンプルな生活に今立ち返っているから、それを継続するというようなことを考えて行けば特にお金はかからずに対処できると言う事ですね?
中村
基本はね。とはいっても辞められないものがある。
近藤
そうなんですよ(笑)。欲がありますからね(笑)
中村
欲があるんだったら、それとバランスをとる為にこういうことをやったらどうですかと…。
近藤
そっかそっか!足し算と引き算をすればいいんだ。
中村
そうそうそう。
近藤
やりたいものがあるんだったらこっち(顕在意識が働くもの)もやっといた方がいい
中村
例えば、こういう立派な現代的なマンションで生活しているけどもとてもねキャンピングみたいなね、草原に行って土いじってみたりとか、、そんなもんが出来ませんと言う事だったら、植物系のハーブとかサプリメント取ったりだとか、植物と仲良くする時間を取ったりだとか、食事で補ったりお風呂入るときに何か使ったりだとか、バランスをを補っていく。
そいう事が、現代生活を維持するという意味ではそこのお金をかけるというのはありですね。
近藤
そのお金のかけ方はすごく価値があるし、いいですね。なんか、プラスに意味でのお金の掛け方なので。
中村
はい
近藤
一方ではがんにならないようにそうやってやっていくんだけれども、生活を改善していくっていうのはやっぱり大変だったりとか、昨日僕のクライアントさんで会ったんですけど影が見えて私、がんかもしれない。私、父親ががんなので近藤さん私がんかもしれない!いい先生教えてください。って昨日lineがあったばっかなんですよ(笑)
中村
なるほど。
近藤
で、さっきlineが返ってきて「大丈夫でした!検査何もなかったです!」ってたまたま検査で何もなかったけど、うちの弟みたいに去年がんになってしまったとか、もう対策をしようにももうなってしまった人ががんを治していく為にがんの準備という点ではどれぐらい準備しといたらいいんでしょう?
中村
今の設定でも2つに分かれてます。まず1つは自然派(免疫・代謝)の方に行く。無理してたなと振り返ってなんでこうなって、こんなものが出来ちゃったんだろうって、自分の免疫力がさがっちゃった、代謝の仕方が悪かった、じゃあ変えようっていいう方向で行くパターン。
近藤
はいはい
中村
と、これを何とか治さなきゃいけない。代謝とか免疫の問題って知っているけども、とにかく今はこれ取れるものなら取ってほしい。と言う事でかけるお金。そいう事で考えると標準治療で受ける、普通に保険治療で出来る治療法で高額医療費制度とか…
近藤
健康保険のやつですね!
中村
その制度があるので、月10万円くらいで手術なり、放射線なり、抗がん剤なりできますよって話になるわけですよ。
近藤
そうですよね。私もFP(ファイナンシャルプランナー)としてこういう機会などでアドバイスしているのは毎月お給料から天引きして健康保険料という備えをしているんだから、怖がらないで下さいというような考え方を伝えているんですけど、これはもうばっちりOKですよね?
中村
それはもうOKですね。
高額医療費制度でできない治療と自由診断に備える為の準備
近藤
先ほどの高額医療費制度!これをやっていけばその中でそんなにお金がかからないというなかで、備えるていう点でもその中の治療だったらよくどんな保険入った方がいいですか?とかって言われると、そこの自己負担分だけ守ってくれるような保険(高額医療費制度で月10万円)か、もしくは貯金で賄えるのであれば保険に入らないという選択もあると思うんですけど。
中村
はいはい
近藤
この高額医療費制度が効かない治療、これはどんなのがあるのかっていうのとそれを取りたい人はどれくらいにお金を用意したらいいのかっていうのを是非教えてほしいなと…
中村
まず結論から言うと、3か月で500万!
近藤
(笑)
中村
3か月で500万使える蓄えがもしあれば余裕です。
近藤
余裕ですか。逆に保険もいらないと?もし、3か月で500万の準備することが、治療費の為に準備することが出来るのだったら、わざわざ民間の保険会社に保険に入る必要もないってことですよね?
中村
それもあるし、例えば私は保険料と年齢の関係もあるので貯金と保険の掛け金のバランスで3か月間で500万使うだろうなと思った時に貯金は200万ぐらいあるから、300万を保険で出せれば随分楽だよなぁっていう。
近藤
そっかぁ。そういう考え方も出来るのか~。
中村
そいう風に掛け金とのバランスを取りながら、どういう風に一時金が出るだとか、毎月出るパターンだったらどれくらいの掛け金にしておけばいいのかっていう計算をしといてもらったらいいんじゃないかってなる。
近藤
今、すごくヒントで昔の保険とかって入院したら1日1万円とか手術したらいくらとかっていうのがあるけど、今はもう入院するのか通院するのかって全く分からないですもんね。治療形態的に。そうすると、500万円をポンっとまとまてもらえるとか、自分の貯金の差額分300万円はポーンと貰えるような方が役立ちそうですか?
中村
そうですね。だいたい金額としてねどうしてもがんだから医者に診てもらいたいと。
近藤
はい。
中村
それじゃないと信用できないよという人はもちろんいるわけですよ、もちろんその気持ちも分かります。で、標準診療じゃない自由診療のレベルで先進医療特約は効かないんだけど、自費でやってあげるよっていうものでね。
近藤
うんうん。
中村
例えば、免疫細胞療法っていうのがあるわけですよ。で、さっき免疫の話をしましたけど免疫細胞が眠っている。
近藤
眠っている。起こさなきゃ。
中村
いるのに、なんでがん細胞を攻撃しないのか。
近藤
確かに。
中村
それをやるためのご自身の免疫細胞を採取して、培養センターで培養させて、元気にさせてそれで体に戻してあげるともう元気満々な免疫細胞が体に戻ってくるから、がん細胞をバーッて攻撃し始めるわけですよ。
近藤
あぁ、なるほどぉ~。
中村
そいう治療が1つありますよと。あと放射線治療は放射線は皮膚からがんの病巣に均等に放射線がビューってはいったてきちゃうわけで、その通貨している正常細胞もやられちゃうわけですよ。
近藤
はいはい、効きますね
中村
だから、副作用が出ちゃいますよと。それに比べて陽子線とか重粒子線とか粒子線治療っていうのは、最初エネルギーはどこでバンッとたくさん出るかっていう計算をして病巣のとこだけ戦い強いエネルギーが出て、途中の正常細胞は傷つけない。
近藤
なるほど。
中村
と、いうような粒子線治療というのもあるんですよ。
近藤
ガンだけボンッとやっつけてくれる。
中村
こういう治療を受けたいというときにはですね、やっぱり300~400万はかかっちゃうんですよ。そうすると、結構なお金になっちゃう…。
近藤
結構なお金ですね。
中村
で、その間休職しないといけない。プラス生活費として3か月間で100万円くらい上乗せすると500万円くらい。がんだと分かった瞬間に500万円くらいあるとすごく一歩が踏み出しやすくなる。
近藤
はいはい
中村
で、もっと詳しく話すと女性なんかは例えばおっぱいを切りたくないと。
近藤
あ、うちの母がね、摘出しましたね。
中村
後は、子宮の卵巣を摘出すると、え、女じゃなくなっちゃうじゃんと。
近藤
確かに。
中村
その取る代わりに、粒子線治療で叩いてしまう。粒子線治療もと油滴が分かっていないと出来ないから手術が出来るってことは取り切れるってことです。その標的をどうやって攻略するかって言うのは手術なのか放射線なのか、それともう一つ粒子線もありますよっていう説明になるわけですよ。
近藤
なるほど~。
中村
で、もう一つの方の免疫細胞療法の方は勝手に体中を詮索してくれて「ここにがん細胞がいた、あ、ここにがん細胞がいた」っていう風な治療になるので、もうお手上げです!ってもう抗がん剤しかありません、場合によっては抗がん剤も体も持ちませんよっていう時に免疫細胞療法というのが切り札になってくるんですよ。
近藤
元々、自分の体の中のものですもんね。免疫というのは。
中村
もちろん、どっちも併用してもいいですよ?だけども、お医者さんがやる方法で信頼性があって実績も積んでいる。ただ、遺伝子ですっていう人たちはどちらもインチキですっていう人たちもいる。
近藤
あぁ、はいはい。
中村
ただ、みんな一生懸命やっているわけですからね。
近藤
そうですよね。
中村
ですので、やりたいって方がいるのならやってもいいと思いますよ。一方でですね、サプリメントも実は3か月というのは共通している。1つの指標です。
近藤
うんうん。
中村
健康維持量だと1か月でだいたい1万円から3万円、病気治しのためにやるためには5倍っていうんですよ。
近藤
5倍?
中村
例えば乳酸菌でね、乳酸菌の色んな商品があるんですけど、こういったものを腸に入れると腸の中の腸内細菌が元気になってくる。それを通じて免疫細胞が元気になってくる。
近藤
はい。
中村
そういった研究をされている方々もいる。で、その(健康)維持量で例えば月15000円だとしましょう。するとそれ飲んでいればいいかっていうとがん細胞はもうネットワークもう作っちゃっているから。
近藤
うん。
中村
そのネットワークを作らせる前の段階だったらその維持量でいいかもしれない。そもクモの巣のようにばりばりその体にがん細胞のネットを作っちゃっている状況だとガツンとやった方がいいと。
近藤
あ~、蜘蛛の巣取りをやらなきゃいけない。
中村
通常量のだいたい5倍くらいを使ってくださいねと、いうのはお茶でもそう、海藻系、キノコ系と色んなサプリがあるんですけど、だいたいどこの業者も同じこと言っています。
近藤
なるほど~。では健康維持だったら1万から3万くらい?
中村
で、物によって1万から2万のものもあれば、1つで5万くらいのものもある。
近藤
あ、なるほどー。
中村
で、そうすると25万から30万とそこの単価次第でサプリメントも5倍量として10万円から100万円くらいまであるんですよ。
近藤
あ、そんな幅広くありますか!
中村
100万を超えるのはあんまり聞いたことはないですけど、100万というのは聞いたことがあります。
近藤
3か月でサプリの場合も?
中村
そう3か月でやった方がいいですね。
近藤
多分、どの治療法が良いかなんてその人それぞれだし変わってくるし、併用して方がいいって思う人は両方ともやるでしょうから…
中村
そうですね。まぁ私は今相談活動を通じて様々な情報が入ってきますけど、これをみんな勉強して私はこれがいいっていうように決めるといって時間的余裕はないし…
近藤
もうがんになってますからね。
中村
そうそう。ご縁があったものとか後は本人がこれだったらやってもいいってなるんですよ。だから、ご縁があったものの中でこれだったら一番コストパフォーマンスが良いものいや経済的に3か月はそれを5倍量やった場合でも、生活が破綻するってことがないと無理は出来るけどそいうようなものを選ばれるのも良いんじゃないかって思います。
近藤
あぁ、なるほどねぇ。
中村
免疫・代謝の部分だけどね
近藤
なるほど分かりました。3か月で500万ってことで何とかそんな準備が出来るように頑張っていきましょう!!
がんの先進医療とは、どんな治療か 保険の先進医療特約の範囲はどこまでか??
近藤
先生、あの、がんの先進医療や最近保険会社でも先進医療特約といった特約で付いていたりする先進医療というものが僕はよく分からなくて、その辺り先進医療ってそもそもどういうもので保険に対しての先進医療特約っていうのは全てに対応できるのかとかその辺りを聞いてみたいんですけどいいですか?
中村
先進医療というのは今回がんの話をしていますけど、がんの病気だけではなく神経の病気だとか目の病気だとか、難病関係の先進医療は全部先進医療特約の中に入っていますよね?
近藤
はい、入っていますねぇ。
中村
で、小さい字で厚生労働省が認めた先進医療のこの特約では2000万までは保障しますよって書いてあるんですよ。
近藤
保険会社が構成したのではなくて厚生省が認定した先進医療に該当するということですね。
中村
なので
厚生省が先進医療と認めるか認めないかはというのは変動するんです。
近藤
変動するんですか?
中村
変動するんです。で、どう変動するかというとあるものは先進医療として認めない、あるものは実績が出たので保険診療の中に入れちゃいましょうと、普通の保険診療で今までは先進医療だったけど誰でも受けられる治療になりますよと。
近藤
はいはい。
中村
と、いう風に格上げになったものが先進医療の中に含まれています。
近藤
そもそも、先進医療ってどういうものに先進医療です!って決めてくれるんですか?
中村
基本的に保険診療に将来この治療技術を入れたいですと手を挙げた人が、どういう治療法なの?と厚生省が見てこれならよさそうだから、本当にいいかどうかのデータを持ってきてその提案に関してちゃんとデータ出しますと、その治療技術を研究している先生方がその条件を呑んだ時に技術として先進医療のリストの中に入るんですよ。
近藤
なるほど~。
中村
で、そうするとその人たちはどういうメリットがあるのか?一応、将来の保険診療の技術として候補として国が認めてくれました。その代わり、私たちはデータを出しますと。
近藤
うんうん。
中村
更には、医療保険として混合診療ルールがあるのだけれども入院費とかいろんなものが先進医療をやっている間に保険診療を使って面倒を見ますよって言っている。これ、自由診療だと先進医療として認められない診療だと入院費とか何から何まで全部自由診療になっちゃう。
近藤
あ、これが混合診療禁止だ!お金を全部自己負担。
中村
そう、全部自己負担になってしまう。
近藤
なるほど。3割負担がなくなってしまうんですね。
中村
なので、先進医療の技術として認めることはその治療を提供する、治療の検証をすることはすごいメリットになるし、受ける人も負担が少なくて済むよという環境になるわけですね。その代わり、ちゃんとしたデータを出してくださいねって厚生省の条件なわけですよ。
近藤
はいはい。
中村
例えば、先進医療の技術でがんが治ったとか、この抗がん剤でこのがんが治ったとか、この放射線でこのがんが治ったとか、ごちゃごちゃになっちゃダメなんですよ。
近藤
そしたら、それ明確にできるんですか?
中村
なので、標準治療はストップです。
近藤
あ!標準治療はやらなくなるんだ!で、先進医療だけをやると。
中村
と、いった条件が設けられたり、または抗がん剤とか標準治療をやってそれでも治らなかった人だけとか…
近藤
うーん、なるほど。
中村
例えば、がんの病巣がこの部位に限局されていて、大きさが2センチほどだったとしてそれに対してこういう治療だったらこんな結果が出ましたっていう人だけとか、そういういろんな治療技術によってデータを出す条件をその先進医療の技術それぞれに作られているわけなんですよね。なのでそれにピタッとはまれば…「おめでとうございます!先進医療の特約出ます!」って言うことになるけど。
近藤
はい。
中村
けど、ちょっとでも先進医療の条件から外れていると「残念ですけど、この先進医療の条件に当てはまっていないんですよね・・・」ってなってしまう。だから、どうしてもやりたいんだったら自費でもできますと…
近藤
あ~。
中村
そうすると、いきなり500万の話になっちゃうんですよ。
近藤
では、最近に先進医療特約ってすごく安く付けれるんだけど、そもそも先進医療にバチっと該当すればいいんだけれど、該当しなかったらもらえないってことですもんね。
中村
だから、安い!該当する人が少ししかいない。少ない。多くの人からお金を集めて該当するちょっとの人に出すもんだから2000万は出せるよってこと。
近藤
確かに、ひと月100円で2000万まで出しますって内容ですもんねぇ。先進医療特約の入っているからと言って、お金の負担は絶対もう安心ってわけじゃないんですね。
中村
まぁ、そこはよくよくですけど、寄付するつもりでね。当たった人、自分にあたればいいですけどね。そのような気持ちでやった方がいいですね。
近藤
あ、保険の相互扶助ですね?それは。
中村
はい。
近藤
なるほど。よくわかりました!ありがとうございます。
資産運用のプロフェッショナルが考えるお金に働いてもらう方法
中村
それではですね、今お金のことを逆にお伺いしたいんですけど、どうやったら500万円貯めたらいいのか?小さい頃から貯金しとけば全然問題はないですけどあの、急になんていいうか目覚めて、そういう病気ために資産作りするといいなぁとか・・・
近藤
うんうん。
中村
後は、一方で出費を減らすっていう少ないお金を回してといったそこら辺の運用を個人的になんかこういうところを抑えといた方がいいよっていうのがあれば…
近藤
そうですね、ほんと先生のおっしゃられたことと一緒でお金もこれがすべてってものは無いと思うんですよ、がんの話でも3つの時代っておっしゃられた通り、資産作りも例えば出費をコストカットするっていうのも1つの手なんですよ。
中村
はい
近藤
あと、(コストカット)するっていっても日々の生活の楽しみの部分もお小遣いも減らしてそんな趣味も止めなさいみたいなファイナンシャルプランナーとかも結構いるんですけど…
中村
うんうん。
近藤
それって長続きしないし、何のために生きているのかわからないと思うので、無駄なコストの削減っていうのはしてもいいですけど、楽しみの部分まではしちゃいけないんじゃないかと。だから、無駄なっていう無駄にもすべてのものではないと思うんですけど、例えば、先生が仰っていたような保険。
中村
はいはい
近藤
健報保険という補償内容があるのに全然知らないんですよ。会社の健康保険組合の内容を知りません。だけど、民間の保険会社にたくさん入ってる人がかなりいるんですよね。これって蓋開けてみると健康保険の自己負担が10万どころか会社によっては2.3万で済みますよっていう保険組合がたくさんあるのに、それ以上に保険料をたくさん払って…
中村
うんうん
近藤
1日入院したら1万円っていうのを何社も入っているとかっていう方々がかなりいらっしゃるので、1つコストカットっていう点ではその保険料のコストカットすることで浮いたお金を500万の資産を作るために貯金に回すとかっていうのは1つだと思います。
中村
はいはい。
近藤
後は、いつっていう点で家族でがんとかいるとすぐ怖いって思っちゃうけれど、それが明日なのか5年後なのか10年後なのか30年後なのかって誰にもわからないじゃないですか?
中村
はいはい。
近藤
で、怖いってことに対して準備するという気持ちってなんか後ろ向きで時間もかかるし嫌だなって思っちゃう方が多いんですけど、逆に自分が楽しいことで生活するためにはお給料も常にずっともらえるわけではないし、自分のマックスのお給料がどのくらいかもコントロールできないし…
中村
はい。
近藤
やっぱり、日々の1月の生活に中でこれだけは元気で生きていくとしてもこれだけはストップしていこうかなーとかっていう、そいういものをしっかりとストックしながら、500万貯めるというのは時間かかると思うので、それって人それぞれのペースだと思うんですよね?年間100万貯金でき人もいれば年間50万で10年かかるひともいるわけじゃないですか。その準備できる間に(がんに)なってしまったらみたいなことを考えるときにそこで保険とかが出番になるのかなとは思いますよね。
中村
保険屋さんもそうなんですけど、大きいお金を使っている人はお金に働いてもらっているという実感があるけども、その個人でそんなにお金を持っていないけども、ちょっとこのお金が大きくなっているという思いってありますか?
近藤
実際、僕の専門学校で、資産運用の専門なんですけど、結構一般の方で勘違いされちゃうっていうのが、例えば株式とかに関連付けるともうすぐちょっとうまくいけば1年後、2年後に2倍、3倍に増えました。みたいなことを思ってしまう方が結構多いんですよ。
中村
うん。
近藤
でもこれって資産運用の中で「投資と投機」っていう2つある中の少しマネーギャンブルに近い投機っていうジャンルなんですね。
中村
はいはい。
近藤
例えば、あそこの会社の株価が安いけど介護業界は今後業績が伸びていくから、業績上がったら株価上がるからそれで株売って利益を取ろうとか、後は今為替とかだと1ドルを103円で買っといて120円になったら売ろうとか値段を当てることを投機っていうんですけど、こっちをやるとしてる方が多いんですね。
中村
はいはい。
近藤
そうではなくて、いい時もあれば下がってしまうっていうのも投機のデメリットがあるので、少しずつコツコツと貯金の延長線上でお金に働いてもらって日本はマイナス金利って言われているので、(お金に)働いてもらうって考えると10年必要なんですよ。10年間って言いうのはある程度時間が必要なんで、この10年を待てるのであればお金を働かせていくていうようなことをやられたらいいのではないかと思いますね。
中村
ガンもね、5年生存率とか闘病期間がながいんでよ。期間が長いのでその間に減らさない又は増やすあとは子供が困らないように…例えば、子供に資産作りするだとかしていざって時にうまくバトンタッチできる。または、色んな資産を失わなくて済む。そのようなことを病気をきっかけにうまくできるといいなと思う。
近藤
意外と家族間でお財布を共有できていないご家族が病気とかになる前から親御さんの財布と自分の財布とか、年齢がいっている方々は子供の財布と自分の財布をなかなか共有しづらいとは思うんですけど共有されてた方がいざという時にしっかり役立ちますよね。無駄に掛けているものがなくなると思います。
終わりに
近藤
中村先生今日は長い時間いろいろとありがとうございました!!
中村
いえいえ、こちらこそ近藤さんのお金の生の話を聞けて良かったです。
近藤
やっぱりがんの人は今2人に1人という時代とかっていう報道もあるぐらいなんで、みんなこう心配されている分、漠然として不安を持つ方がすごく多いから、今日の先生にお話を伺って、明確にこうしておけば安心に代わるんじゃないかっていうものが得られてとても有意義な時間を過ごせました。
中村
とにかく、がんとはどういう病気かってことを自分がどう考えているのか、周りの人もどう考えているのかという質問から考えるのがいいところですね。いろいろな考え方が実はあるんだよっていうことを1つだけではないです。
近藤
分かりました。自分の中にがんを倒すものが備わっていることも今日は聞けたので、日々の改善って言うところも含めてなってからではなくて、なる前から準備していけたらいいと思います。先生、今日はどうもありがとうございました!!
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