「亭主元気で留守がいい」とは昔のCMのキャッチフレーズらしいですが、私たちの生活に浸透している言葉ですね。
旦那さんに早く帰ってきてほしいと思っている人もいると思いますが、「夫が家にいないほうが楽」と思っている奥様も多いようです。
夫は家にお金を入れるだけでいい、別にコミュニケーションとりたくない、、ということならちょっと寂しいですね。
現代は昔と違って政略結婚などはあまり無いと思いますし、ほとんどの方が恋愛結婚でしょう。
しかし結婚生活を送っていくうちに冷めて、お互い興味がなくなり、ラブラブだったのは遠い過去、、残念ながらよくあることでもあります。
私は結婚して12年目、子供が3人いますが、なんとか仲良くやっています。
しかし付き合いたてのように「放っておいてもラブラブ」なんて状態にはならないので、そこは知識と努力でカバーしています(笑)
もちろん私も妻とよく喧嘩します。
しかしなんとかうまくやってこれたのは、本日ご紹介する情報が大きかったと実感しています。
今回は夫婦円満に欠かせないお勧めの本をご紹介します。
夫婦関係だけでなく人間関係全般にも使えますので、ぜひ役立ててください。
目次
おすすめ本1 「愛を伝える5つの方法」
ゲーリー・チャップマン著
愛を伝える5つの方法(The Five Love Languages)
という本です。
これはぜひ読んでください。
愛情のミスマッチ、すれ違いを解消することができます。
人は次の5種類で愛を感じるいうことらしいです。「愛を感じる」というと表現が固いですが「嬉しくなる」ということです。
1、言葉
口頭やメールでちゃんと愛を伝える、感謝を伝えると愛を感じるタイプ。
2、クオリティ・タイム(時間の共有)
一緒の空間で時間を過ごすことが大切。デート、食事、リビングのソファで一緒に座っているだけでも良い。
3、プレゼント
形あるもので表現されると嬉しいタイプ。高価なものがほしいという意味ではありません。
4、サービス
ゴミ出し、皿洗い、子供の送り迎えなど自分とは直接関係なくても間接的にやってくれたことが嬉しいタイプ。
5、スキンシップ
ボディタッチ、手をつなぐ、マッサージなど物理的な距離を重視します。
(性行為は別として)
こちらの本を読めば詳しい説明や、自分がどのタイプに当たるかの質問などが掲載されています。
しかし、だいたい自分でどのタイプかわかりますよね。パートナーのことも。
自分やパートナーが
・口頭やメールでしっかりコミュニケーションを取るのが喜ぶタイプか
・一緒にどこかに出かけたり、同じ部屋でまったりしていたりするのが好きなタイプか
・(高価でなくても)プレゼントをあげると喜ぶタイプか
・家事育児をやってあげると喜ぶタイプか
・ベタベタくっつきたがるタイプか
なんとなくわかりますよね?
自分がやられて嬉しいことが、相手が嬉しいとは限らない
著者のゲーリーチャップマンが「5つの愛の言語」と言ったのは、「夫が日本語でしゃべっているのに妻はロシア語でしゃべっている、というぐらい話が通じてないよ」ということを表しています。
妻「家事も育児もちゃんとやってるのに、何が不満なのかしら」
↑ちょっとした言葉、「お仕事遅くまでお疲れ様」「いつもありがとう」という言葉が欲しいだけかもしれません。
夫「記念日にはちゃんとプレゼントあげてるし、ゴミ出しや皿洗いもできる限りやってるのに、不機嫌が治らない、、」
↑少しスキンシップが足りないだけかもしれません。
自分が良かれと思ってやっていることが、必ずしも相手が1番求めていることではないということです。
ちなみに私は言葉重視のタイプです(笑)
口頭やメールで愛や感謝が伝わればOkです。遠距離恋愛も大丈夫です。
妻はスキンシップ重視タイプです。
くっついたり、物理的な距離が近くないと満たされません。遠距離恋愛は苦手なタイプです。
おすすめ本2 「私をギュッと抱きしめて」
スー・ジョンソン著
個人的にこのタイトルと絵柄が好みではないのですが(すみません 汗)内容はとても素晴らしいです。
実はこの本は色々なコンサルタントが推奨していて、知名度はあまり無いかもしれませんが評価の高い本です。
本文の文字も小さくボリュームがあるので読み切るのに時間がかかると思いますが、ぜひ読んでいただきたいと思います。
二人を引き離す感情の瞬間に着目し開発された「感情焦点化療法」という新しいケア、カップルがお互いに心を開き、波長を合わせ相手の働きかけに応じられるよう導く最新のセラピー。第1部で互いの感情形成から愛とは何かを問いなおし、第2部では「感情焦点化療法」を概説しながら「『悪魔の対話』に気づく」「むき出しの箇所を見つける」など、会話などにおける危機の瞬間とその回避方策を提示、第3部では互いの人生を創り合う愛の力を説いて「健全な依存」の在り方に言及する。失敗が許されないカップルセラピー。その確かな手法を丁寧な事例研究をもとに提供する治療者の道しるべ。
bookデータベースより
内容は少し難しいかもしれません。が、実例が豊富ですし、カウンセリングを受けている気分になれます(笑)
様々なカップルがセラピーを受けている様子が会話で進むので、その辺だけでも読んでほしいです。
おすすめ本3 「ベストパートナーになるために」
ジョングレイ著 (ちなみに訳者は大島渚監督です)
「ベストパートナーになるために-男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた」
長いタイトルですね(笑)
えっ男と女は違う星からやってきたの?パートナーの本当の気持ちがわかり、“二人のもっといい関係づくり”の秘訣を何もかも教えてくれる究極の本です。
bookデータベースより
「男は火星から、女は金星からやってきた」というフレーズからもわかる通り、まず違う生き物だということを理解しようねと言っています。
読んで損はないと思いますが、表現がわかりにくかったり、読みづらさを感じる人もいるかもしれません。
英語の訳本はどうしても仕方ない部分はありますが。
男と女の違いを理解するという意味ではこちらの本もおすすめです。
「話を聞かない男、地図が読めない女」
大ヒットしたのでご存知の方も多いでしょう。
こちらも男女の違いについてわかりやすく解説されています。
まとめ
愛を伝える5つの方法を中心におすすめの本をご紹介させていただきましたが、実践的な知識なのでぜひ使ってください。
現在日本では婚姻件数が約63万件、離婚件数は22万件で離婚率は約35%程度あるようです。
残りの65%の中でも「離婚はしていないけど冷めきっている」という夫婦もいますから、仲良く結婚生活を続けるのは難しいのでしょうか。
確かに他人がひとつ屋根の下で暮らすわけですから価値観のぶつかり合い、子供が生まれてからの変化など衝突する要素はいくらでもあります。
しかし、個人的には「夫婦生活を円満にする知識と技術を知らない」ことが根本的な原因かなと感じます。
学校でも教えてくれないし、なかなか人に相談しても的確なアドバイスがもらえる確率は低い、、。
でしたらプロの知恵(本)をお借りしたらどうでしょうか。
ちなみに、もしあなたが今回ご紹介した本などを購入するとしたら、9割型夫婦円満になれると思います。
なぜなら冷めきっている夫婦は「今更パートナーと仲良くなんてなりたくない」と言って、絶対に読みませんから(笑)
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