寒がりの猫のためにホットカーペットを使っているご家庭は多いと思います。
しかし飼い主が家にいるときは暖房の管理ができるのでいいですが、留守にするとき猫のことが心配になりますよね。
「どれぐらいカーペットの上で過ごすのか?」
「低温やけどはしないか?」
など気になります。
また、長時間つけっぱなしにするなら電気代もかかってきます。
つけっぱなしにするのが楽ですが、猫と人間にとって何が1番良い方法なのか、見ていきましょう。
さらに、つけっぱなしに適したホットカーペットもご紹介いたします。
目次
つけっぱなしのリスク
猫のためにホットカーペットをつけっぱなしにすることで、どんなリスクがあるでしょうか。
低温やけど
1番気になるのは低温やけどですかね。
猫はホットカーペットが大好きです。
しかしべたっと体をくっつけて長時間座っていたり、眠ってしまったりすると、低温やけどになることがあるので注意が必要です。
仮に44度ほどの暖房なら3~4時間触れると低温やけどになると言われています。
・どこかを舐める仕草をしたり、さわるのを嫌がったりした場合は低温やけどを疑いましょう
・猫は毛で覆われているので、毛の裏側などちゃんとチェックしましょう
・肉球は皮膚がむき出しでやけどしやすい箇所なのでよく見ましょう
ちなみに人間用のホットカーペットは強に設定すると表面温度は42度~46度ほどになります。
猫が使う場合は弱(40度未満)にしておくといいでしょう。
人が併用して使う場合、弱ではちょっと寒いのでそのときは強に設定したうえで、猫が座る場所にタオルや毛布などを
敷いてホットカーペットの熱が直接当たらなくなるようにしましょう。
脱水症状
ホットカーペットではあまり起こりませんが、コタツを使用している家庭は注意が必要です。
猫はコタツに入っていても「暑い」と感じれば普通の猫なら涼しいところへ移動しますが、動きがにぶい老猫などはそのまま温まってしまい、低温やけどや脱水症状になることがあります。
まれに死に至ることもありますので気をつけましょう。
おすすめのホットカーペット
ホットカーペットにも様々なものがありますが、タイマー設定ができるものと遠赤外線が出ているものが特におすすめです。
タイマー設定ができるもの
タイマー設定機能は何かとあったほうが便利です。
ずっとつけっぱなしにしなくても、途中で消えるようにしておくことで低温やけどのリスクを減らすことができます。
また、カーペットを付けている間に毛布をかけておくと、タイマーで切ってもしばらく温かさが残るのでおすすめです。
色々な使い方ができるので、タイマー設定機能がついているものがおすすめです。
遠赤外線が出ているもの
「遠赤外線〇〇」という製品をよく見かけると思いますが、遠赤外線とは光の波長の一種で、とても体に吸収されやすく健康に良い光です。
電気熱とは違う温まり方をします。
しかし1%でも遠赤外線が出ていれば遠赤外線製品と言えてしまうため、注意が必要です。
しかもほとんど全ての暖房器具は1%以上遠赤外線が出ています。
「つけっぱなしでも安全」という観点からすると、下記のメディカルマットが1番のおすすめになります。
メディカルマット 148000円税別
がんの温熱治療でも使われているマットで、ペットの健康にもとても良いものです。
上で「1%でも遠赤外線が出ていたら遠赤外線製品になってしまう」と述べましたが、このマットはほぼ100%遠赤外線です。
おすすめポイント
低温やけどをしない
遠赤外線は皮膚ではなく血液を直接温めるので低温やけどをしません。
例えばこのメディカルマットを50度で設定して猫が1日寝ていたとしても皮膚の損傷はありません。
電気代、ランニングコストが安い
メディカルマットの電気代は8時間で約3円。
1日つけっぱなしでも24円です。
1か月で720円です。
半永久的に使えますので長い目で見ればとても家計にやさしいですね。
温度設定ができる、タイマー設定ができる
最高50度まで好きな温度で設定ができます。
また、タイマー設定もできますので就寝時、留守時など好きな時間に切ることができます。
カバーの丸洗いができる
そもそもホットカーペットは必要か?
ホットカーペットをつけっぱなしにするという前提で話をしてきましたが、そもそもホットカーペットをつけないという選択肢もあります。
猫の体温は38度で、人間より少し高い程度です。
猫にとって過ごしやすい気温も人間と同じ20℃前後ですが、猫は温かい毛で覆われていますので多少の寒さも耐えられます。
布団や毛布を準備してあげていれば、「飼い主がいるときだけ暖房器具をつけてあげる」という主義でもよいかもしれません。
低温やけどや電気代高騰のリスクがなくなります。
おわりに
猫用ホットカーペットをつけっぱなしにしたい方のための記事でしたがいかがでしたでしょうか。
つけっぱなしにしてもしなくてもメリット、デメリットがあります。
つけっぱなしにしたいなら
・タイマー設定
・遠赤外線の製品
を使って低温やけど等のリスクを減らしましょう。
つけっぱなしにしないなら、布団、毛布で暖を取れるように用意してあげましょう。
あまりにも部屋が冷える場合は暖房も検討してください。
部屋の状態、猫の状態によっても対策は変わってきますのでひとつの形にこだわらず、色々試してみてください。
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