癌治療法

がん

2017.12.29

癌の治療法を選択する上で重要なことと治療中にやるべき1つのこと

「癌と診断されたけど、どの治療法を選んだらいいのか?」

「医者が勧める以外の治療方法はあるのか?」

患者様自身やご家族様は癌治療法に関して知識がなく、治療法を選択することがなかなか難しいと思います。

一昔前は「癌」という病気は不治の病のように取り上げられていました。

しかし、現在は医療も進化しており、不治の病ではありません。

本記事では、癌の治療方法を具体的にかつ簡単にまとめることで、患者様本人はもちろんですが、患者様のご家族様が読んでいただき、患者様にお伝えいただけるような内容にしております。

 

筆者は医療機器メーカーに勤めている関係上、

・ステージ4Bで余命半年宣告された患者様ががんを完治させたこと

・前立腺の腫瘍マーカー(PSA)が基準値の約4,000倍だった方が基準値に治まったこと

を目の当たりにしています。この方たちが行っていた、癌治療において必ずやるべき1つのこともご紹介しています。

 

本記事を読んで、癌治療法の知識をしっかりと身につけていただき、患者様およびそのご家族様が積極的に治療に励んでいただきたいと考えています。

1 癌治療法の基本は標準治療

本章では、癌を治療する上で最も基本となる「標準治療」についてご紹介しています。

一般的に癌における標準治療といえば、

  • 手術
  • 抗がん剤治療
  • 放射線治療

を言います。

手術

「癌」となっている細胞を外科的な手段(手術)で取り除く治療法です。

体にメスをいれたり、全身麻酔などを行うため、身体的負担が大きい治療法ではありますが、手術により全て取り除くことができれば、完治の可能性が高い治療方法でもあります。早期がんに対しては非常に有効な治療法です。

癌の性質を見極めることができる

手術により癌細胞を取り出すことができると、「飛び散りやすい癌細胞なのか」「進行が早いがんなのか」というものがわかるようになってきます。取り出した癌細胞を病理検査医が確認することでがんの「確定診断」が出ます。

患者の身体に掛かる負担が大きい治療法でもある

しかし

  • 癌が大きくなってしまっている場合
  • 癌が散らばってしまっている場合
  • 年齢などの理由で患者が手術の負担に耐えられない場合

など、すべての癌を取り除けないときや手術することが治療効果より患者への危険が大きい場合などはこの治療方法が選ばれることはありません。

手術の内容によりその後の生活の質が変わる

癌を取り除くために癌が発覚した臓器の大部分を一緒に切り取らなければ行けない場合などは、手術後の生活に支障がでることがあります。

定期的ながん検診で早期発見されたステージ1などの癌であれば、手術による摘出は可能かもしれませんが、リンパ転移や多臓器転移をしてしまっているステージ3以降では、選択しづらい治療方法です。

癌細胞が増殖する可能性もある

手術により身体に傷がつくと、身体はその傷を修復するために各細胞に命令を出します。その命令をがん細胞も受け取り、自らを増殖させます。そのため、全ての癌細胞を取り除けない手術は、かえってリスクが高くなってしまうのです。

放射線治療

癌細胞に対して、エックス線やガンマ線などの放射線を当てることで癌細胞のDNAを傷つけ、癌細胞の分裂を止めることで癌を治療する方法です。

身体の外側から放射線を患部にアプローチする治療法(外部照射)や放射性物質が含まれているカプセルを経口摂取することで内側から患部にアプローチする治療法(内部照射)があります。

保険診療範囲の放射線治療は分裂中の細胞を殺す

放射線治療にはエックス線や重粒子線による放射線治療がありますが、保険診療範囲内でできる放射線治療は「エックス線」が主になります。このエックス線の場合は、癌細胞が分裂している際に分裂を阻止することで、癌細胞を大きくしないための治療です。

放射線なのでさらなる発がんの可能性も

放射線により発がんしてしまうことがあることはご存知だと思います。そのため、放射線治療は好きなだけいくらでもできるような治療法ではありません。放射線治療には一定量の放射線を浴びるまでしか治療として行うことができません。

抗がん剤治療

「がん」細胞を標的とした薬を点滴で体内に入れることで、がんを直接攻撃する治療法です。

抗がん剤は薬剤による治療のため、血管を通って身体の隅々まで抗がん剤を行き渡らせる事が可能であり、身体のどこの部位のがんでも治療可能なことが大きな特徴です。

抗がん剤は「分裂の早い細胞」がターゲット

抗がん剤は癌細胞を見つけ出して攻撃しているわけではありません。「細胞分裂が早い細胞」をターゲットにして、攻撃を仕掛けます。分裂の早い毛髪の細胞なども攻撃対象になります。そして、分裂が遅い癌細胞もあるので、そのようながんにはあまり有効ではありません。

よく抗がん剤治療を受けている患者様の毛髪がないのは、抗がん剤により毛髪の細胞がやられてしまい、毛が抜けてしまうのです。その他にも、「味覚がなくなる」「腸粘膜がダメージを受けることによる免疫力の低下」などが、抗がん剤の副作用として挙げられます。

免疫細胞も攻撃ターゲットなので免疫力も低下

抗がん剤のターゲットは免疫細胞も含まれます。

免疫細胞は体外からのウィルスや菌が体内に侵入してきた際に攻撃する役目を担っていますが、体内で生まれた異物=癌細胞を攻撃するのも免疫細胞なのです。

本来、免疫細胞が正常に働くことで出来ていれば、がんにならず様々な病気にもかかりにくくなります。しかし、抗がん剤で免疫力が低下してしまうことが、いつもより風邪にかかりやすくなってしまったり、その他の病気などにもかかりやすくなってしまうことに注意が必要です。

 

2 癌治療は「局所療法」と「全身療法」がある

1章で標準治療についてご紹介させていただきましたが、癌治療の方法として大きく2つに別れます。

それは、「局所療法」と「全身療法」です。

局所療法

「局所療法」とは、手術や放射線治療のようにがんの部位のみに対する治療方法です。身体の一部分を治療する方法です。そのため、全身療法に比べると身体への負担が少なくなります。

手術

  • 開腹・開胸などをしてがんとなっている腫瘍を取り除く一般的な「手術」
  • 内視鏡手術や腹腔鏡手術など、身体表面にメスをいれることなく行うことができる手術
  • 内視鏡手術を支援するロボット「ダヴィンチ」などを利用したロボット手術

など、手術には様々な種類があります。

放射線治療

  • エックス線、ガンマ線、電子線、粒子線と呼ばれる重粒子線や陽子線を主要に照射して癌細胞を死滅に追い込む放射線治療
  • 腫瘍の形に合わせて一本ずつ強さを変えることができるIMRT(強度変調放射線治療)
  • IMRTを応用して、画像追跡で内臓の動きなどを考慮しながら補正して腫瘍に放射線を照射する「サイバーナイフ」
  • サイバーナイフと同様のシステムで複数の腫瘍に放射線を照射することができる「トモセラピー」

などがあります。

全身療法

「全身療法」とは、がんがある部位だけではなく、全身に対して癌治療のアプローチをします。そのため、いろいろな臓器などにがんが転移してしまった場合などに大変有効な治療方法です。

  • 現在日本で最も使われている化学療法である「殺細胞剤」による抗がん剤治療
  • がんの増殖を抑える効果がある「分子標的薬」
  • がんを増殖させてしまうホルモンを抑制する「ホルモン療法剤」
  • 免疫力を高めるために使用される「免疫賦活剤」
  • 患者さんが持っている免疫細胞を活性化させて免疫によるガン死滅を目指す「免疫細胞療法」

などがあります。

 

3 癌治療の選択肢としたい「自由診療による治療」

「自由診療」と聞くと、すこし怪しく感じる方もいらっしゃると思います。しかし、勘違いしないでいただきたいですが、「自由診療とは医師が勝手に行っている未承認の医療」というものではありません

「保険診療」は国が定める点数の付いた治療方法で、どの病院やクリニックに行っても同じ点数(料金)でうけられることを言います。それに対し、『医師が自由に治療費を決めることができる』ので、「自由診療」と呼ばれています。自由診療の治療方法は、あくまで保険診療となっていないが、がん治療に対して多くの実績を出し、多くのがん患者を救ってきています。

保険診療だけでの完治は難しい?

2章で紹介させていただいた治療方法のうち、殆どが保険診療適用外の自由診療の枠で行われる治療方法になります。現在、日本も保険診療だけでがんを治すのではなく、積極的に自由診療を活用してガンを治していくよう働きかけをしています。

2006年に「がん対策基本法」が制定され、

 

がん患者の置かれている状況に応じ、本人の意向を十分尊重してガンの治療方法等が選択されるようながん医療を提供する体制の整備がなされること

とこの法律の2条3項に記載があります。つまり、がん患者には「治療選択の自由」があります。

 

どの治療法が「保険診療」「自由診療」なのか

2章でご紹介した治療方法について、どれが「保険診療」でどれが「自由診療」なのかを下表にまとめます。

局所療法 全身療法
保険診療

内視鏡手術、腹腔鏡手術(一部)
エックス線治療、電子線治療、ガンマナイフ、
IMRT、サイバーナイフ、トモセラピー

殺細胞剤
自由診療 腹腔鏡手術、ロボット手術
重粒子線治療、陽子線治療
分子標的薬(ごく一部を除く)
免疫賦活剤
ホルモン療法
免疫細胞療法

保険診療と自由診療を同じ医療機関で受けられない

現在、日本には「混合診療規制」というルールがあります。これは、

1つの医療機関で1人の患者に『保険診療の治療』と『自由診療の治療』を行うことができない

というルールです。そのため、最初にがんが宣告された病院で保険診療の治療を受けてしまうと、その病院では自由診療の治療を受けることができません。

また、自由診療の治療を受けてしまうとその医療機関での治療は全て自由診療となってしまいます。本当は保険適用できる治療であってでもです。

患者が2つの医療機関に行くのはOK

混合診療規制は1つの医療機関に対する規制です。患者が2つの医療機関に行き、片方では保険診療を受け、もう片方では自由診療を受けるということは問題ありません。

がん患者が自由診療の治療で積極的に治そうと考えたときに、本来であれば、保険適用で安く受けることができる検査などもあります。その場合、保険診療を受けている医療機関で保険適用となる検査を受けることで、治療費を抑えることが可能になります。

 

4 癌の治療法は「患者自身が選ぶこと」が重要

様々ながんの治療方法をご紹介しましたが、結局「どの治療方法がいいのか?」。それは、担当医師でもなく患者家族でもなく、『患者自身』です。

まずは各治療法の特徴やメリット・デメリットを知ろう

まずは各治療方法の特徴やメリット、デメリットを知ることが大切です。これについては、患者本人が調べるのではなく、家族の方や担当医師に聞いてもいいと思います。

本サイトでも少しずつ各治療方法の特徴やメリット・デメリットをご紹介していきたいと考えています。

患者自身が納得して治療することが大切

「がん」は発見されたときの腫瘍の状態や患者の状態により、どの手術を行えばいいかは大きく異なります。保険適用となる標準治療だけではなく、自由診療の治療方法も選択肢にしてください。

もちろん、早期発見であれば、標準治療だけでも十分に対応できます。無理に自由診療を視野に入れる必要がありませんが、「担当医に勧められたから」という理由だけで治療方法を決めないでください。

自分の意志で決定し、自分が「この治療方法で治すんだ!」という状態で治療を始めることが、がん治療には大変大切なことになります。その際は、1つの治療方法に固執することはせずに、保険診療と自由診療の治療の複数の治療方法を効率よく採用することで、がんの完治を目指してください。

治療方法に迷ったら専門家に相談しましょう

とはいえ、がん治療は先程紹介したものだけでも数多くありますが、インターネットで見るともっと数多くのものが出てきます。さらには、同じ治療法でもどのクリニックで受けたらいいのかも、一般の方にはなかなか判断がつきにくいものです。

そんなときにおすすめなのが「一般社団法人 がん治療設計の窓口」です。がん治療設計の窓口では、がん患者の状態に合わせて「どのような治療方法がいいのか?」というがん治療の設計を行っている団体です。

「がん治療設計ノート」という、がん患者自身が知っておくべき自分の治療状況などをまとめることができるノートの使い方セミナーもやっています。ぜひ、一度問い合わせてみてください。

がん治療の相談・癌自由診療・先端医療相談|がん治療設計の窓口

5 癌治療中にするべき大切な1つのこと

癌治療においてこれだけはやってほしいことが一つあります。それは

身体を温めること

です。

冒頭でご紹介したがんを完治させた元がん患者の方たちは、みなさま「身体を温めること」に積極的に取り組まれていました。

温熱治療で身体は常に温めよう

癌治療専門クリニックの先生にがん治療で大切なことを伺った際、このようにおっしゃってました。

癌治療で最低限必要なことは温熱治療で体を温めること。ただし、がん患者にストレスを与えないことが大切。ストレスを感じると免疫力が下がる。温熱治療も病院で受けると大きな機械に入るでしょ?それだけで患者がストレスに感じるんだよ。だから、温熱治療は癌治療の基本中の基本だけど、病院でやるのではなく、家でテレビを見ながらとか寝ながらとかできる温熱治療が本当に有効だよ。

抗がん剤治療や放射線治療は病院でないとできませんが、身体を温めるための温熱治療なら自宅でも可能です。

癌細胞は低体温を好む

癌細胞は体温が低いときに最も活性化すると言われており、その体温は35度台です。逆に癌細胞は42度を超えると死滅すると言われています。そのため、普段の体温を40度にすることは難しいですが、できるだけ36.5~37.0度とするように心がけましょう。

まずは身体を冷やさない

体温を36.5~37度にするためにまずやるべきことは「冷やさない」です。

例えば、「冷たい飲み物を飲みすぎる」「冷たいものばかり食べている」「運動をせずに冷房のきいた部屋にいる」などからやめるようにしましょう。

  • 飲み物を飲むときは常温のもの
  • 冷たい食べ物は極力避ける
  • エスカレーターやエレベーターを使わずに階段を使う

など、日頃からできることをやりましょう。無理やりやるとストレスになるので、注意が必要です。

身体を温めるには遠赤外線が良い

身体を冷やさなくした後にすることは、身体を暖めることです。

身体を暖めるには運動や入浴、日光浴がありますが、何よりも『長時間身体を温めること』が大切なのです。

例えば、日光浴は太陽の光に含まれる遠赤外線の中の育成光線というものを身体が吸収して、全身を温めます。
(参考記事:美容・健康・医療で大活躍!遠赤外線に秘められた6つの効果!)

そこで、日光浴で身体があたたまる原理を自宅でいつでも体験できる「遠赤外線機器」がおすすめです。

自宅に遠赤外線機器があれば、自宅でいつでも日光浴が可能となります!

おすすめの製品は、前述の癌治療専門クリニックでも使用されている、

遠赤王『日だまり』

です。

詳しくは「健康や美容への近道!クリニックやエステで使われる遠赤外線機器「日だまり」」を参考にしてください。

さいごに

現代では癌は2人に1人はかかる病気と言われています。以前はなかなか治すことが難しかった病気かもしれませんが、医療の進歩により一昔前の「不治の病」のような病気でなくなってきています。

ステージ4Bの方に話を聞いたときは、がん患者本人が積極的に治療に取り組むことはもちろんですが、周りの方も「がんを治すんだ!」という意気込みでサポートされていたことに印象を受けました。

癌と宣告されたら、どうやって治療をしていくのかを担当医や家族と相談し、また記事内で紹介した病院とはまた違う専門団体などに相談しながら、がん患者さん自身が納得して治療を受けるようにしてください。

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