今回は「余命宣告」についてお伝えします。
ドラマや映画などでお医者さんから「余命半年です」と余命宣告されるシーンがあったりしますが、その余命は何を基準に決められているかご存じですか?
余命宣告は適当
適当、、というと語弊がありますが、実は明確な基準というものはなく、お医者さんの経験や勘によって決められています。
あくまで過去のデータであって、あなたに当てはまるかどうかはわかりません。
余命や人間の命の話というのは生物学的に決めるのはなかなか難しいのです。
気持ち次第で寿命が変わる?
ある精神科の先生の本に書いてあったことなのですが、第二次世界大戦中に収容所に閉じ込められていた人たちに「〇月〇日に助けが来る。はずだ。」という情報が入りました。
大多数の人は半信半疑だったのですが、一人の人は「なんとかその日まで生き延びよう。その日になれば救われる。」と完全に信じ切っていました。
しかし結果はその日に助けは来ませんでした。
完全に信じ切っていたその人はその後亡くなりました。
自分はこの日まで生きる。
と思っていたがそれが叶わなかったことがショックだったのか、その日まで生き延びれば救われる。
という希望がその日まで生きさせたのか、解釈は難しいですがこのような亡くなり方をする場合もあります。
また、別の方のお話になりますが、28歳で腎臓がんと診断されお医者さんからは余命半年と宣告された男性がいました。
しかし、その男性は実際にがんを乗り越えた方々の話を聞き、「これなら自分も乗り越えれるのではないか」と自信がつき、余命半年と宣告されてから20年、今もご健在です。
余命を気にし過ぎない
余命宣告をされたら「厳しいな」という風に思うかもしれません。
しかし、それはその先生の思い込みなだけかもしれません。
人間の命に関しては自己暗示の力も非常に強いので、厳しい状況だということは受け入れても、余命期間については意識しすぎない方が色々な意味で次の展開が期待できます。
余命宣告の期間に明確な基準はありません。
その先生がそう思っているからだけなので、信頼している先生なら良いですが、そうでないのであれば、セカンドオピニオンで他の先生の意見を聞いてみるのも良いでしょう。
先生も、余命宣告は厳しめに言うことが多いです。
厳しめに言っておいて長生きできたらラッキーと思えますからね。
逆だったら落胆が大きく、ご家族に恨まれることもあるかもしれません。
なので先生方も余命を大きく超えて生存することもあることはわかっているし、それを期待していたりします。
ご家族の方も「財産どうしよう」や「相続はどうしよう」などと動いてしまうとご本人の気持ちが落ちて行ってしまいますので、ご本人だけでなく周りの方の協力も必要になってきます。
生前葬で逆に元気に
最近では生前葬と言って、亡くなる前にお葬式を行う方も増えてきています。
とある方が余命半年と宣告され、抗がん剤などの治療を行っていましたが効果があまりありませんでした。
その方は自分が亡くなった後に家族に迷惑をかけたくなかったので、自分がまだ元気な間に相続の問題やご挨拶を済ませ、生前葬も行いました。
お世話になった方などにお礼を言ったりお別れをして、生前葬が終わるとその方は元気になられたのです。
これは、人間関係や頭の中でずっと気にしていた事などが生前葬を機会に解消され、脳がストレスから解放され体中のバランスが良くなったからです。
体中のバランスが良くなると自律神経が整い、血流がよくなり、局所的な低体温・低酸素が解消されてがんが嫌いな状況が生まれるのです。
余命宣告をされたからと言ってそこまで落ち込むことはありません。
落ち込んでしまうと、そこから一層病気の進行が進んでしまいやすくなりますので病気なんかに負けない。
余命半年と言われたが絶対それ以上生きてやる。
と言う強い気持ちを持ちましょう。
また、周りの方もネガティブにならずに、支えてあげてください。
病は気からです。
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