がんほっとけん

2020.6.10

「がん治療設計ノート」から学ぶ 【セカンドオピニオン】書き起こし

曽我ゆり・・・ナビゲーター(以下曽我)

中村健二・・・医学博士、がんサポートDr.代表(以下中村)

セカンドオピニオン前編

曽我

「みなさんこんにちは。」

 

中村

「こんにちは。」

 

曽我

「この回は、がん治療設計ノートの、7ページ8ページ

セカンドオピニオン、そしてセカンドオピニオンで聞きたい内容の項目を

中村先生に伺っていきます。

中村先生、よろしくお願いします。」

 

中村

「よろしくお願いします。」

 

曽我

「はい。

セカンドオピニオンって言葉自体は、

たぶん耳なじみもある方が多いんではないかと思うんですが。

このページは一体全体、どういう風に活用していったらいいんでしょうか。」

 

中村

「そうですね、これ7ページなんですけど、

戻っていただいて、1ページ。」

 

曽我

1ページがん治療設計ノート。」

 

中村

「はい。

ここに、1ページの中段に、

がん治療は、自分の意志で選択するものです。

と書いてありますね。」

 

曽我

「太い字で。」

 

中村

「太い字で書いてありますね。

その下に、がん対策基本法と書いてありますが、

 

2条、がん対策は、次に掲げる事項を基本理念として行わなければならない。

で、1,2,3とあるんですけど、3番目、

がん患者の置かれている状況に応じ、本人の意向を十分尊重して

がんの治療方法などが、選択されるよう、がん医療を提供する体制の整備がなされる事。

って書いてあります。

 

これ、本人の意向を十分尊重しなさいと。」

 

曽我

「そうですね。」

 

中村

「これまでお話してきましたが、

だんだんこうがんの事を勉強してくるとね、

 

あ、切らない方法もあるんだ。とか。

放射線と、このがんの場合は、切らないでも、放射線でも同じような治療結果が出ているんだ。

とか。

 

または、抗がん剤についても

抗がん剤の種類の中から、この抗がん剤使えないんですか?とか、

または抗がん剤をしない、という選択を私はしたい。

という事を、みなさん分かるわけです。」

 

曽我

「うん、そうですね。」

 

中村

「がんなんだから当然薬を使うんです。

薬は抗がん剤という薬なんです、

だから、使いましょうね。

はい、そうですか。じゃなくなって。

 

抗がん剤の効能は、増殖している時には効くけど

増殖していない時には殺細胞剤は効かないとか。

 

ホルモンが悪さをしている時には、ホルモンをブロックするような薬というのが効くとか。

そういう事も患者さんも勉強するようになってきたので

それをやるかやらないかという事を、

自分の希望として、また意思表示として、言って良いですよと。

 

お医者さんがね提案したから、

それを絶対受けなきゃいけないかって言うと、そんな事ないんですよ。

 

そこの主権はね、

お医者さんは提案する。それに対して納得すれば、同意をする。

 

こういう構造なんですよ、ってことを

改めて法律で書いたのが、ここな訳です。」

 

曽我

「あぁ、なるほど。」

 

 

中村

「で、それも。

実際に、それ分かりましたと。

じゃあ、それをアドバイスしてくれる人。

だって目の前にいる先生がそう言っているのに、

どうやって私、考えたら良いですか?って困っちゃいますよね。」

 

曽我

「確かに。」

 

中村

「だって他に医者の知り合いもいないし、

友達も色々な事を教えてくれるけど全然専門家とかじゃないし、

困っちゃったなぁ。」

 

曽我

「はい、どうしたら良いかわかんない。」

 

中村

「どうしたら良いか?

 

というときの制度としてセカンドオピニオンがあるという風に考えてください。

 

なので、説明を受けました。

それで納得すれば、それでオッケーです。

 

だけど、いろんな人が教えてくれる、自分が勉強した。

先生の治療法もある。

だけど、こういう選択肢もあると、聞きました。

 

なので、先生申し訳ないんだけど、切らない方法もありそうだ。

という事で、放射線の先生に聞きたい。

または別の先端医療をやってるね先生、というのも情報も入ってきたので

その人の意見も聞きたい。

なので、意見を聞いてきます。良いでしょうか?と。

良いですよ、と。

 

それについては、先生が今私の主治医なんだから、

先生は、今どう考えているかという

がんという診断、検査データ、これからの治療法について

メモを作ってくれませんかと。

 

それを持って、その先生に、

今の先生はこういう風に考えているんだけども、先生だったらどう思いますか?

あと先生の治療法だったら、どういう事ができるんですか?

という事を、聞けるシステムです。」

 

曽我

「なるほど。」

 

 

中村

「それで、このノートの仕組みとしては、

まず、どこに聞きに行くのか、まずメモしましょう。と。

 

色々な事を聞いて、うちのね、県立病院はこういう風に言ってたけども、

東京のね、有名ながんセンターに行ってみようとか

最先端の話があると

 

そこにね電話をしたら、いついつ来てくださいとか、

何々先生に来てください、という風に言われましたという事で、メモしておくとか、

 

または、これからね、東京のがんセンター、東京の何々大学病院

または北海道とか、九州とか、そういうところ、良いとゆう風に聞いているので

とりあえず全部書いておくと。」

 

曽我

「あぁぁぁ、忘れないように。」

 

中村

「忘れないように。

忘れちゃいますよね。」

 

曽我

「そうですよね、人間忘れますからね。」

 

中村

「お付き合いしているわけじゃないから。

 

たまたま聞いて、そういう所があるのかって書いておくと

というのが、このページの使い方ですね。

 

 

で、予約が入ったら、書いておきましょう。と。

その時に、持ってかないといけない。

セカンドオピニオン来ましたってふらっと行っても、何も分からない。

 

私は何をもとに、意見を言ったら良いんですか?と相手の先生が聞きますので、

これこれこういう事なんですけど、というのが、診療情報提供書。です。

 

診療情報提供書っていうのは、今診てくれてる主治医の先生が書いてくれます。」

 

曽我

「書いてくださいって言ったら、書いてくれる。」

 

 

中村

「書いてくださいって言ったら、書いてくれます。

診察室で、頼む。頼んでも良いんです。

 

頼み忘れちゃっても、病院で会計をするときに、

先生にちょっとさっき頼み忘れちゃったんですけども、

診療情報提供書を、欲しいんです。

セカンドオピニオンを書いて欲しいんです。という風に

受付けで言っても、たぶん大丈夫です。

書いてくれます。」

 

曽我

「けっこう気軽に貰えるのは、もらえるんですね。」

 

中村

「それは、もらえます。

ただ、タダじゃないです。文章料かかりますので。

ま、それは5,000円とか、10,000円とか。かかる。

で、その時に、ここ、上の段に戻りますが、

診療情報提供書を、どの病院宛、何先生宛に書いて欲しいんですか?て、聞かれます。」

 

曽我

「へぇ、はい。」

 

中村

「そうすると、もう決まってる。

東京の大学病院です。東京の何々がんセンターです。

という風に言えば、はーい分かりましたと言って、じゃあ何々病院何々先生ご担当何々先生みたいな

宛名を書いたものを病院で用意してくれて、それを、渡してくれます。

で、これ時間がかかりますので

行ったらすぐ出るものじゃない。」

 

曽我

「どれくらい時間がかかるものなんですか?」

 

中村

「ま、1週間、1週間は見といた方が良いと思います。

23日ですぐかいてくれる、、でも先生忙しいので

 

患者さんみながら、患者さんのレポート

ある意味レポートなので。

レポート書かなきゃいけないので。

 

次の患者さん、次の患者さんて来る中で、

日中の診察している間にレポートができるわけじゃないので。」

 

曽我

「そうか、なかなか大変なんですね。確かに。」

 

中村

「ま、時間を取って書いてくれるという事なので、

数日の時間は、必要です。

 

それが普通のスムーズな流れなんですけども、

場合によっては、決めきれない事もある。

どこの病院にね、行っていいのか、いろんな情報がありすぎて、

 

まだね、セカンドオピニオンどこの病院に行っていいか

探している段階で、決めきれないですと。

という時は、正直にそう言ってください。」

 

曽我

「なるほど、正直に言っちゃっていいんですね。」

 

中村

「正直に言っちゃっていい。

今探しているので、決めきれないんだけども

決めたらすぐに行きたい。

時間がね勿体ないので、すぐに行きたいので、

 

何々病院が無い、ご担当先生みたいな

そういう形で書いてもらえませんか?

というお願いもしてみてください。」

 

曽我

「なるほど。」

 

 

中村

「それで、わかりました、と。

たぶん言ってくれます。

 

たぶん言ってくれるんだけども、それではウチは出せません。」

 

曽我

「そういう場合もある、、、可能性がある。」

 

中村

「そう。

と、言われちゃったら、思いついた病院の名前を言っちゃってください。」

 

曽我

「言うんですか!?

それで、それで良いんですか!?」

 

 

中村

「えぇ、言っちゃってください。

それで書いてもらいます。

で、その後で、その病院に行かなきゃいけないか?

というと、気が変わった。」

 

曽我

「あ、そういうパターンはありなんですか!?」

 

中村

「気が変わりました。と言って、

実は、何々病院宛にもらったんですけど、気が変わって、

 

A病院から、B病院の先生のところに行って

B病院の先生に、

実はこういう事でね、最初予定してたんだけど、診療情報提供書持ってきました。

と言ってB病院の先生に渡せば、

診てくれますから。」

 

曽我

「なるほど。」

 

中村

「あまり四角四面に考えなくても

今のところ、大丈夫です。」

 

曽我

「なるほど。それは例えばセカンドオピニオン3件行きたいなと思ったら、

その診療情報提供書は、3通いる。」

 

 

中村

「正直に言えば、3通ですね。」

 

曽我

「なんかちょっと、グレーなところですね。」

 

中村

「グレーなところは、あります。」

 

曽我

「ここはあまり突っ込まない方がいいですよね。」

 

中村

「ん~、

ま、自分も見たい。見たいですよね。」

 

曽我

「ま、でも見たいですね。

分かんなくてもちょっと知りたいですね。

自分の身体のことだし。」

 

中村

「なので、次に準ずるものとしては、

その先生のところに行って、先生それ見せてください、なんて書いてありますか?と。

あ、こんな風に書いてあると。

先生これコピーもらえますか?と、そこでコピー貰うというのもあります。

 

先に封開けちゃって、それで封を開けたのを先生に持って行くと

そこで先生がちょっとね、なんだ封が開いてるじゃないかって思う先生もいるかもしれないので

そういう方法も、あります。

 

封が開いてなければ、

オープンだったら、こういう風に書いてあるって、コピーして、

また入れて渡したら良いと思います。」

 

曽我

「あ、なるほど。」

 

中村

「ま、そこは臨機応変に。」

 

曽我

「わかりました、臨機応変に。」

 

中村

「臨機応変にやっていただければと、思います。」

 

曽我

「この8ページ目のセカンドオピニオンで聞きたい内容も

もうちょっとざくざくっとお聞きしたいんですけど。

これは、、、」

 

中村

「これはね、セカンドオピニオンの時間というのは、

30分とか、1時間とか。

長くて1時間です。

 

こうやって話をしながら、質問をしたりなんかしたり

説明をしたりしてると、あっという間です。」

 

曽我

「そう、ですね。たぶん。」

 

中村

「お話をしに来ただけです。」

 

曽我

「えぇ。

でもそれだと、そこまで色々書いてもらって、調べて、

なのに、困っちゃいますね、、、持って帰れないと。なにも。」

 

中村

「だから、

何のためにセカンドオピニオンを聞きたいのか、

自分がこれを疑問に思っているのか

または家族が大反対してる。と。

手術なんかダメとか。

 

こんなに最先端医療があるんだから、最先端の

せっかく保険も生命保険も入ってるんだから

最先端の意見聞かないとダメじゃないのって、怒られてるのか。

 

自分の生命保険でお金はあるのに、保険でやるのは良いけれども、

この現代に生きているのに、最先端のね、治療法を

受けられないのかという時に、まあそういう行きたいという方法もあるでしょうし

 

フォーカスして、話聞かないと

特に最先端の技術っていうのは、

知らない事ばっかりなんです。」

 

曽我

「そうですね。」

 

 

中村

「今まで先生から聞いてた話と

全然違う話を聞き始めるし。

殆ど違うわけなんで。

30分、1時間だと、相当集中して聞かないと、分かんなくなる。

ので、何を聞きたいかを絞っておく必要がある。

で、もう一つ、テープレコーダーを持ってったほうが良いです。」

 

曽我

「大事ですね。」

 

中村

「大事。

その場でなんとなく頷いちゃってて、分かっているつもりでも

大抵分かってないですから。」

 

曽我

「確かに。よくありますね、往々として。」

 

中村

「なので、あとで聞きなおしてみるという事は、

理解を深めるために絶対必要なので、テープレコーダーを持って行く

または、1人で行かない。

耳を2つじゃなくて、4つ。6つ用意して行く。

で、メモを取っておく。

聞きたいところが皆違うから。

聞き逃してしまう。」

 

曽我

「ま、確かに、そうですね。」

 

中村

「という事なので、ま、絞ってほしいと。

 

絞り方なんですけど、

まず本当にがんなのか?」

 

曽我

「本当にがんなのか!?

はい。なるほど、この辺よく聞きたいんですが

ちょっと、この回の時間が迫ってまいりましたので

ちょっと次回に回してもいいですか?」

 

中村

「次回、じゃあ、次回。」

 

曽我

「ちょっと予告チックになっちゃいましたけども、

そこは私が聞きたいので、そこは次回に回したいと思います。

 

まずですね、7ページのところを主に伺いました。

中村先生、ありがとうございます。」

 

セカンドオピニオン後編

 

曽我

「みなさんこんにちは。」

 

中村

「はい、こんにちは。」

 

曽我

「だいたいこのパターンに慣れてきました。

はい、がん治療設計ノートの、7ページ8ページのセカンドオピニオンのところを伺っておりますが

前回ですね、主に7ページのセカンドオピニオンの部分を伺っておりました。

 

そして、8ページ。ちょっと引っ張りましたけども、

セカンドオピニオンで聞きたい内容、を

今日は重点的に伺いたいと思います。

 

中村先生、よろしくお願いします。」

 

中村

「よろしくお願いします。」

 

曽我

「はい。」

 

 

中村

「えー、セカンドオピニオンで聞きたい内容。

もう一回戻りますが、1ページ見ていただいて。

真ん中になりますね。

がん治療は自分の意志で選択する。」

 

曽我

「はい、選択するものです。」

 

 

中村

「選択するものです。

形式上はね、どの治療も、お医者さんが提案をします、

それに、同意をします。同意書を求められます。

サインをして、治療がはじめます。

だから、お医者さんに任せているんだけども

だけども、自分で納得して、同意をして、やってるという

自己責任が、どの治療法にもあります。

それは責任であり、権利であるという事ですね。

 

なので、それを明確にするために、

がん対策基本法、があって。

2条の3番に

本人の意向を十分尊重して、治療法が選択されるんだよと、いう事が書いてあります。

 

これを裏読みすれば、患者本人には、治療法を選択する権利が

法律で保障されていますと、いう事なので、

セカンドオピニオンを聞くというのは

これを元に聞きにいくので、萎縮したり、居た堪れなく()なったりね

こう、普通に、普通の権利の。」

 

曽我

「れっきとした権利として。」

 

中村

「自分の責任、自分の権利として

その権利をね、真っ当に遂行するために、淡々とやる、

情報が欲しいんですと、

自分で自分の治療に、自己責任で臨みたいので、情報をくださいと。」

 

曽我

「気負う事もなく、こうフランクに。」

 

中村

「そうそうそう。

そういう気持ちであれば、

病院の先生に、なんとなく悪い事してるんじゃないかなとかね」

 

曽我

「なんとなくですけど、こんなに頑張ってくれてるのに

すまないな、みたいな気持ちが、やっぱり

人間ですのでわいてきがちですけど。

権利として。」

 

 

中村

「そうです。そう。

例えば東京は沢山いろんな病院、

 

東京とか、名古屋、仙台、札幌とか九州のほうは、病院たくさんありますけど、

ちょっと外れちゃうと、県立病院か、県立がんセンターが1個しかない。

 

ここで今ね手術一生懸命やってくれてるのに

この先生の意見と違う意見を聞きに行くっていうのは、まずいんじゃないか。って。

 

先生が機嫌を悪くしちゃったら、診てくれなくなっちゃうんじゃないかって。

私の治療法に従わないならもう来なくていいです。って

だれか言われたとかって、耳にしたりすると

え~、セカンドオピニオン聞いちゃいけないのかなって思いがちですけど。

 

そういう気持ちがなく、淡々と。」

 

曽我

「そうですね。保障されてます。」

 

中村

「思っちゃうとギクシャクしちゃうから。

思わないで、ただ聞きに行くだけですから、先生。

軽く。」

 

曽我

「あぁぁ、そうですね。」

 

中村

「先生に対する敬意は微塵もかわりません。

先生は素晴らしい仕事。すばらしい治療されているって事は十分存じ上げていますけども

ただ、納得して受けたいので、情報を取りに行くんです。

お気を悪くなさらないでください。」

 

曽我

「そうですね。」

 

中村

「という、淡々とした、」

 

曽我

「淡々と、淡々と情報をとりに行くとね」

 

中村

「淡々とした感じで、情報を取りに行くという事をやりましょう。

 

 

そういう事をすると、

病院の先生も、自分が説明しなくて良いんだ、みたいな。」

 

曽我

「あ、そういうそういう感じですか?」

 

中村

「いちいち質問をされても、外科の先生だったら放射線の科の事を聞かれても

答えきれない事もあるじゃないですか。」

 

曽我

「ま、そうですね、専門外ですもんね。」

 

中村

「逆に放射線の先生に外科の事も分からない事があるから、

それじゃあ放射線科の先生に聞きたいなら、聞いといてください。

という感じで、先生、目くじら立てないでねって

そういう感じで、臨みましょう。

 

まず診断なんですけど、

がんという診断は、どこでするんでしょう?」

 

曽我

「え、、、どこでする、、、。

がん細胞が見つかったから、がんです。って言われるんじゃないんですか?」

 

中村

「がん細胞がありました!

見つける人は誰でしょう?」

 

曽我

「お医者さん」

 

中村

「お医者さんなんだけど、専門のお医者さんがいます。」

 

曽我

「あ、それ、2回くらい前で、3回くらい前で出てきていた、

びょ、病理の先生。」

 

中村

「病理、病理の先生。が、顕微鏡で見て、

確かにこの細胞は、がんだ。

って、診断すると、がんだという事になります。

 

え?どういう事?

だって、血液検査で腫瘍マーカー高いって言ってますよ

画像診断で、外科の先生がこれがん、放射線の先生がこれがんだって言ってますよ。と。

あれは、疑いです。」

 

曽我

「がんじゃないかもしれない。」

 

中村

「がんじゃないかもしれない。」

 

曽我

「がんぽいだけ?

いやま、がんかもしれないがんの可能性高いんでしょうけど。」

 

中村

「高いけど、経験上ね、

高いけど、それを以て確定しているわけじゃない。」

 

 

曽我

「はぁぁぁ。なるほど。」

 

中村

「不良品であることは間違いない。

不良品だけど、悪性なのか、ホントにね、切り取らなきゃいけないのか

急がなきゃいけないのか、抗がん剤使わなきゃいけないのか

放射線かけなきゃいけないのか。

というのは、まだ分からない。」

 

曽我

「それは、いつ分かるんですか?」

 

中村

「一応、ルール上、病理の先生が見て、がんだって決めたときに、がんです。」

 

曽我

「それ、みないとダメなんですよね?」

 

中村

「そう、なので

正直な先生は、見ないと分からないので、とりあえず手術しましょう。」

 

 

曽我

「え。えぇ!

その、え、そうですけど!」

 

中村

「どっちにしろ、手術、でね、見ないと、分からない。

手術中に、病理の先生そばに置いて、すぐ診断しますから。

で、がんじゃなかったら、良かったですね。

がんだったら、そのがんに向けての治療を、さらに続けますから。

という事を、術中に診断する。」

 

曽我

「結構ギリギリまでわからないんですね。」

 

中村

「ギリギリまでわかんない。です。

なので、もうがんだって言われたら、鵜呑みにしない。」

 

曽我

「なるほど!。」

 

中村

「先生なんでがんだって言うんですか?と

ちょっと、開き直ってるみたいで、怖いけど。

先生なんで?がん?

病理の先生はなんて言っているんですか?と、ちょっと聞いてみると。いう事です。

で、もう一つ。病理の先生も、人間だから。

顕微鏡で見て、がんだっていうのが、100人が100人、がんだとじゃ言わないわけ。」

 

曽我

「おぉ、これはなかなかまた難しいところですね。」

 

中村

「難しい。」

 

曽我

「はい。結構、曖昧と言えば曖昧ですね。」

 

中村

「アナログなんですよ。」

 

曽我

「そうですね!」

 

中村

「めっちゃアナログ。

なので、例えば顔ね。

このホクロ、ちょっと大きくなっちゃった。って言ったときに、

がんだと言った。皮膚科の先生が。

で、がんセンター行ってください。

あ、がんですね。

そしたら、どういう治療するんですか?と。

顔の半分取っちゃいます。

え!?ほんと!?」

 

曽我

「それは嫌ですね。」

 

 

中村

「その時に、まずがんという前提で、そっから治療法を選ぶのか、

もうがんという前提で顔半分切っちゃうのか

なんとか保存療法するのか。考えるのか。

もう一つ疑って、これ本当にがんなの?って。」

 

曽我

「そこから疑う場合もあるわけですね。

治療法だけじゃなくて。」

 

中村

「そうです。

この病理の先生は、がんだって言ってるけど、本当かな?

と、いうセカンドオピニオンもあります。」

 

曽我

「なるほど、そういう場合も聞いて大丈夫なんですね。」

 

中村

「そのあととんでもない事になっちゃう。」

 

曽我

「はい。とんでもないこと、、」

 

中村

「ここががんじゃないって事を疑問視しないと」

 

曽我

「あ、そうか、そうですね。

もし、万が一これがんじゃなくって、こうもうなんか

人相も変わっちゃいますしね

その後の人生に、影響も及ぼしてくるような決断。

で、それがんじゃなかったら、なんかもう

それで心を病みそうですね、そのあと。」

 

中村

「そうそうそうそう。

なので、ダルビッシュだって、がんじゃ無かったけど

ここのなんか腱ね、手術して治るか治らないのか、3人か4人聞いてますよね。

 

ほんとにわたしのこの腕の腱が手術した方がいいのか、悪いのか

ていう聞いて、最終判断して、

なんか記憶に残ってますけど。

 

セカンドオピニオン、2番目だけじゃなくて、

サードオピニオン、フォースオピニオン

そのくらい、最初の出だしが、考えても良いと思います。」

 

曽我

「そうか、てっきり手術療法とか、どうやって戦うかばっかりだと思ってましたけど。

前提条件を疑うって場合もあるわけですね。」

 

中村

「という場合も、あります。

 

それをね踏まえて検査もする。

要するに画像診断だけでね、これがんですねって言われちゃった。と。

 

 

血液検査どうなんですか?と。

血液検査普通の検査だけしてて、

腫瘍マーカーの検査してない事もあるんですよ。」

 

曽我

「へぇぇぇ。そうなんですか!」

 

中村

「うん。

腫瘍マーカーの検査はしとかないと、

あとで、例えば手術ね

手術の前の腫瘍マーカーはこうでした。

腫瘍マーカー、検査、手術をし終わったら、腫瘍マーカー下がりました。

あ、がんが減ったんですねって評価ができますけども

 

手術する前に、腫瘍マーカーの検査してなかったりすると、

手術し終わったあと、画像上消えたのは分かるんだけど

腫瘍マーカーどうだったんですか?って。」

 

曽我

「わからないですよね。」

 

中村

「あれ?

データ無いんです。って。」

 

曽我

「へぇぇ。そんなことがあるんですか!?」

 

中村

「そんなこともある。

ので、検査が十分

例えば、この検査で先生ががんだと言ってますけども、これで十分ですかと。

あとのフォローの事も考えて、どういう風にしたら良いでしょうか。と。

 

あと悪性度というのも、この前お話したかもしれませんが、

もう暴れ方が激しい。どんどん暴れるがん、か、

ま、時間が、余裕がまだあるがんなのか。

その辺の判断を、生活によっては、時間が欲しいときあるじゃないですか。

卒業式まで待ってほしい、とか。

結婚式まで待ってほしい、とか。

 

今重要なプロジェクトやってるので、私が今外しちゃうと

指揮官がいなくなっちゃうとか。

スタッフがいなくなっちゃうとか。

悪性度を聞いて、時間の余裕があるかどうか、とかをぶつけてみると。

 

この上の診断、検査、悪性度を踏まえて、

治療方法について、今までは外科の先生に聞いてきたんですけど、

放射線とかね、粒子線とか、

切らないでやる方法。免疫療法もありますけど、

そういう方法の、それぞれの専門家に

先生だったら、これどうしますか?と

いう、治療法を、聞く。

という方法も。セカンドオピニオンの中に、あります。

 

あと、医療機関が、どこが良いですかね、みたいな、

という、セカンドオピニオンもあります。

 

 

で、医療、

ま、学会とかね、

先生方はその、同じ外科系でも、

積極的に切ってくれる先生と、

リスクを侵さない病院と、分かれますので。」

 

曽我

「あ、なるほど。」

 

中村

「ここではね、うちのびょう

今の主治医の先生はね、

手術しないほうが良いよって言うんですよ。と。

先生だったらどうなんですか?と。

 

この程度だったら、

うちの病院ではもう何年もやってるよって。手術できないことはないよって。

言ってくれるかもしれないから。

 

そういう、治療方法とも関係してくるんですけど

同じ方法で、治療法は決めてる

だけど、できれば手術してほしい。

または、できれば手術しないでほしい。

て言うような事で、医療機関を選ぶ。

 

または、医療機関に、いつも同じ先生がいるわけじゃなくて。

先生って結構飛び回っているんですよ。

有名な先生って、アメリカに居る先生が東京に居たり、

中国にいたり。いろんなとこにいますので。」

 

曽我

「神の手みたいな。」

 

中村

「神の手みたいな人いますので。

この疾患だったらあの先生得意だから、あの先生に診てもらった方が良いよ。

というような話も、あります。

 

 

で、さっきの悪性度と関係して、治療計画。

どういう治療計画。

私の、人生のイベントを考えると、治療もそうなんだけど、

これは避けられないんですか?

うまくこう、調整できないんですか?とか。

 

あと、場合によっては、先生達が学会と重なっちゃっててね。

3か月後の手術となります。とか。

1年待ってください。とか。

しばらく経過観察しましょう。と。

と言われて、そんなに放置できるんですか?と。」

 

曽我

「そうですね。」

 

中村

「だから、逆ね、先延ばしにするのとは逆で

先延ばしにされちゃったから、もっと短くできないのかというようなところで、

先生の病院だったら、早くできますか?と。

そういうセカンドオピニオンもあります。」

 

曽我

「一口にセカンドオピニオンと言っても、いろんな角度というか、

それがあるんだなというとこなんで、

それはそれぞれに使ってもらうってところなんですね。」

 

中村

「そうです。

なので、今の、一つ一つのテーマについても

自分の個別の話をしはじめたら、あっという間に30分経っちゃう。」

 

曽我

「確かに。そうですね~。」

 

中村

「具体的な話になったら、もう1時間なんてすぐ経っちゃう。

セカンドオピニオンって高いんですよ。

もう、30分で3万円とか。」

 

曽我

「高いんだ!?高いんですね。」

 

中村

1時間で4万円、プラス税。47千円とか。」

 

曽我

「そんな高いんですね!?思った以上のめちゃめちゃ高かった。」

 

中村

「全然高いんですよね。

 

 

なので、その時間を有効に濃いものにするためには、

 

結構こういう、絞って、

これを聞きたいです。

で、聞ききるというか、聞きたい事は、

自分が話に行くんじゃなくて、先生の言葉を引き出すために行きます。」

 

曽我

「なるほど、書いて書いて

しっかり、聞いてくるという事が重要なんですね。」

 

中村

「それが、重要。

自分の言いたい事1時間しゃべって、先生になにもしゃべらせないってのはダメよ。」

 

曽我

「そうですね、それはもういかに1時間先生にしゃべってもらうかって所が重要なわけですね。」

 

中村

「そう。

先生の言葉を引き出す。

頭をフルに使ってもらう。

そのためのセカンドオピニオンですから。」

 

曽我

「いや~、勉強になりますね。

はい、え~、今日は主に8ページのセカンドオピニオンで聞きたい内容を伺いました。

中村先生、ありがとうございました。」

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