スイミングスクール強化選手クラスの子供たち、水泳部の学生さんは、タイムを縮めるために日々練習を頑張っていると思います。
私の子供たちも週6日スイミングクラブに通い、大会に向けて練習しています。
大会で良いタイムを出すために日々の練習をしっかりやることは当然ですが、本番前の過ごし方でかなりタイムは変わってきます。
せっかく毎日練習をしているのだから、なるべく実力を発揮したいですよね。
この記事では本番数日前、当日、会場での過ごし方、食事、ウォーミングアップなど、様々な面から本番に有利になる情報をまとめました。
ちなみに私の子供たち(小学6年生、3年生)のレベルは、ジュニアオリンピック予選には出られるけれど、本選(全国大会)タイムには今一歩届かない、という感じです^^;
小学3-4年生ぐらいまでは、まだ親が管理してあげたほうが本番でベストタイムを出せることが多いですね。
まだ一人で自己管理できないジュニア選手のお父さんお母さんも、ぜひこの記事を役立ててください。
目次
本番数日前~
本番に向けて疲れを溜めないことが大切です。
そのためにも本番3日~1週間前から調整していきましょう。
練習メニュー
選手・強化クラスでしたら専門のコーチがいるでしょうから、基本的にはコーチの指示通りに練習をこなせば良いでしょう。
ひとりで調整できるなら
・泳ぐ距離を少し短めにする
・強度は変えない
・疲れを残さない、とはいえダラダラ練習しない
ということを意識してください。
食事
直前でなければ、だいたい好きなものを食べて大丈夫です。
おすすめ
食物繊維が豊富な物・・・野菜、きのこ、海藻など
便秘にならないために、多めに摂っておきましょう。
しかし、大会前日、当日などの直前にはおすすめしません。
腸内にガスが発生してしまうからです。
それと、生では食べず、必ず加熱するようにしましょう。
避けたほうがいい物
生もの・・・生野菜、生魚(刺身、カキなど)、生卵など
万が一当たってしまったら大変です。
本番当日朝
大きな大会の場合は各都道府県によってある程度「いつも使う会場」は決まっているでしょう。
例えば東京でしたら辰巳国際水泳場ですね。
短水路ならA面、B面分かれて男女一緒にプログラムを進めます。
ここはサブプールでウォーミングアップができますのでほとんどの選手が使います。
しかし、個人メドレー種目は朝一番でのプログラムになっていることが多く、個人メドレーに出る選手は朝早くから水泳場に並ぶことになります。
大会の規模によりますが、ジュニアオリンピック予選等だと朝の7時前には多くの選手が並んでいます。
やはり朝一のウォーミングアップは混むので、少しでも空いているうちに泳いでおきたいと考える選手が多いです。
サブプールなどがない会場の場合、いつも通っているスイミングスクールでアップをしてから大会会場に向かうパターンもあります。
疲労を軽減するために車での移動が望ましいですが、電車になることも多々あります。
しかしうちの息子は車酔いをしやすいため、歩きと電車のほうが体調が良いようです。
まあこれらも人によりますね。
朝の過ごし方
起床時間
大会会場へまでの交通時間、出場種目の時間によります。
例えば午後からしか出場しないのであれば、概ね3時間前までに到着していればいいでしょう。
そこから水中でウォーミングアップ、プログラム1時間前に縄跳びなどで心拍数を上げます。
逆に朝イチの個人メドレーなどに出る場合は、朝5時起き、会場に6時半到着、などの選手もいます。
朝早く到着して並ぶと空いているプールでアップができますが、睡眠時間が短くなるのと並び疲れも出てくるのでバランスが大切ですね。
寒い冬に長時間外で並ぶのは風邪をひくリスクもありますから防寒対策もしっかりしなければいけません。
朝食
なるべく泳ぐ3時間前ぐらいには食べ終わっておきたいものです。
朝の集合が早い場合は起床してなるべく早く食べましょう。
おすすめ
炭水化物や消化に良い物がおすすめです。
おにぎり、パン、加熱したスープ、うどん、バナナ、など。
避けたほうがいい物
胃腸に負担のかかるもの、お腹を壊す食べ物は控えましょう。
食物繊維(野菜、きのこ、海藻)、生もの(刺身、生野菜、生卵)、揚げ物類
大会会場にて
本番当日の会場での過ごし方もタイムに関わってきます。
水中でのウォーミングアップ
本番約3時間前に水中でのアップをします。
ジュニアの選手で1200m~2000mぐらい泳ぎます。
陸上でのウォーミングアップ
本番1時間30分ほど前に陸上でのアップを行います。
走る場所が確保できないときには縄跳びが便利です。
うちのクラブでは多くの子供が縄跳びを持参しています。
階段の上り下りもいいですね。雨天時でもできますから。
あと最近聞いたのはゴルフボール踏み。足裏マッサージみたいですが、体がとても温まるようです。
我が家ではやっていませんが、ご興味のある方は試してみてください。
食事
朝食は家で済ましていると思いますが、食べていないなら3時間前までに食べましょう。
おにぎり、パン、バナナなどがおすすめです。
1時間30分ほど前にも軽く食べておくのもいいでしょう。
あまり重くならないものがおすすめです。
ウィダーインゼリー、バナナ、パンなど。
やはり生もの、揚げ物などは控えましょう。
※余談ですが、辰巳国際水泳場での大会ではポテトとから揚げのセットが売っています。
うちの子たちはこれが好きで、自分の競技が終わってから食べています(笑)
待機時間の過ごし方
水泳の大会は、非常に待機時間が長くなります。
わずか数十秒のために半日、1日費やします。
人によって待機時間のすごし方は変わってきます。
本を読む、音楽を聴く、雑談をするなど、中学生以上であれば自己管理能力も高くなっているので自分のペースで過ごせばいいでしょう。
問題は小学生(幼児)です。
時間を考えずに勝手に食事をしてしまったり、正座で長時間座っていたり、慌てて召集に行って、水着を忘れたり、友達とふざけあって怪我したり、割と信じられないことが起こります^^;
もちろん親やコーチたちも管理しているのですが、目を盗んでやらかすのが子供たちです。
親としては毎回ストレスの連続です。
まあ子供たちもストレスなんでしょうけど。
かなりの時間拘束されるので、学校の宿題や進研ゼミなどの教材をやっている子供たちもいます。
「自分の競技が終わったら帰っていい」「チーム全員が終わるまで帰れない」などチームの方針によっても過ごし方は変わってきます。
まとめ
本番にベストコンディションで挑むには、
・疲れを溜めない
・胃腸に負担をかけない
・しっかりウォーミングアップをする
という当たり前のことができているかどうかです。
どの方法が好きか、リラックスできるか、テンションが上がるかは個人の好みもありますので、時間をかけて見つけてください。
しかし、ジュニア選手(特にやんちゃな男の子)に関しては親が管理してあげないと、ひどいコンディションで挑むことになりかねないので見てあげてくださいね^^;
召集前にお弁当を食べ始める子なども見てきました、、。
うまく過ごせたからといって必ず自己ベストが出るわけではありませんが、失敗すると簡単にタイムは落ちてしまいます。
日々の練習の成果を発揮できるよう、気を配っていきましょう。
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