がん

2020.12.28

白い砂糖はがんによくないの?【教えて!がんサポートDr.】

がんサポートDr.:中村健二

ナビゲーター:曽我ゆり

白い砂糖はがんによくないの?

 

曽我

「今回もですね、がんサポートドクターの中村先生にいろいろ、

がんについてもそうですけど、皆さんが疑問に思うことあれこれを

ちょっと聞きたいと思っておりまして。

今日のテーマはズバリなんですけど、なんかがんってお砂糖が好きとか

そういうことを聞いたことがあるんです。

やっぱ甘いものを食べすぎると体にも悪いけど、がんにもなるよ。みたいな。

実際のところはどうなんですかね。」

 

中村

「はい。皆さんこんにちは中村です。よろしくお願いします。

がんはお砂糖が好きか。ズバリお砂糖が好きです。」

 

曽我

「あ、好きなんですねやっぱり。」

 

中村

「そうです。で、この話っていうのは実は古い話なんだけども、新しい話というか。」

 

曽我

「はい。」

 

中村

「今注目を浴びている。」

 

曽我

「あっ。そうなんですか。」

 

中村

「というのはですね、ちょっとスライドを見ていただきたいんですけど、

酸素があるのになぜ酸素呼吸をしない。というキャッチがありますけど、

これはがんの研究なんですよ。」

 

曽我

「あっ。そうなんですね。

 

中村

「うん。これがんの研究。で、お砂糖。私たちの体でなんかこう食べると元気になるじゃないですか。」

 

曽我

「砂糖。あーまぁまぁ元気になりますね。」

 

中村

「それともう一つ、いい空気を吸うと。新鮮な空気を吸うと私たち元気になります。」

 

曽我

「そうですね。確かに。」

 

中村

「私たちの細胞。体っていうのは元気になる元。要するにガソリンを補給しながら車が走るように、砂糖を摂って元気になる。酸素をとって元気になる。これダブルエンジンなんですよ。」

 

曽我

「どっちも使ってるってこと。」

 

中村

「どっちも使ってる。で、どっちも使いようがあって、例えば有酸素運動とか無酸素運動とか聞いたことあります?」

 

曽我

「なんかよく健康番組で言ってますよね。」

 

中村

「言ってますよね。で、その有酸素運動が体にいいんだとか、あとその短距離走とかああいうときには無酸素運動をしているんだとか、よく言いますよね。」

 

曽我

「はい。」

 

中村

「で。無酸素運動っていうのはお砂糖系のガソリンを使って走っているわけ。」

 

曽我

「あぁ。なるほど。」

 

中村

「で、マラソンとかそういうのは有酸素運動。」

 

曽我

「なるほど。だから有酸素。」

 

中村

「という使い分けをしている。瞬発力を必要とするような時には砂糖をガーンと使う。

だけどそのあとは筋肉痛になったりするじゃないですか。」

 

曽我

「はい。」

 

中村

「あれはよく乳酸が溜まったとかってよく言いますよね。

お砂糖を、あとでお話していきますけど、分解していくと最終的に、

そういうお砂糖系エンジンを使うと乳酸になっちゃう。」

 

曽我

「へぇ~。」

 

中村

「で、有酸素運動を使うと、乳酸にいかせないでその乳酸の手前のものをまたもう一回酸素で再利用するんです。」

 

曽我

「へぇ、燃費がいい感じ?」

 

中村

「燃費がいいんです。めちゃくちゃ。

で、まぁそういう二つのエンジン系があるんだけど、がん細胞というのは

燃費がいいはずの酸素があっても使わないわけ。」

 

曽我

「えっ。なんで使わないんですか。」

 

中村

「なんで使わないのか。観察はされていたんです。ずっと。

そのなんでがん細胞はお砂糖はもちろん使っていると。だけど酸素もあるよって。

なんで使わないのって。」

 

曽我

「使えばいいじゃないですかって思う。」

 

中村

「使えばいいじゃないですかって。というのをこのスライドの三人の研究者が解明したわけですよ。」

 

曽我

「ほぉ。」

 

中村

「で、去年ノーベル賞を取りました。」

 

曽我

「めちゃくちゃ最近ですね。」

 

中村

「ですね。2019年にその研究をしたことによってノーベル賞を取りました。

まぁこれねちょっとね詳しく説明するのは今度また次回ということで。

こういうことをご説明します。

で、これどういうことかっていうと、お砂糖っていうのはねこういう形の分子式をしています。」

 

曽我

「こういう右上。」

 

中村

「右上の六角形。」

 

曽我

「あ、間違えた。左上か。左上のブドウ糖っていうやつですか。」

 

中村

「ブドウ糖。ブドウ糖が二つあると麦芽糖。ブドウ糖と果糖がくっつくとショ糖。

名前とかにもついていますけども。体の中に入れ、食べて甘いと感じるのは2通りあるけど、それをちょん切って、実際には私たちの体には吸収しています。ちょん切るのは酵素ね。酵素。腸についている酵素。それで、ここからスタートするんですけど、ブドウ糖。要するにお砂糖が体の中に細胞に入りました。細胞に入って二つあるんですけど、一つのエンジンは酸素を使ったエンジン。青いエンジンがあると思ってください。で、もう一つの方は、酸素を使ったんで、お砂糖を使った方が赤いエンジン。を持っています。」

 

曽我

「なるほど。」

 

中村

「で、細胞が増えていくときに、どういうエンジンを使うかっていうとこっちの赤い方のエンジンを使うっていうことがわかっています。」

 

曽我

「おぉぉ」

 

中村

「ね。糖の方を使う。」

 

曽我

「はい。」

 

中村

「で、こっちの酸素を使う方のエンジンは細胞は増やさない。細胞を一定の増殖を抑えながら生かしていくという時に使うエンジンなんですよ。」

 

曽我

「へぇ、役割が違うんですね。」

 

中村

「役割が違う。例えば。例えばって後でお話ししますけども、筋肉をたくさんつけなきゃいけないとか。自分のある臓器を大きくしていかなきゃいけないとか、というときは子供の時なんだけども、大人になってもまだね、背が大きくなっちゃったりとか、筋肉モリモリになっちゃったりとか、ね。おっぱいがどんどん大きくなっちゃってくるとか。困るじゃない。」

 

曽我

「確かに。困りますね。そりゃ困るわ。」

 

中村

「ここまででいいやってありますよね。それになんでブレーキをかけているのかってあるわけですよ。それはね細胞自身がちゃんとブレーキをかけてくれていると。

その時にはこっちのエンジンを使います。ブレーキをかけてくれる酸素系のエンジンを使います。こっちよりも、どっちも使うんだけどもこっちを優位に使います。増やすときはこっちですけど。っていう感じです。なので、人はね例えばなんかの環境にある度に酸素結合環境を作り出してあげたら、細胞が適応してこっちを使いますよ。と言うこと。ストレスかけちゃって血流を送らないような。ちょっと血流を送らないということは、酸素来ない。酸素欠乏症。こういうことに瞬間的になったりするわけですよ。で、そういうことがあると、こっちのエンジンが主体になりますよね。」

 

曽我

「こないから使えないってことですよね。酸素が来ないから砂糖しか使えない。」

 

中村

「で、ここでね先祖返りって書いてある。」

 

曽我

「はい。」

 

中村

「これどういうことかっていうと、見てみますね次。」

 

曽我

「はい。」

 

中村

「これね血液ガスって書いてあるんですけど、え~わかります?」

 

曽我

「血液ガス?いや、わかんないです。」

 

中村

「血液の中には酸素が入っているってわかりますよね?」

 

曽我

「運んでいますもんね。」

 

中村

「運んでますよね。赤血球が酸素をくっつけて細胞に配る。で、配られた酸素のあとの

その赤血球には今度は二酸化炭素が。」

 

曽我

「あぁ、運んでもらった。」

 

中村

「入れ替わって。肺まで運んで呼吸で出すと。この酸素と二酸化炭素のこの入れ替えを

赤血球宅急便が毎日頑張っているわけですね。

それが荷台に、宅急便の荷台にどれだけ入っているかっていうのを見るのがこの血液ガス分析なんですよ。で、PaO2ってありますよね。動脈血酸素分圧。」

 

曽我

「はい。」

 

中村

「でまぁ95mm水銀。Hgが水銀なんだけど、まぁ75100って書いてますけども。

数字がいいから100%としましょう。例えば荷台に100%酸素が入っています。」

0858

曽我

「はい。」

 

中村

「ね。それをみんなに配って、帰りにはこのCO2半分ぐらい二酸化炭素に置き換えて持って帰ってきますよ。って、そういうような意味。ですよね。これが普通の私たち。」

 

曽我

「大人?」

 

中村

「大人。こっちが臍帯血ってあるけど、これは赤ちゃんがまだおなかの中にいる時の血液のガスです。赤ちゃんもエネルギー、たくさん大きく育たないといけないからそういう、酸素とかね、あの必要としますよね。って。見てみるとなんとpO2。」

 

曽我

「下ですね、だいぶ。」

 

中村

16.3。 1/5下手すると1/6。えぇっっと。なに。赤ちゃんってなに。酸素。低酸素じゃん。大人でこんな16mmだったら死んじゃいますよ。」

 

曽我

「なるほど。」

 

中村

「もう酸素分圧60とかね、なったら、人工呼吸だとか。」

 

曽我

「つけないといけないやつですね。呼吸器を。」

 

中村

「そう。赤ちゃんこんな少ないんですよ。少ないほうが実は赤ちゃんにとってはいいと。

どうやって回しているかっていうと糖分のエンジンを回して生きているんだと。」

 

曽我

「ほぼほぼというかまぁその残りの4/5は糖分のエンジンを使っているみたいなものですか?」

 

中村

「そうですそうです。とう言うことなので、細胞が増えるときのエンジンともう細胞がここまででいいよと。この形でいいから。この背の格好でいいから。もう止まってね。というときに使うエンジンとは使い分けている。」

 

曽我

「結構明確に違うんですね。」

 

中村

「例えばね肝臓にがんができちゃったと。肝臓の細胞って大きくなった所の細胞の。

このサイズでいいんだからって。がん細胞さん頑張ってね、また大きくしなくていいんだからね。」

 

曽我

「いゃぁ、確かに。」

 

中村

「いうイメージですね。まぁそこを使い分けているものだからその、酸素を使う状態じゃない状態になっちゃったわけ。」

 

曽我

「そうですね。酸素が使えない状態とか。」

 

中村

「になっちゃったとか。ということでがん細胞ってなんかちょっとおかしいぞということなんですよ。」

 

曽我

「なるほど。」 

 

中村

「でね、これちょっとわき道にそれますけど、このおじいさんはねジェームズ・ワトソンさん。」

 

曽我

「はい。」

 

中村

「ね。シャーロックホームズじゃないんだけど、研究者です。超有名な研究者です。」

 

曽我

「へぇぇ。」

 

中村

「これね、DNAの二重螺旋構造を発見した人。ノーベル賞もらった人。」

 

曽我

「へぇぇ。」

 

中村

「まだご存命です。」

 

曽我

「えぇぇ。びっくり。まだ生きてらっしゃるってめちゃめちゃ失礼な言い方ですけど、まだ生きてらっしゃるんですね。」

 

中村

「でね、このジェームズ・ワトソンさんで、DNAの権化ですよ。」

 

曽我

「はい。そうですよね。元々の第一発見者ですもんね。」

 

中村

「そう。権化の方が今、難治性のがんの対策。がんを退治するにはどうしたらいいのか。」

 

曽我

「難治性」

 

中村

「治らない。いろいろな治療をしても治らないがんの患者さんをどうしたらいいのか、というときに考える視点は、遺伝子の発見者なんだけど、今話したようなエンジンに注目したほうがいいと。まぁ医学の分野でいうと代謝っていうんですけども、代謝がこれからのがん治療には重要だと。言う講演をされた。今年の3月に講演した。」

 

曽我

「めちゃくちゃ最近のことだ。」

 

中村

「めちゃくちゃ最近。」

 

曽我

32日。めちゃくちゃ最近の最新情報ですね。」

 

中村

「最新情報なんです。だから去年ノーベル賞でしょ。またワトソンさんも講演でしょ。

めちゃめちゃ重要なんです。でね、代謝環境のがん治療の効果を注目している、講演を。

もう最先端のエール大学っていうとこです。

というのが、ホームページに載っています。ホームページというのかインターネットで調べれますので見てください。」

 

曽我

「めちゃめちゃ英語ですけどね。」

 

中村

「まぁちょっとまたここも、機会があったら丁寧にご説明します。

で、すごく最近のことなんだけど実はもっと昔からわかってました。」

 

曽我

「おや?そうなんですか?去年の話ではないんですか?」

 

 

中村

「去年の話ではないんです。がん細胞は普通の細胞を使って酸素を使って生きていないと。今言いましたけど。」

 

曽我

「砂糖が好きっていうことはもっと昔からわかっていたっていう。」

 

中村

「いつからわかっていたと。それをね発見したそのドイツの学者でオットー・ワールブルクっていう方です。この人の生まれ1883年。1970年代に亡くなっていますけども、この人もねノーベル賞とっています。」

 

曽我

「へぇぇ。」

 

中村

「この人はねなんでノーベル賞を取ったかっていうとね、ワールブルク効果。この人の名前です。ワールブルク効果ということを発見しています。まず何を言っているかっていうと、がん細胞は酸素が十分に存在してもブドウ糖。お砂糖ね。の取り込みと解糖系が亢進して。これね。要するにお砂糖使ったエンジンですね。が亢進し、大量の乳酸が産生され、ミトコンドリアでの酸素呼吸が抑制されている。」

 

曽我

「はぁ。もう凄い凄い平たく言うとがん細胞はやっぱり糖を使っているんだよっていうこと。」

 

中村

「お砂糖しか使ってません。ということをもう今から80年ぐらい前に見つけたわけ。

で、ノーベル賞取っているわけ。だけど、そっちの方向でがん治療が進むっていうよりもワトソンさんが遺伝子見つけちゃったものだから。」

 

曽我

「なるほどっ。」

 

中村

「ね。そっちの方がもしかしたらいろんなね。あの研究が核心をつけるんじゃないかということで、ずっと走ってきたわけです。」

 

曽我

「はい。」

 

中村

「なんかずっと走ってきた割にはえーちょっと行き詰まっちゃった。というところでまたこれが見直された。原点に帰ってね。」

 

曽我

「最近行き詰った。比較的最近行き詰ったからまたこっちに?」

 

中村

「またこっちに戻ってきたよっていう、こーいう流れがあるということです。

で、もうちょっとこれね難しいので説明すると、これ細胞のモデルなんですけど、細胞のモデルで、これ、青いこれ仕切ね。一つの細胞の仕切りです。」

 

曽我

「左側の。」

 

中村

「一つの細胞の仕切りです。で、ここに遺伝子がしまわれています。で、この緑のとこがミトコンドリアなんですね。

で、この青いところでお砂糖系のエンジンが回っています。

場所が違うんです。エンジンの場所が違います。」

 

曽我

「なるほど。」

 

中村

「この青いところでお砂糖で回っている。この緑のところが酸素系が回っている。

で、酸素系のその機関がミトコンドリアです。ということでミト系。」

 

曽我

「ミト系。」

 

中村

「で、この、なのでがん細胞は何やってるかっていうと、ミト系はいないことはないんです。だけどミト系はちょっと使わないんだよね。」

 

曽我

「そういうことですよね。酸素使ってないんだからミト系ちょっと今いらないよって言われちゃうってことですよね。」

 

中村

「そうなの。」

 

曽我

「へぇぇ」

 

中村

「で、ミト系は使わないでその外側で俺ガソリン…

お砂糖たくさんあればエンジン回しちゃうからって。そういうことをやってるんです。

それをオットーワールブルグ先生は発見したわけです。」

 

曽我

「なるほど。はいはい。そういうことか」

 

中村

「そう。酸素があるにも関わらず。ですよ。」

 

曽我

「はぁぁぁ。」

 

中村

「ね。赤血球が酸素を取ってきてがん細胞の周りにぱらぱらと。

ね。酸素あるよって、酸素はいらんかね~って。」

 

曽我

「使ってもいいよ~って言っても、いらないよってなっちゃうんですね。」

 

中村

「という風になってますぜってね。」

 

曽我

「なるほど。お砂糖好きだから」

 

中村

「で、これをもうちょっと先に進む前にもう一つ言うと、さっきそのこれ以上細胞が増えちゃダメよと。肝臓の大きさはこれで決まってるんじゃないかというようなコントロールは実はミトコンドリアさんがしているみたいなんです。」

 

曽我

「あぁそうなんですね。」

 

中村

「うん。だから、今ね増えようとしている時にはミトコンドリアさん頑張られると困っちゃう。」

 

曽我

「なるほど。がん細胞はやっぱりミトさんには、ちょっと君は黙っててって言っとかないとダメなんですね。」

 

中村

「ダメなんです。そう。もう一つねO2って酸素なんだけど、活性酸素もね酸素を使うと副産物としてできちゃうんです。活性酸素ってみんな悪いって知ってるじゃん。ね、がん細胞ってもしかしたら活性酸素からできているのかもしれないんだけど、できちゃったがん細胞って今度活性酸素に弱いわけ。」

 

曽我

「へぇ。なるほど。」

 

中村

「なぜかっていうと、普通の細胞は活性酸素を帳消しにするような酵素を持っているんだけど、がん細胞ってどんどん増えることに力を使う、そういう微調整をするような酵素は後回しになっているわけです。なので、活性酸素ができちゃうと、それも困る。」

 

曽我

「へぇぇ。」

 

中村

「というのでいずれその、ミトコンドリアはねちょっと出番じゃないぞと。」

 

曽我

「なるほど。」

 

中村

「で、ちょっとお砂糖系でどういう仕組みになっているかちょっと見てもらいたいんですけど。これ解糖系のお砂糖系ね。この本は大平雅子さんという方が新書で出しています。」

 

曽我

「はい。」

 

中村

「そっからのコピーですけども、お砂糖というのはグルコースです。」

 

曽我

「はい。」

 

中村

「でね、1、2、3、4、5、6個」

 

曽我

「黒い…」

 

中村

「黒い。これは炭素なんですけどね。炭素。6人が手を繋いでグループを作っています。

これを最終的にね、1、2、3、え~3人のグループにしたいと。」

 

曽我

「下のピルビン酸ってやつ」

 

中村

「ピルビン酸。グルコースをピルビン酸にする。

6人のグループを3人のグループにする。

と、6人のグループが持っていたエネルギーが分断されることで

その時に、握っていたエネルギーが解放されるので、そのエネルギーがエンジンに回るという感じです。」

 

曽我

「はぁぁ。なるほど。はいはい。」

 

中村

「で、その化学反応を調べたのがこういう図なんですね。」

 

曽我

「この事態をよくわかんないですけど。」

 

中村

「ごちゃごちゃしている。こういう図なんですよ。

で、6人のグループを分けるのにもエネルギーが必要なんです。」

 

曽我

「切り取ってやらないといけない。」

 

中村

「切り取ってやらないといけないんだけど、やって3人のグループになるとみんな、突然3人になると楽だなって。」

 

曽我

「やったー。って」

 

中村

「やったーってなって、あっちこっち動き回れるようになるわけですよ。切るエネルギーとそのあと自由になったエネルギーで差し引き2ATPというのがエネルギーの単位なんですけどね、それができると。これで生きてますよっと。」

 

曽我

「ふーん」

 

中村

「で、ちょっとね、このピルビン酸っていうのをちょっと覚えておいて貰いたいんですけど。」

 

曽我

「ピルビン酸…」

 

中村

「これをさっき漫画で見てもらった、この青いところでやっています。」

 

曽我

「はいはいはいはい。」

 

中村

「青いところでやっています。で、そっからこのピルビン酸が出てきましたと。」

 

曽我

「はい。ね、なんか上の方にありますね。」

 

中村

「このピルビン酸で止まっちゃうのでピルビン酸を今度薄い水素をくっ付けて、あの乳酸にするという化学反応が起きて、これが乳酸がたまった。そういう形なんです。だけど、このミト系ね。ミトコンドリアはこのピルビン酸ができたら、はいじゃぁ次は私がやりますね。っとこのピルビン酸を使ってエネルギーとたくさん作りましたよと。

ということがあり、その最初の入り口がクエン酸なんだけど、これは場所が変わって、このミトコンドリア内なわけ。」

 

曽我

「ミトコンドリアさんはピルビン酸を使って、なんかもうもう1個色々エネルギーを作っているわけですか?」

 

中村

「そうそう。要するに今SDGじゃないけどあのごみを出さないで全部使うと。」

 

曽我

「はいはい。」

 

中村

「使えるものは全部使うっていう省エネじゃないけどあるじゃないですか。そういう考え方になります。外側はゴミだらけになっちゃう。そのゴミ使えるぜって。」

 

曽我

「あーまだこれ使えるのになんで使わないのみたいな感じで、頑張っている。」

 

中村

「そうそう。それがミトコンドリアさんです。で、そっから何やってるかっていうと、このピルビン酸を使ってこういうぐるぐる回るサイクルを作ってるわけなんです。」

 

曽我

「クエン酸サイクル。」

 

中村

「クエン酸というのは聞いたことがあるでしょ?」

 

曽我

「なんか酸っぱいやつ。」

 

中村

「酸っぱいやつ。でこの酸っぱいのを使ってもう一回エネルギーを作りますよと。ということです。

まぁ余計なことだけど、酸っぱいからってビタミンCじゃないってのはよく覚えておいてほしい。」

 

曽我

「へぇぇ。なるほど、そうなんですね。」

 

中村

「クエン酸、売ってますよ。」

 

曽我

「なんか聞いたことあります。」

 

中村

「クエン酸体に良いからと言って、クエン酸を舐めると酸っぱいですよね。

体にいいことはいいんだけど、それはビタミンCじゃないからね。」

 

曽我

「そっか。ビタミンC摂ってると思ってた。違うんですね。」

 

中村

「違いますからね。酸っぱければビタミンCじゃないですからね。

ちょっと余談でした。

で、これをやってると、何をやってるかっていうと、こっからね、水素を取り出しているんです。実は。またちょっと役者が違うんですけど。」

 

曽我

「なるほど。」

 

中村

「水素を取り出している。で、何をやってるかっていうと、理科の実験室で昔、

こっちにね水素が入っているんだよ。こっちにね酸素があるんだよって。

これね混ぜ合わせると爆発するから気を付けてね。って。」

 

曽我

「言われましたね。」

 

中村

「で、だけどポンっと破裂するぐらいの実験はしたことがあると思います。

で、体の中でそれが起きちゃうと大変なことになっちゃう。」

 

曽我

「はい。」

 

中村

「それを細切れにして。」

 

曽我

「ちっちゃい。」

 

中村

「ちっちゃくちっちゃく、出てくるエネルギーを使っているのがミトコンドリアなんです。」

 

曽我

「へぇぇ。クエン酸からさらにちっちゃく水素爆発させているイメージですか。」

 

中村

「そうそう。そういう化学反応からできたエネルギーを使って生きていると。」

 

曽我

「偉いなぁ。ミトさん。」

 

中村

「で、それをがん細胞は使ってないと。」

 

曽我

「あぁ、燃費悪そうですね、がん細胞は」

 

中村

「燃費悪い。」

 

曽我

「確かに。」

 

中村

「うん。というのが今日のお話の最初のお砂糖の話に戻るんだけども、がん細胞さんはミトコンドリア使ってませんと。」

 

曽我

「なるほど、まぁそうですね。確かにこんなに燃費が悪かったらそりゃ砂糖どんどん欲しいからがん細胞は砂糖好きですね。」

 

中村

「ということがわかった。なので、という特徴が分かってきたのでこういうことですね。

犯人は酸素を使わない。使わないと、あっても使わない。」

 

曽我

「はい。」

 

中村

「ヤバいと思う。ということは砂糖が狙われる。」

 

曽我

「はいはいはいはい。」

 

中村

「ね。ならば兵糧攻めしようって事になるわけです。」

 

曽我

「はい。なきゃいいですもんね。」

 

中村

「はい。」

 

曽我

「餌が。」

 

中村

「うん。だから断食したりとか、ちょっとマニアックな話になりますけど、ケトン食とかね。」

 

曽我

「ケトン食…。」

 

中村

「まぁがんの患者さんの勉強されていると、ケトン食が良いとかよく言うんだけど、もうその砂糖をブロックしちゃえば、がん細胞はエネルギーを産生できなくなっちゃう。

弱っちゃう。そうすると、体の中で暴れなくなりますよね。っていう考え方が出てくるの。」

 

曽我

「あぁぁ、なるほど。」

 

中村

「治療の戦略としてそれが出てくるっていうことで注目されていると。」

 

曽我

「なるほど。まぁ結果としてやっぱりがんは砂糖が好きなんですね。」

 

中村

「砂糖が好きなんです。」

 

曽我

「なるほど。わかりました。ありがとうます。」

 

中村

「ありがとうございました。」

 

 

 

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