温める

2019.10.2

【首を温めよう】自律神経を整えるカギは首のコンディション!

「なんか調子が悪いな」

「気分がすぐれないな」

ということはよくありますよね。

そんな時は自律神経が乱れているのかもしれません。

「自律神経?よく聞くけど何のことだっけ?」という方も多いでしょう。

この記事では自律神経の仕組みと整え方をわかりやすくお伝えします。

また、自律神経を整える上で「首」のことも触れていきます。

首と自律神経は深く関わっています。

首をしっかりケアしていくことで、自律神経も整ってくるのです。

・首が痛い

・慢性的に首が凝っている

という方は要注意です。

前半では自律神経について、後半では首のケアについて説明をします。

自律神経とは

「自律神経を整えよう」

「自律神経失調症と診断された」

など、自律神経という言葉は聞いたことがある人が多いと思います。

しかし、実際に自律神経がどのようなもので、どういう働きがあるものか知っている人は多くありません。

ここでは自律神経について簡単にご説明します。

首とも関わりがありますので、確認してみてください。

神経の全体図

神経には様々な種類があります。

自律神経は末梢神経のひとつで、自律神経の中には交感神経と副交感神経があります。

自律神経、と言ったら交感神経と副交感神経のことだと思ってください。

人間の神経図

交感神経と副交感神経

交感神経は仕事、スポーツなど集中しているときに働く神経です。

活発に動くときは交感神経が働いてくれます。

血管が収縮し、緊張状態になります。

 

逆に副交感神経は食事、睡眠などリラックスしているときに働く神経です。

血管は広がり、筋肉はゆるみます。

 

交感神経がアクセル、副交感神経がブレーキのイメージです。

どちらが優れている、良い悪いではなく、どちらもしっかり働いてくれないと困る神経です。

日中は仕事を頑張り、夜はリラックスしてぐっすり眠る。

この切り替えができていると心身ともに健康でいることができます。

自律神経の働きが悪くなると現れる症状

頭痛 めまい パニック障害 むち打ち
更年期障害 ドライアイ 慢性疲労症候群 多汗症
機能性胃腸症 過敏性腸症候群 機能性食道嚥下障害 血圧不安定症
VDT症候群 ドライマウス 起立性調節障害 不眠症

いかがでしょうか。

わかりやすい症状もあれば、ピンとこないものもあるかもしれません。

これらの症状が複数現れると「自律神経失調症」と診断されることが多いのです。

自律神経を整えるには首を整える

首は、私たちが思っている以上に大事な箇所です。

当然、脳に近いので、首の骨が折れてしまったら死んでしまう、後遺症が残ってしまうなど重大な問題になります。

しかし、そのような状態でなくとも私たちは首を痛めているのです。

首が痛い

首が凝っている

など普段から自覚がある人はまだ自覚がある分いいかもしれません。

が、一見首と関係ないと思われがちな箇所が不調な場合、「首をケアしよう!」とは思いませんよね。

なので結果的に回復が遅くなってしまいます。

首をケアすることで改善する

自律神経を改善することは体調の回復に直結するわけですが、実はその重要な役割を担っているのが、首です。

首は脳に近いところにあります。

首は脳や頭部と身体を結ぶパイプラインのようなものです。

身体の各部への指令は脳から神経を通って伝達されます。

この指令は首というパイプラインを通ります。

脳への血液も首を通ります。

首は温めるのがオススメ

首のケアの方法は色々ありますが、温めるのがオススメです。

デリケートな部分なので強い刺激を与えるのは避けましょう。

温めることで筋肉もリラックスしますし、血管が拡張し、流れが良くなります。

首を温める方法

具体的に首を温める方法をいくつかご紹介します。

マフラー

マフラーは首を温かい状態をキープしてくれる優れものです。

冬場はなるべくマフラーを着用するようにしましょう。

 

蒸しタオル・ペットボトル

蒸しタオルは、タオルを濡らして電子レンジで1分ほど温めれば出来上がります。

温まったタオルを布にくるんで首に当てましょう。

直接タオルを首に当てててもかまいませんが、やけどには気をつけてください。

 

ペットボトルで温めるのもおすすめです。

小さいサイズのペットボトル(280-350ml)に50-60度のお湯を入れます。

そして後頭部あたりを温めます。

 

全身浴

美容や痩身には半身浴も良いとされていますが、半身浴だと上半身や首が冷えてしまうので全身浴にしましょう。

40度前後のお湯で首までしっかり浸かりましょう。

ただし、のぼせないように気をつけてください。

また、お風呂から出て髪を濡らしたままでいると首や背中が冷えてしまいますのですぐに乾かすようにしてください。

日中はマフラーで首を冷やさないようにする、夜寝る前には蒸しタオルで首を温めたり全身浴でリラックスすることがおすすめです。

ちなみに、いくら首を温めるといってもマフラーをして寝るのは避けましょう。

寝ている間に発生する熱を逃がしてあげなければしっかり寝ることはできません。

マフラーをして寝てしまうと、うまく放熱ができなくなってしまうのです。

 

やらないほうがいいこと

首を強くもむ

基本的に首は脳に近くとてもデリケートな部分です。

良かれと思って強い刺激を与えると、かえって逆効果になることもありますので自分の判断で行わず、温めることに徹したほうが安全です。

※頚椎(首の骨)のけん引、むち打ちの際によく施される治療であるカラーも、最近の研究では首に良くないと言われています。

なぜか日本ではよく行われていますが世界的にはほぼ廃れています。

スマホの見過ぎ

夜寝る前に寝室でスマホを見ている人、いませんか?

暗闇の中で見ると目を酷使して自律神経にも良くありませんし、姿勢的にも首、背中などに負担がかかります。

まるで良いことがありませんので、暗い寝室でのスマホいじりはやめるようにしましょう。

まとめ

自律神経がしっかり働かないと様々な不調になってしまいます。

そして自律神経を整えるには首を温めるのがオススメです、ということをお伝えしてきました。

首のコンディションを良くすることは本当に大切ですので、日ごろから気をつけてください。

特に現代人はパソコン、スマホで猫背の方も多いので首が凝っている確率も高くなります。

自律神経に不安がなくても首を温めることでもっと快適に過ごすことができるかもしれません。

ぜひお試しください。

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