現代では「1日20品目」や
「3食しっかり食べる」など
「入れることに」に重点を置いています。
しかし高血圧や高脂肪など、
「溜まりすぎ」の病気があふれています。
デトックスのポイントは不要なものを出すことです。
もしあなたが
・便秘
・生理痛
・肌荒れ
・お腹周りの脂肪
などに悩んでいるのであれば
もしかしたら余分なものが体内に溜まり
不調を引き起こしているのかもしれません。
この記事ではデトックスに必要な、
・食べること
・食べないこと
・遠赤外線を浴びること
の3つのポイントをご紹介しています。
特に女性には必見の内容となっていますので
実践していただければと思います。
目次
1 デトックスとは
デトックスとは、日々の生活を通じて
体に蓄積される有害物質や老廃物を体の外へ出すことです。
毒素のほとんどは肝臓で分解され
尿、便、汗、髪の毛、爪などから排出されます。
便によって排出される割合が約7割と言われています。
栄養や水分の過剰からくる不調の対策は
「入れる前に出す」ことです。
電車では、社内の人が出てから
ホームの人が入ってきます。
引っ越しでも、家の中をきれいにしてから
新しい家具を入れますよね。
身体も、余計なものを出してから
栄養を摂るのが健康への近道です。
そのために発汗、排尿、排便などを促す
生活習慣を心がけることが大切です。
2 「出す力」の強いものを食べよう
食べ物によって体に作用する役割は様々です。
デトックスにつながりやすい、
利尿、発汗、浄化、整腸作用の強い
食べものをご紹介します。
整腸作用・・・便秘や下痢など極端な症状を正常に戻す作用
利尿作用・・・排尿量を多くする作用
発汗作用・・・汗をかく量を多くする作用
浄化作用・・・毒素を集めて排泄しやすくする作用
デトックスには排便、排尿、汗、
爪や髪の毛からの解毒などありますが、
デトックスの割合としては
排便7割、排尿2割と、この二つで約9割を占めます。
整腸作用の強い食べ物
ほうれん草 | 胃腸を清掃し、再生します。 |
キノコ類 | 食物繊維が多く、腸内の老廃物、発がん物質などを排除します。 |
キャベツ | 胃腸の粘膜を強化します。抗がん作用にも優れています。 |
漬物 | ビフィズス菌、乳酸菌などの善玉菌の増殖を助けて整腸作用を発揮します。 |
利尿作用の強い食べ物
ハーブ | ローズマリー、カモミール、セージ、バラ |
小豆 | 小豆に含まれるサポニンという成分に強力な利尿作用があります。 |
ウリ科の植物 | きゅうり、スイカなどに含まれるイソクエルシトンが利尿作用を発揮します。そのままでは体を冷やしやすいので塩(ナトリウム)をふって食べましょう。 |
発汗作用の強い食べ物
七味唐辛子 | 唐辛子、山椒、陣皮、ごま、青のり、麻の実、芥子 |
ニラ、ニンニク、ネギ、玉ねぎ、らっきょう | ユリ科アリウム属(ネギ科)の野菜に豊富に含まれる硫化アリルが発汗や排尿を促します。 |
シソ | シソに含まれるペリルアルデヒドが血行を促進し、発汗を助けます。 |
浄化作用の強い食べ物
セリ科の植物 | セロリ、セリ、パセリ、ニンジン等は血液の汚れを浄化します。 |
黒豆 | 泌尿器、子宮、卵巣などの働きを高めます。イソフラボンも豊富です。 |
ごま | 造血作用、浄血作用があります。 |
3 プチ断食とオススメメニュー
現代人は食べ過ぎ、ということは最初に述べました。
人間は空腹の時間を作らないと
排せつ器官に血液が十分に行きわたりません。
食べ物を処理することばかりにエネルギーが
使われてしまうからです。
プチ断食をすることによって
「お通じが良くなった」「肌の調子がよくなった」
という方も多くいますので試してみる価値はあるでしょう。
3-1朝食を抜いてみよう
1日のうち1食を抜くプチ断食ですが
朝食を抜くのが一番生活への負担が少ないと思われます。
しっかり食事をするのではなくジュースなど
軽めのもので済ませましょう。
まずは2-3日をめやすに取り組みます。
可能であれば1か月ほど試してください。
リンゴ&ニンジンジュースがオススメ
3-2 実は朝食を抜くのは体に悪くない
「朝食をしっかり摂ろう」と言われて
育ってきた私たちには
「朝食を抜く」ということは健康に悪い気がしてしまいます。
しかし、人によっては朝食を抜いたほうが
調子が良くなる場合があります。
3-2-1 人の体のサイクル
人の体には時間によって大まかなサイクルがあります。
午前4時~正午・・・排泄
正午~午後8時・・・摂取
午後8時~午前4時・・・吸収
と言われています。
午前中に朝食を食べないことで
内臓が排泄に集中できるようになります。
朝食を食べてしまうと
摂取や吸収に内臓エネルギーを使うため
排泄が滞りやすくなります。
なので内臓を排泄に集中させるために
朝食を抜くことは理にかなっているのです。
3-2-2 朝食を抜いてはいけない人
育ち盛りの子供や
体力や力を使う仕事をしている人など
栄養をどんどん吸収したほうが良い人は
朝食をしっかり摂ったほうがいいでしょう。
朝食を抜いてエネルギー摂取量が減って
調子が悪くなる人もいるので、
徐々に試してみてください。
「朝食を抜かなくてはいけない!」
「朝食を抜いてはいけない!」
と、気負わないようにしましょう。
自分に合う選択をすれば良いのです。
3-3 おすすめ1週間食事メニュー
デトックスをしたいと思ったら
日々の食事を変えるだけで
すぐに取り組むことができます。
おすすめのメニューをご紹介しますので
ぜひ参考にしてください。
朝 | 昼 | 晩 | |
1日 | リンゴ&ニンジンジュース | タンメン | 野菜カレー |
2日 | リンゴ&ニンジンジュース | 幕の内弁当(コンビニ) | イタリアンハンバーグセット(ファミレス) |
3日 | リンゴ&ニンジンジュース | ドライカレー、ヨーグルトサラダ | もつ煮込み、サーモンのマリネ、ポテトチーズ焼き(居酒屋) |
4日 | リンゴ&ニンジンジュース | 山菜そば | キムチ鍋 |
5日 | リンゴ&ニンジンジュース | 和風きのこパスタ | 酢豚定食(ご飯、酢豚、わかめスープ) |
6日 | リンゴ&ニンジンジュース | 大麦ご飯、味噌汁、鮭の塩焼き | 刺身定食(ご飯、刺身、味噌汁、卯の花) |
7日 | リンゴ&ニンジンジュース | ラザニア | 広島風お好み焼き |
ポイント
1日目 スパイスが効いた野菜カレーで
腸を温めましょう。
2日目 コンビニなら品数の多い
幕の内弁当を。ハンバーグセットは
必ず野菜まで食べましょう。
3日目 もつ煮込みは根菜、こんにゃく、
みその乳酸菌が効果的。
4日目 発酵食品のキムチで腸内の善玉菌を
増やし、野菜で繊維を摂りましょう。
5日目 きのこ類はβグルカンが豊富で
腸ストレスに効果的です。
6日目 刺身でマグネシウムを、
卯の花のおからと野菜で食物繊維を
摂取して腸内環境を整えます。
7日目 ラザニアはトマトや玉ねぎの
食物繊維を摂ることができます。
3-4 どうしてもお腹がすいたらこれは食べてもOK
「朝プチ断食を頑張っているけど、
お腹がすいてきた、、」
という場合は、
胃腸に負担がかからないものなら
食べてもデトックス効果はそれほど落ちません。
・おかゆ
・味噌汁
・野菜スープ
・ヨーグルト(できれば無糖)
・梅
反対に、できれば避けたいものは
・コーヒー
・ガム
・ごはん、パンなどの炭水化物
※コーヒーはカフェインが
胃腸を刺激するため、
ガムは甘味料や添加物等が
デトックス対象のため、
炭水化物も糖質がたくさん
含まれているためです。
4 遠赤外線によるデトックス効果
デトックスにおすすめの食べものを
見てきましたが消化、吸収、排せつを
さらに加速させるために
ぜひ活用していただきたいのが遠赤外線。
最近、身体への健康面で注目されている
遠赤外線ですが、デトックス効果も
期待できます。
血行が良くなり内臓の動きが
活発になるのです。
日常的に遠赤外線に当たる人もたくさんいます。
4-1 遠赤外線に当たるにはこの3つ
遠赤外線は太陽光の波長の一部ですが
主に次の3つの方法が一般的です。
①日向ぼっこ
人間は太陽に当たるのが健康の基本です。
太陽が出ている時間は
少しでも浴びることが大切です。
しかし、紫外線など体に有害な波長も
含まれているので
浴びすぎに注意しましょう。
南半球や日差しの強い国では
強すぎる紫外線が問題になっており
子供の外出制限、日焼け止めの義務化などが
進んでいます。
②岩盤浴
岩盤浴は熱せられたセラミックや
石からの遠赤外線を浴びることができます。
寝転がりながら浴びれるので
リラックス効果も高いです。
また、岩盤浴で温まってから
冷たい部屋に行くことで
肌の引き締め効果も期待できます。
ただ、大掛かりな設備とお金がかかるので
「いつでもどこでも」とはいきません。
③遠赤王「日だまり」
ドーム型の遠赤外線製品です。
1%でも遠赤外線が出ていれば
「遠赤外線○○(ヒーター、コタツ)」などと
表記できる中で、100%遠赤外線が
出るものとして医療機器認定されています。
ガンの温熱治療でも使われています。
家庭でもリビング、寝室、台所など
様々な場所で使われています。
まとめ
現代は飽食の時代とも言われています。
食べることばかりにエネルギーを
使いがちですので
排泄のための時間を作ってあげるように
することがデトックス成功への
ポイントです。
・デトックスに有効な食材の摂取
・プチ断食
・遠赤外線を浴びる
など、どれもお手軽に取り組めるものなので
ぜひ試してみてください。
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