生理が近くなると、なんだか気分が落ち込んだり、不快感を感じたり。
さらに生理が始まると、生理痛(月経痛)に悩まされ、ちょっとだけ女性である事が嫌になってしまう事もありませんか?
とても素晴らしい「女性」という性を、そんな風に感じてしまうのは、勿体ない!
痛みや不快を取り除き、1ヵ月まるっと自分らしく過ごせたら、どんなに幸せでしょうか!
今回は、生理痛に注目し、自分らしく過ごすためのセルフケアをご紹介します^^
目次
1.おなかが痛い!腰が重い!月経痛が起きるメカニズム
ではまずは、自分らしく居られなくなる原因、つらい痛みの起こるメカニズムを探っていきましょう。
原因が分かれば、対策方法も見えてくるかもしれません。
1-1 子宮の収縮
子宮から経血を押し出すため、子宮の収縮を促す物質「プロスタグランディン」が分泌されます。
この「プロスタグランディン」は、痛みや熱に関係する物質のため、
過剰分泌されると、子宮の収縮が激しくなるばかりでなく、さらに痛みも増すことになってしまいます。
また、月経直前には、子宮は妊娠のごく初期の状態になるため、やや大きくなります。
そのため、子宮周囲の血管が圧迫され、骨盤内の血行が悪くなり、腰が痛んだり重くなったりします。
1-2 子宮頚管が狭い
10~20代の女性は、子宮の発達が完全ではない為、子宮頚管が細く、かたいことがあります。
通り道が細いのに、子宮の収縮で経血が無理に押し出されるため、痛むことがあるようです。
1-3 子宮の位置
子宮は、からだの中心よりも「前に傾いている」「まっすぐ」「後ろに傾いている」など、人それぞれです。
その中でも、後ろに強く傾いている子宮後屈の場合、屈折が強いために経血が子宮からスムーズに流れ出ず、
うっ血して下腹部痛や腰痛を引き起こします。
1-4 骨盤のゆがみ
骨盤のゆがみは生活の中のちょっとした癖などから起こります。
例えば、いつも足を組んで座っていたり、同じ方の肩に荷物をかけているなど。
骨盤がゆがむと、圧迫を受ける側の血管が圧迫され、うっ血を起こすため痛みの原因となります。
1-5 冷えやストレス
からだが冷えて、血液の循環が滞る事が痛みの原因になることも。
血行が悪いと、骨盤内に血液が滞るだけでなく、痛みのもとになっているプロスタグランディンの分泌が盛んに。
また、疲労やストレスで、自律神経がバランスを崩すために、血流が悪くなり、痛みの原因となるうっ血が起こる事もあります。
2.それは、月経困難症かもしれません。
2-1 月経困難症とは
一口に生理痛(月経痛)と言っても、痛みなどの程度は人それぞれです。
なかなか他人とは共有ができず、理解されない事もありますよね。
その痛みが、あまりに強く外出ができない、寝込んでしまうという生活に支障をきたすケースを、
月経困難症と呼びます。
2-2 月経困難症の症状
□ 痛みが強く、家事ができない。外出できない。
□ 痛みで寝込んでしまう
□ 痛みが月経中ずっと続く
□ 吐き気がする
□ 立ちくらみ、めまいが激しい
□ 鎮痛剤が効かない
□ からだが重くて動く気がしない
□ 顔や身体のむくみがひどい
3.おなかが痛いだけじゃない?【他の病気が隠れている場合も】
痛みや不快症状を我慢して戦っている人も多いのではないでしょうか?
現代でも、なかなか身体を一番大切に行動できる状況は少ないように感じます。
しかし、無理は禁物です。
月経のたびに痛みが増す、出血量がいつもより多い、など、何かおかしいなと思う事があれば、気軽に婦人科を受診される事をオススメします。
なんだか敷居が高いな、、、
何をするか分からないからやだな、、、
なんて、受診をためらっていませんか?
子宮筋腫、子宮頸がん、、、、などなど、隠れているかもしれない病気はたくさんあります。
何もなければ、安心材料にもなりますし、自分の身体のために時間を作る事も大切です。
一度勇気をだして、受診してみてください。
4.痛みや不快感をケアしよう【オススメ4選】
まずは、婦人科を受診する事をオススメします。
病気が隠れていない事が分かるだけで、気持ちが楽になり痛みも軽減するかもしれません。
実際私は、婦人科を受診し相談をした事で、毎月少し楽になりました。
そして、月経痛の中に他の病気が隠れていなければ、いつまでも痛みと戦っていても、本来の自分は戻ってきません!
リラックスして血流を良くし、血液と一緒に痛みや不快も流してしまいましょう^^
4-1 おなかの痛みのケア
経血をスムーズに押し出すために子宮の収縮を促す物質「プロスタグランディン」が多く分泌されすぎたり、
骨盤内の血液の滞りが痛みの原因。
まずは経血を流れやすく、さらに血液の流れを良くしてあげましょう。
4-1-1 うつ伏せ体操をしよう!
簡単な運動で、骨盤のゆがみを整え、うっ血による血管圧迫などを防ぎます。
子宮が後方に傾いている子宮後屈の人は、うつぶせになる事で経血が流れやすくなり、痛みが軽くなります。
【やり方】
1.うつぶせになって胸を張り、ほおづえをついてからだを支えましょう。
息を吸いながらひざを曲げて、かかとをお尻につけます。
2.息を吐きながら、足を勢いよく床に落とします。
1と2を3~5回繰り返します。気持ちが良いと思う程度で大丈夫です。
4-1-2 からだを温めよう!
おなかや腰の痛みがひどいときは、骨盤(尾てい骨の周り)や恥骨下を温めましょう。
骨盤内の血液の流れが良くなり、子宮の緊張がほぐれ、痛みが軽くなります。
お手軽なのは、カイロです。
お腹か腰あたりに「貼るカイロ」を貼って温めましょう。
他にも「最初はお腹から!次は背中から!」など
温める場所を自由にかえられる、ベルトタイプの温熱器がとてもオススメです。
4-2 腰の痛み、不快感のケア
月経直前には、子宮は妊娠のごく初期の状態になるため、やや大きくなります。
そのため子宮周囲の血管が圧迫され、骨盤内の血行が悪くなるため、腰が痛んだり重くなったりします。
「プロスタグランディン」の過剰分泌や子宮口が狭く血液がうまく押し出されず痛む場合もあるようです。
4-2-1 アロママッサージでリラックスしよう!
自分の好きな香りのアロマと、温かい手でのマッサージがリラックスに効果的です。
ゆっくりと、痛いところをさすったり、手を当ててみましょう。
パートナーがいる方は、パートナーに背中から腰、痛いところを軽くさすってもらっても良いでしょう。
4-2-2 ネコのポーズでリフレッシュしよう!
腰の痛みや肩こりの解消に効果的です。気分もリフレッシュします。
【やり方】
1.両手、両足を肩幅に開いて、身体が床に平行になるように四つん這いになり息を吸います。
2.息を吐きながらお腹を引き上げ、背中を丸くしていき、おへそを見えるように頭を中に入れていきます。
3.息を吸いながら、背中をゆるめ、お腹を下げて元の姿勢に戻し、顔を上げます。
5.まとめ
女性は、何か疾患があるなどの特別な場合を除き、温めたほうが良いものです。
最近では、夏でも冷房がききすぎていたり、冷たい飲み物や身体を冷やす食べ物が多く、日常的に身体は冷えてしまっています。
冷え性の方が増えているのは(女性も男性も!)、そういったところが原因なのです。
生理中はもちろん、日常的に身体を温め、リラックスをして自分らしく居られたらとても素敵ですね!
温活、オススメです^^
ありがとうございました。
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