温める

2018.4.27

【目の疲れ・度々の頭痛】事務仕事からくる疲れや痛みの原因と対策

普段、仕事で何時間もパソコンに向かって作業をしていると、目が疲れ、肩が凝り、頭痛にまで発展し、困る事ありませんか?
特に頭痛を我慢すると、しかめっ面などになり怖い印象になったり、仕事が手につかなくなったり、、、支障がでてきてしまいます。

VDT症候群をご存知でしょうか?長時間パソコン画面を見つめる作業を行った事が原因と思われる、目の疲れや全身症状をいいます。パソコンを見つめる事で眼精疲労に、長時間同じ姿勢でいる事で筋肉が凝り固まり、肩こりや筋肉の緊張からくる緊張型頭痛に繋がります。

特に緊張型頭痛は、眼精疲労によって起こる目の周りの筋肉の凝りも要因の一つですから、事務仕事をするだけでダブルパンチ!(><)
気を付けなければいけません。

ここでは、VDT症候群から自分を守る方法や、眼精疲労と緊張型頭痛が少しでも楽になる方法をご紹介いたします。
「頭痛がなければもっと楽しくなれる」「頭痛がなければもっと仕事ができる」なんてもう悩む必要はありません!

 

1.目の疲れや頭痛の要因はVDT症候群

「VDT症候群」あまり聞きなれない言葉ではないでしょうか。1980年代から、IT関連の職場で働いている人々に眼精疲労や身体が疲れるという問題が出てきたため、国の機関でもこの問題を取り上げるようになり、そういった症状をVDT症候群と言っています。

1-1 VDT症候群ってなに?

コンピューターの端末機器のことをビジュアル・ディスプレイ・ターミナル、略してVDTといいます。
コンピューターを使って作業をする事をVDT作業、VDT作業をする中で起こる不調をVDT症候群といいます。

VDT症候群の主症状は、眼精疲労です。
VDT作業は、眼がコンピューターの画面・キーボード・書類のあいだを行ったり来たりと複雑な動きをする事になります。その度にピント合わせの位置が変わり、眼に負担をかけているのです。
そのため「眼のピントが合わない」や、「眼が痛くなる」などの眼精疲労に陥るのです。

さらに肩こりや痛み、手のしびれが出たり、最終的には精神的にまいってしまう、いらいらする、うつ的になる症状も見られます。

また、眼精疲労からくる眼の周りの筋肉のコリや、肩こりなどの要因でもある肩周りの筋肉のコリが頭痛を引き起こします。

1-2 眼精疲労

眼精疲労は、複雑な目の動きで眼に負担をかけた結果、簡単には目の疲れが取れずに目のピントが合いずらくなったり、眼が痛くなったり、さらには疲労感や後頭部から首筋・肩が凝り、痛みを伴う症状がでてくる事です。

眼精疲労は、そこで留まらず精神疾患にまで発展する場合もあります。

”眼精疲労の主症状が、VDT症候群として特別にジャンル分けされるようになった”と書かれている本もあります。
眼精疲労が現代病として注目されている事がわかります。

1-3 緊張型頭痛

頭痛の中でもっとも多く、患者さんの半数以上を占めています。

筋肉の緊張が高くなるとおこる頭痛で、
頭や首の筋肉の緊張が長く続くと、筋肉は酸素不足に陥って痛みを起こす物質(発痛物質)を放出し、これが痛みとして脳に伝わり、頭痛として感じられると考えられるそうです。

VDT作業で体中凝り固まったり、眼精疲労で目の周りの筋肉が凝り固まる事で、頭痛の要因となってしまうのです。

また、緊張型頭痛は慢性化する場合、ストレートネックなどの首の骨の異常がある場合があります。慢性化してしまった場合は早めの受診をオススメします。

 

2.目や身体を大切にして、温めよう!

VDT作業が原因で、目の痛みや肩こり・頭痛に悩まされていると分かったところで、お仕事を放りだすわけにはいきません。
目や身体と上手に付き合い、痛みや不快に悩まされない生活を目指しましょう^^

この章では、まずは身体を守る方法を。次に凝り固まってしまった身体を温めてほぐす方法をお伝えします。

2-1 身体を守るために

デスクワーク、特にコンピューターを多く扱うお仕事の場合には、適切な環境と適度な休息が必要です。
厚生労働省から「VDT作業指針15カ条」が2002年に発表されています。

 

「VDT作業指針15カ条」

 

【パソコン周り】
➀ディスプレイの画面サイズ、明るさを適正に
②キーボードはディスプレイと分離して、位置を調整できるように。見やすいものを。
③マウスは操作しやすく、作業したことを確認できるものを。
④ソフトは自分のスキルに合わせて。また、データ破損時に修復可能なものを選ぶように。
⑤ノートパソコンは、長時間作業の場合、外付けキーボードを用意する。数字入力が多い場合は、テンキー入力機器を用意する。

【椅子・デスク周り】
⑥椅子は安定して、移動が楽なものを。背もたれ、ひじ掛け付きが望ましい。
⑦机は高さや広さの調節ができるものが望ましい。

【姿勢】
⑧背もたれに軽くもたれて、両足はきちんと床につける。足は組まないように。ディスプレーは40㎝の視距離から、目の高さよりやや下に。文字は3mm以上の大きさで。見にくい場合は、眼鏡やコンタクトレンズで矯正する。
⑨まばたきを心掛ける。

【室内環境】
⑩窓にはブラインドなどをつけ、外光が直接ディスプレーに当たらないように
⑪室温は、17~28度に。湿度は40~70%に。加湿器も常備しておくのが望ましい。
⑫エアコンの風が直接当たらないように。
⑬騒音を防止する。

【休息など】
⑭1時間作業したら、10~15分休んでリラックスを。
⑮疲れたと思ったら、体操やストレッチ、体のほぐし、軽い運動をする。

 

ざっと見ると、当たり前の事から、自分ではもうどうしようもない事まで様々ありますね。
すべてを実践できれば良いのですが、そういうわけにもいかないでしょう。

自身の身体を守るために。休息の部分を中心に、できる範囲で実施してみてはいかがでしょうか^^

 

2-2 眼精疲労をケアする

目の周りの筋肉をほぐすため、目の周りを温めましょう。

【蒸しタオルで目を温めよう】

用意するもの
・濡らしたタオル
・タオルを乗せられる耐熱皿
・電子レンジ

①濡らしたタオルを耐熱皿にのせ、レンジで温めます。
 最初は1分ほどからはじめ、少しずつ温めて丁度いい熱さに調節してください。
※取り出すときは熱くなっている可能性がありますので十分に火傷に注意してください。

②できた蒸しタオルを目にのせられるサイズに折り畳み、目に数分置きます。

【目の周りをほぐそう】

目を温めたら、周辺をほぐします。
顔は正面に向けたまま、眼球だけを動かしていきます。

1.思いっきり上を見ます
2.思いっきり下を見ます
3.思いっきり左を見ます
4.思いっきり右を見ます
5.右に5回、左に5回ぐるりと回します

 

 

2-3 緊張型頭痛をケアする

緊張型頭痛のケアには、温泉療法や軽い運動が有効です。
温泉で身体を温める事も、運動する事も、筋肉の緊張を和らげる効果があります。

【頭痛体操をしよう】

幾つかご紹介しますので、適宜やってみてください。

*力を抜いて、頭を前方に落とす

*背もたれに寄り掛かった姿勢で、頭を後方に落とす

*肩を上げて(首をすくめて)落とす

*腕を後方に引いて肩甲骨を寄せた姿勢から、力を抜く

 

【お風呂に浸かろう】

度々温泉に行くのは難しいですので、毎日の入浴がオススメです。
温泉療法に近づけるために、入浴剤の使用もオススメします。

残念ながら入浴剤を入れたからといって、温泉と同じ状態にはなりませんが、少なからず効果はあるようです。
特に二酸化炭素を発生させる種類のもので、ラベンダーの香りが良いと聞きます^^

お湯の温度は40度以下のぬるめにし、5~10分程度ゆっくり入浴しましょう。

【コラム 頭痛ってイロイロ~ケアする前に何頭痛か確認しよう~】
緊張型頭痛を温めてケアしよう!とお伝えしてきましたが。
実は頭痛には種類があり、痛みのある時に温めてはいけない頭痛もあります。
「片頭痛」です。
 
片頭痛の場合、温めてしまうと悪化してしまいます。逆に冷やす事が効果的です。
また、動く事も悪化させる要因です。
そればかりでなく、光や音に敏感になり痛さがましたり、吐き気を伴う事もあるそうです。
 
緊張型頭痛は、片頭痛と
・吐き気はない
・光や音に敏感ではない
・動いても悪化しない
という対照的な特徴を持っています。
 
現在の症状が、どんな頭痛なのか一度確認してからケアしましょう。
※もしどちらでもないような、いつもと違う頭痛がきたら、すぐに病院を受診しましょう。

3.一石二鳥、どちらもケアする

眼精疲労も、緊張型頭痛も「温める」は共通しています。だったら、眼も温めて全身も温まったら一石二鳥ですね!
ここでは、目を温めるだけで全身温まるアイウォーマーをご紹介します^^

【ニューロ・アイウォーマー】

 

温泉と同じ効果があると言われている遠赤外線で、直接身体を温めるアイウォーマーです。

使い方
1.お肌保護シートをセットする
※保護シート無しでも問題なく使えます。
2.バッテリーの主電源を押す
3.温度調節をする(3段階)
4.本体を装着する。※かならず目を閉じて使用する。

1日1回、20分

 

ニューロ・アイウォーマーを使用前と20分間使用した後のサーモカメラで撮影したものです。

【before】

【after】

全身が温まっている事が分かりますね。

目の周りの筋肉をほぐし、全身の筋肉をほぐし、もし遠赤外線の温泉効果で疲れも取れたら、一石二鳥どころか一石三鳥かもしれませんね^^

 

4.最後に

痛みに悩まされていると、ついつい薬に頼りがちになってしまいます。
我慢しすぎるよりは、薬の服用もたいせつですが、服用しすぎてしまうと薬物乱用頭痛に発展してしまう場合もあります。

一度痛みの原因を探り、痛みになる前にケアして、痛みとは無縁の快適な毎日を送っていきたいですね!

ありがとうございました。

 

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