座りっぱなし、立ちっぱなしで足がむくんだり、
睡眠不足や不規則な生活習慣で顔がむくんだり、、
こんなことよくありますよね。
「すぐにむくみを改善したい」
「忙しい私でもできる対策ないかな」
というあなたに、
多くの方がむくみやすい部位である
足、顔、お腹のツボをご紹介します。
家でもオフィスでも手軽にできるツボ押しを
活用して、むくみとサヨナラしましょう!
目次
1 むくみはツボ押しで改善できる!
むくみとは・・・血液中で不要となった老廃物が
スムーズに流れずに溜まってしまい、
それが身体の各部位に溜まった状態のことです。
1-1 ツボ押しは自律神経に働きかける
自律神経は、自分の意思とは関係なく働く神経で
体内の環境を整える役割があります。
心臓の鼓動、呼吸、血液の循環、消化、新陳代謝など
生命活動の全てを司っているのです。
ツボ押しはその自律神経に働き
老廃物を除去し、むくみの改善にも
とても効果があります。
それでは、具体的に各部位のむくみに
対するツボを見ていきましょう。
2 足(ふくらはぎ、太もも)のむくみを改善するツボ
足は特にむくみやすい部位です。
日中は身体を支え、重力の関係で
血液もたまりやすくなります。
ポンプ機能を果たすふくらはぎの
コンディションを整えることが
むくみ解消の近道です。
また、太ももは大量の血液、リンパ液が
流れますので流れをスムーズにする必要があります。
2-1 ふくらはぎのツボ
まずは三陰交を押そう
すねあたりや足首回りが
特にむくみやすい、気になる、
という女性は多いですね。
時間の無い方は三陰交だけでも押しておきましょう。
三陰交(さんいんこう)
場所:内くるぶしから指4本分ひざ寄りのところ。
すねの骨の内側の際。
押し方:両手の親指を重ね、
ひざに向けてひくように5秒押す。
承筋(しょうきん)
場所:ひざの真後ろにある横ジワの真ん中を基点に
指6本分足首寄りの箇所。
押し方:両手の親指を重ね、約5秒押す
陽交(ようこう)
場所:ふくらはぎの外側、ひざの出っ張った骨の下のくぼみと
外くるぶしを結ぶ線の中央にある、骨の際。
押し方:両手の親指を重ねて約5秒押す。
陰谷(いんこく)
場所:ひざの真後ろにある横ジワの内側。
押し方:両手の親指を重ねてひざに向けて5秒押す。
2-2 太もものツボ
髀関(ひかん)
場所:太もも前側。足の付け根の横ジワから
指3本分ひざ寄り。
押し方:中指と薬指を当て、手前に引くように約5秒押す。
風市(ふうし)
場所:直立した状態でまっすぐ腕を下したとき
中指の先端が当たるところ。
押し方:中指と薬指で手前に引くように約5秒押す
箕門(きもん)
場所:太もも内側の中央にあるくぼみ。
押し方:中指と薬指で約5秒押す。
3 顔のむくみを改善するツボ
アルコールを摂取した翌朝、寝不足のときなど
顔のむくみを感じやすいと思います。
顔のむくみは起きて活動していけば
自然と治ることがほとんどですが
なるべく早く解決したいものです。
まぶたに近い四白、太陽から押そう
女性はアイメイクがありますので
目の周りは特に気になるところです。
四白、太陽などまぶた周辺のツボから
押すのがオススメです。
四白(しはく)
場所:眼球のすぐ下。眼の骨のくぼみの際。
押し方:両手の中指を目の下に当て
外側に向けて円を描くように5秒もむ。
太陽(たいよう)
場所:目から指1本分斜め上のくぼんだところ。
押し方:両手の人差し指を当て、
小さく円を描くように5秒もむ。
頭維(ずい)
場所:ひたいの角、髪の生え際から1cmほど
内側に入ったところ。
押し方:両手の中指をひたいの頭維にあて
小さな円を描くように5秒もむ。
陽白(ようはく)
場所:眉毛の中央から指1本分上。
押し方:両手の中指を眉の上に沿わせるように当て、
小さな円を描くように5秒もむ。
大迎(たいげい)
場所:下あごの角(エラ)から骨の縁に沿って
指を前に進めていって
すこし骨がくぼんでいるところ。
押し方:両手の人差し指、中指を当て、
円を描くように5秒もむ。
4 お腹のむくみを改善するツボ
お腹まわりは脂肪がつきやすいだけでなく
筋肉の衰えによりむくみも起こりやすい場所です。
ツボを押して溜まった老廃物を流すと、
適度な刺激を加えることで子宮や卵巣などの
女性機能も向上します。
水分(すいぶん)
場所:へそから指1本分上のところ。
押し方:中指と薬指を重ねて約5秒押す。
胃上(いじょう)
場所:へそから指3本分上のところを基点に
指5本分外側。
押し方:両手の中指と薬指を当て
持ち上げるように軽く押す。
中極(ちゅうきょく)
場所:へそから指4本分下のところ。
押し方:中指と薬指を当て軽く押す。
5 むくみをツボ押しするときのポイント
ツボを押すときのポイントがいくつかありますので
チェックしておいてください。
5-1 ツボを押すときはソフトな力で
ツボは皮膚から5ミリ程度の
浅いところに位置しています。
そのため強い力をかけなくても
十分に効果を得られます。
5-2 押す長さは5秒
痛くならなければ何秒押しても基本的には大丈夫ですが
一般的に5秒程度押せば十分効果が出ると言われています。
5-3 1週間に2~4回、毎日でも可
毎日ツボを押さなくも効果がありますが、
なるべく毎日押しほうが効果を実感しやすいでしょう。
また、当記事では押す時間を5秒としていますが
もっと押しても、一日に何回か押しても大丈夫です。
しかし、押した箇所があざになるのが心配な方は
1日1回程度にしましょう。
5-4 ツボ押し前後にコップ一杯ずつ白湯を飲む
ツボ押しを行うと、腎臓の動きが活発化し
体内の水分が不足しやすくなるので
補給しましょう。冷たいものではなく
ぬるめの飲み物が理想です。
5-5 お風呂上りの就寝前がおすすめ
ツボを押すタイミングは、入浴して就寝する前が
おすすめです。リラックス効果を高め、安眠を促してくれます。
しかし日中にツボを押しても問題はありません。
“ツボ押しは痛いほうがいい?”
- ツボ押しは「痛いほうが効く」と思っている方も多いかもしれません。
しかし、それは誤解です。
人は1度「痛い」と感じる経験をすると
その痛みを記憶し、次に受ける痛みに対して
体が防御するため効果が半減してしまいます。
特に顔のまわりや首筋などのデリケートな部分は
痛くしないことが大切です。
6 こんなときはツボを押してはいけない
ツボを押さないほうがよい条件がありますので
気を付けましょう。
6-1 アルコール摂取後、食前、食後
血液やリンパの流れを促進させるので
アルコール摂取後や食後に行うと
気分が悪くなる可能性があります。
また、食前も空腹で気持ち悪くなることがあります。
6-2 妊娠中 整理中は弱めに
妊娠中や生理中はPMS(月経前症候群)の症状が
出ている人は腹部のツボ押しは弱めに行ってください。
体調が優れなかったり不安を感じる場合は
避けましょう。
6-3 力を弱めて押したほうが良い場合一覧
月経時 | 腹部への圧を弱めにするか避ける |
PMS | 腹部を避ける |
子宮内膜症 | 月経時は腹部への圧を避ける |
バセドウ病 | 首筋や鎖骨上部への圧は避ける |
妊娠時 | 安定期まで腹部への圧を避ける |
低血圧時 | 短めにしておく |
美容整形手術後 | 手術した周辺部位への圧は避ける |
6-4 ツボ押しをしてはいけない場合一覧
心臓や腎臓の病気でむくみがある場合 |
血栓症と診断された場合 |
がん治療を行っている場合 |
感染などにより急性炎症を起こしている場合 |
じんましんなど急性アレルギー炎症が原因でむくみがある場合 |
まとめ
部位別におススメのツボをご紹介しました。
ご自分でむくみやすい部分に有効なツボは
覚えて、毎日押すと良いでしょう。
・なるべくソフトに押す
・押す前後に水分補給をする
・不調のときはツボ押しはしない
などに気をつけて、
むくみを気にしない生活を送りましょう!
コメント