「男なのに冷え性?珍しいね。」
こんなことを言われた経験はありませんか?
そう、「冷え性は女性特有のもの」というイメージが強いですが
実はそんなことはありません。
今は男性でも手足が冷たい人は多いですし、ちょっとわかりにくい
「隠れ冷え性」の可能性もあります。
もし冷え性ならば、対策が必要です。
冷え性が改善すれば、健康面はもちろん、お肌、体型、表情など
見た目にも表れます。
この記事を読んで、ご自身が冷え性かどうかチェックしてみてください。
また、簡単にできる冷え性改善&予防方法もご紹介していますので
ぜひ試していただければと思います。
目次
1 放っておくと危険!男性の冷え性
1-1 男性も冷え性が多い
冷え性=女性という世間のイメージがありますが、
現代では若い男性を中心に冷え性が増えてきています。
ある調査では女性の約8割、男性の約6割が「身体の冷えを感じる」
と答えているようです。
自覚が無い人も含めると、かなりの人が「身体が冷えている」状態だと
言えそうです。
1-2動脈硬化の恐れも
「ちょっと身体が冷えてるぐらい大したことはない」
そう考えられる方もいるかもしれません。
でもちょっと待ってください。
冷えを放っておくと、とんでもないことになるかも、、。
特に足が冷えてるなーと感じている人、注意してください。
足の動脈硬化(閉塞性動脈硬化症)の初期症状の可能性があります。
まず、足の血行が悪くなり、冷えが起こります。
↓
足がよく痛むようになり、数分歩いては痛くなり、また歩いては痛くなり、、
を繰り返します。
↓
足の末端が壊死してきて、最悪切断をしなければならなくなります。
さらに悪いことに、足以外の脳や心臓の動脈硬化(脳卒中、心筋梗塞)のリスクも
高まります。
1-3仮面ライダーV3も冷え性だった
仮面ライダーV3で有名な宮内洋さん。
実は閉塞性動脈硬化症で両足切断の危機だったようです。
足の冷え、しびれから歩行困難になり、ついには血管バイパス手術をします。
手術は成功し、現在は元気に生活されているということで何よりです。
が、たかが冷えと軽く考えないほうが良さそうですね。
2 あなたは冷え性?どうして冷え性になるの?
2-1 あなたは冷え性?60秒チェック!
冷え性は生まれつきではなるものではなく、後天的な生活習慣により
引き起こされることがほとんどです。
下記に当てはまる症状、もしくは生活習慣がある方は
「冷え性」もしくは「冷え性予備軍」である可能性が高いので
チェックしてみましょう。
- 1 手足が冷たい
- 2 慢性的に肩こりがある
- 3 慢性的な腰痛がある
- 4 足の爪の色が悪い
- 5 足の爪に線が入っている
- 6 頭痛持ちである
- 7 日々ストレスを感じやすい
- 8 むくみやすい
- 9 お風呂はシャワーだけで済ませる
- 10 足裏、足のかかとが乾燥している
- 11 寝起きが悪く、朝が苦手
- 12 エアコンに当たる時間が長い
- 13 慢性的に便秘、もしくは下痢
チェックの数に該当する結果を見てみましょう。
0個の方
正しい生活習慣が身についているようです。
その調子で、悪い習慣にならないように気をつけながら
過ごしてください。
1~3個の方
冷え性予備軍です。
すぐ大きな病気に発展する可能性は低いですが
今のうちに改善をしておいたほうが安心です。
傷が浅いうちに頑張るのが健康の秘訣です。
4~8個の方
冷え性の可能性が高いです。
もしかしたら「冷えは感じてないよ」という方もいるかもしれません。
しかし、「隠れ冷え性」ということも考えられますので注意しましょう。
とにかくこれ以上ひどくならないよう、対策をする必要があります。
9~13個
冷え性確定です。
冷えに限らず、身体の様々なトラブルが発生している可能性が高いです。
放置すると内臓疾患や身体の機能低下、また命に関わるような事態に
発展することも考えられます。
改善に向けて、早急に行動しましょう。
2-2冷え性の4タイプ
一口に「冷え性」といっても、大きく分けて4つのタイプに分けられます。
末端型冷え性、下半身冷え性、内蔵冷え性、深部冷え性です。
■末端冷え性
手足が冷たくなります。
■下半身冷え性
名前の通り、下半身が冷える冷え性です。
上半身は温かい。足先、ふくらはぎ、太ももと、冷える範囲が広がっていきます。
■内蔵冷え性
いわゆる「かくれ冷え性」です。
内臓の温度が低下することでこの冷え性になります。
胃腸障害や、腎臓機能の障害が引き起こされます。
食生活の乱れによってもリスクが高まります。
■深部冷え性
特に日々のストレスにさらされ、自律神経に支障をきたしたりしている人に
多く見られます。
2-2-1 男性に多いのは内蔵冷え性(隠れ冷え性)
特に男性に多いのが内蔵冷え性(隠れ冷え性)です。
一見、手足も冷たくないし、冷え性だという自覚は無いのです。
しかし、冷えによる内臓機能の低下が起こります。
「肥満」や「メタボ」と言われた方は注意してください。
冷えによる基礎代謝の低下で脂肪の燃焼がうまくいかず、
太ってしまった可能性も高いです。
対策としては
・温かい食べ物を食べる
・じっくり湯船に浸かる
・厚着をする
・運動(ウォーキングなど)をする
などがおすすめです。
詳しくは後述します。
2-3冷え性の原因となる生活習慣
冷え性の定義は医学的にもはっきりと決まっていません。
そもそも「冷え性」とは書きますが「冷え症」とは書きません。
病名ではないのです。
ですが、身体が冷たい、体温が低いということは身体の様々な問題を
引き起こしますので放っておいて良いものではありません。
2-3-1 血行不良 生活習慣の悪化で血行不良になる
では、冷え性の原因は何でしょうか?
それは「血行不良」です。
血行が悪くなる生活習慣でいると、冷え性になりやすくなるということです。
血行不良になる生活習慣には次のようなものがあります。
・ファーストフード、加工食品、甘いものなどを多く摂っている
・一日中座りっぱなし、パソコンに向かいっぱなしなど、身体を動かさない
・職場のエアコンが効きすぎている
・悪い姿勢が慢性化し、骨盤や背骨が歪んでいる
・習慣的に喫煙をしている
・習慣的に飲酒をしている
・お風呂は湯船に浸からず、シャワーだけで済ましている
・日々ストレスを抱えている
これらの悪習慣を完全に取り除くのは難しいと思いますが
喫煙の量を減らす、湯船に浸かる頻度を増やすなど、
できるところから始めたいものですね。
3 冷え性を改善&予防する方法
3-1食生活を見直そう!
ファーストフードや加工食品ばかり食べない、暴飲暴食をしない、
というのは当たり前の話ですが、特に冷え性改善に良い食べ物、料理を
ご紹介します。
3-1-1まずはショウガ紅茶!
簡単に身体を温める方法は、温かい物を採ることです。
おすすめの飲み物は、ショウガ紅茶です。
ショウガ紅茶の作り方は簡単です。
洗ったショウガ約10gを皮付きですりおろし、
紅茶に入れて好みで黒糖などを加えれば出来上がり。
ショウガは昔から冷えの解消、改善に有効とされていて、
漢方薬の7割以上にショウガが入っているほどです。
コーヒーやジュースの代わりにショウガ紅茶に変えましょう。
3-1-2身体を温める食材の見分け方
身体を温めてくれる食材は
・旬が冬のもの
・色が赤、黒系のもの
・地面の下にできる野菜
・寒い地方でとれる果物
などの共通点があります。
ショウガ以外にも身体を温める食べ物はありますので
参考にしてください。
野菜:にんじん、大根、たまねぎ、ごぼう、生姜、やまいも
果物:りんご、さくらんぼ、桃、ぶどう、いちじく、プルーン
魚:鮭、かつお、さば、ホタテ、明太子
その他:鶏肉、ラム肉、しょうゆ、みそ、唐辛子
3-1-3バナナ、パイナップル、マンゴーに注意!
南国で採れる食べ物は、身体を冷やす作用があります。
バナナ、パイナップル、マンゴーなどはとても美味しいですが
冷え性を改善したい場合は、しばらく我慢しましょう。
3-1-4身体を冷やす食材の見分け方
身体を冷やす食材は
・夏が旬のもの
・白、青、緑系のもの
・地面の上にできる野菜
・暑い地方でとれる野菜
などの共通点があります。
身体を冷やす食材も挙げておきます。
野菜:キャベツ、レタス、ほうれんそう、白菜、きゅうり、トマト、なす
果物:バナナ、パイナップル、マンゴー、みかん、レモン、キウイ
3-2 ツボを押して冷え性予防!運動をする時間が無い方へ
運動不足による血行不良からくる冷え性もよくあります。
「運動しなきゃとは思ってるんだけど、、」という方も多いですよね。
でもそうは言ってもジムに行ったりするにもお金と時間がかかります。
そこで、すぐに血行が良くなるツボをご紹介します。
3-2-1 合谷(ごうこく)
親指と人差し指の骨の合流地点にあるツボです。
反対の手の親指で押してみましょう。
合谷は万能のツボと言われています。
血行促進の他に肩こり改善、腸を整える、精神を安定させる、などの効能もあります。
3-2-2 労宮(ろうきゅう)
手のひらの中央部分です。手を握ったときに中指と薬指の真ん中あたりに位置します。
リラックス効果があり、不眠やストレスの軽減効果が期待できます。
3-2-3 湧泉(ゆうせん)
足の裏、土踏まずの上あたりにあります。
こちらも万能のツボと言われており、血行促進のほか、様々な内臓機能の改善や
リラックス効果があるとされています。
3-2-4 ツボを押すときのコツとタイミング
ゆっくり呼吸をしながらツボを押したり離したりしましょう。
5秒押して5秒離す、を意識してください。
押すときに息を吐き、離すときに息を吸います。
ツボを押さないほうが良いタイミング
基本的にツボを押すのに適したタイミングは、リラックスした状態のとき、
お風呂上りなどがおすすめです。
押さないほうが良いタイミングは
・食後(特に飲酒後)
・体調が悪いとき
・熱があるとき
などです。
3-3冷え性改善の強い味方 レッグウォーマーを履こう
冷え性を改善するためには生活習慣の改善はもちろんですが
衣服で寒さを防ぐことも大切です。
特におすすめしたいのが「レッグウォーマー」です。
なぜレッグウォーマーかというと、ふくらはぎをカバーできるからです。
ふくらはぎは下半身の中で、血液を送り出すポンプの役割を果たしています。
なのでふくらはぎが冷えてしまうと、酸素や栄養素が運べず、老廃物の排除が
できません。そしてこむら返りも頻繁に起こるようになります。
レッグウォーマーを選ぶ際は、圧力があまりかからないものを選択してください。
内側に圧力がかかるものは、就寝時に血管を締め付けてしまい、
かえって血流の流れを悪くしてしまいます。
保温が目的なので、締め付けは軽いものにしましょう。
私のおすすめはコレ!
おすすめの理由
・フリーサイズなので男性の足でも締め付けがきつくない
・3足セット(毎日履くものなので数は多い方が嬉しい)
・安い
よくレビューなどで「ジャストフィット!」「ピッタリ!」などと
書かれている場合がありますが、そういう物は
「自分にはきつくないかな?」と気を付けて選びましょう。
4 まとめ
男性は女性よりも筋肉量が多いため一般的には冷えにくい体質です。
しかし、男性のほうが自分の身体に無頓着な傾向があります。
そのため身体の不調を放置して悪化させてしまったり、隠れ冷え症のように
全く気付かないまま生活を送っていたりします。
この記事を読んだ男性のあなたはご自身の冷えに気付いたと思いますので
改めて以下のことに気をつけてください。
・生活習慣の改善(食べる物、喫煙、飲酒、シャワー)
・血行が良くなるツボを押す
・レッグウォーマーを着用!
冷え性が改善されれば身体の内面(内臓)、外見(肌、表情)、精神状態が
良くなりますので、仕事や私生活の質がアップします。
できることから実践していきましょう!
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