むくみ

2018.6.8

むくみのメカニズムを解き明かす!温めて不調知らずな体を目指そう!

突然ですが、ネット社会を生きる皆さん!体のむくみ、気になっていませんか?

クーラーの効いたオフィス…
長時間、同じ体勢での仕事…
付き合いでの飲み会…
一つでも思い当たる人、必読です。

そもそもむくみとは、どうして起きてしまうのでしょう?

多くの方が悩んでいるむくみ代表、足や顔…そのメカニズムについて徹底的に解明します。

 

さらに本記事では、
「足や顔がむくんでいる時、体の中はどうなっているのか?」
「むくみの原因は何なのか?」
などのような、むくみに関する基本的な情報から、むくみに隠された病気に至るまで、幅広くご説明します。

特に、即効性があり予防策にも最適な「温めることの重要性」については、さらに深く書かせて頂きます。

 

皆さんも是非、むくみについて正しい知識を得て、より効率的な改善・予防策を実践し、むくみ知らずな体になりましょう!

1 むくみって何?

初めに、どのようなメカニズムで、むくみが起きてしまうかについてご説明します。

「どのような状態を、むくみと呼ぶのでしょうか?」
「むくんでいるとき、体の中では何が起きているのか?」
この二つの疑問にお答えします。

むくむとはどんな状態?

むくんでいるとは、どんな状態なのでしょう。簡単にご説明すると、細胞から滲み出た「水分」や「老廃物」が溜まってしまう状態を「むくみ」と言います。

※細胞間液とは、栄養分を身体の隅々に送るための、血液(の一部)です。

細胞間液は本来、栄養分を送った後「水分」や「老廃物」となり、静脈やリンパ管を通って心臓へと運ばれていきます。そして、心臓でまた綺麗な状態となり、栄養分を乗せ、身体を巡ります。

むくみは、この「水分」や「老廃物」(元、細胞間液)が、うまく回収されず、いつまでも細胞の間に溜まってしまうことを言います。

むくみのメカニズム

次に、上記の「水分」や「老廃物」が、なぜうまく回収されなくなってしまうのかについて、特にむくみ易い、身体の部位ごとにご説明します。

《足がむくむメカニズム》

身体の中で、最もむくみやすい部位が「足」です。ふくらはぎのむくみは、皆さんにとっても身近な悩みでしょう。

ではなぜ、足はむくんでしまうのでしょう?他の部位とは、何が違うのでしょう?

 

足がむくみやすい理由を一言でご説明すると、「身体の一番下にあるから」と言うことに他なりません。

そんなこと?と思われるかもしれませんが、私たちの体には、常に「重力」と言う負担がかかっています。そして足は、私たちの全体重を支えているわけですから、当然最も負担が重くなります。重力の働きに逆らえるようにあるものが「筋肉」です。

 

この筋肉が「ポンプ」の役割をして、下に落ちた血液を上へ押し上げています。なので筋力が、弱ったり固まっていると、うまく水分や老廃物の乗った血液が心臓へ戻れなくなってしまいます。そして、下(足)に溜まってしまい「むくみ」となります。

《顔がむくむメカニズム》

次に、女性にとっては大問題でもある「顔のむくみ」についてご説明します。

朝起きて、顔がむくんでいると気になりますよね…時間が経つと治って来るとはいえ、会社や学校はむくみが治るのを待ってくれません。でも、どうして顔がむくんでしまうのでしょう。

 

実は顔のむくみも、前述した足のむくみと、メカニズム自体は同じです。

寝ているときは足も顔も、同じ高さになります。

なので先端である顔も、足と同じようにむくんでしまいます。

また、日中のデスクワークなどにより、肩や首回りが凝ってしまうと、筋肉のポンプ運動が満足に機能しなくなってしまいます。なので、横になった状態の時、心臓へ血液を送りにくくなり、むくみに繋がるのです。

足と顔のむくみの共通点は?

足も顔、果てはむくみ全般が起こる原因が、
①筋肉の働き
②血の流れ
であることは、お分かりいただけたでしょう。

でも、2つをそれぞれ改善するのは、意外と大変です。体質の改善は一朝一夕にできることではありませんから、毎日続けなくてはいけません。

筋肉の働きを良くしながら、血流も改善するとなると「運動」が良いのでしょうか?

もちろん、運動も大切です。しかし、朝から一日働いて、夜に帰宅し、それから運動する…

かなりハードですよね。しかも毎日しなければならないので、負担ではないでしょうか?では、やはり2つを同時に改善することは難しいのでしょうか?

 

答えは「ノー!」です。それでは何をすれば良いのでしょう?次章でご紹介していきます。

2 全てのむくみを温めて改善!

最も手軽で確実に、筋肉の働きを良くしつつ、血流を改善する、効率的な方法は「体を温めること(以下、“温活”と表記します)」です。

「え、温めるだけ?」と思ってしまうでしょう。温活を侮ってはいけません。まだあまり一般化していない温活ですが、実は秘められた効果は絶大です。

ではなぜ、温活がむくみに有効なのでしょうか?

本当は怖い「冷え」

温活が有効な理由をご説明する前に、体を冷やすとなぜむくむのでしょう?

まずは、「冷え」が私たちの体にもたらす影響についてご説明します。

《多くの健康被害》

「冷え」によって体には、数々の影響が及びます。大まかに挙げるだけでも

⑴筋肉が固まる
⑵血が流れにくくなる
⑶エネルギー消失
⑷腰痛、関節痛
⑸便秘
など多岐にわたります。

《様々な疾病へ繋がる》

冷えによって、どのような変化が体に起こるのかは、お判りいただけたのではないでしょうか?

では上記の被害が、具体的にどのような疾病・症状へと繋がるのでしょうか?

⑴筋肉の固まりは、全身の凝り

⑵血流が流れにくくなると、心筋梗塞・狭心症・脳梗塞・動脈硬化

⑶、⑷エネルギーの消失や腰痛などは、日常的な疲労感・倦怠感

⑸便秘は、大腸がん

などに繋がります。

 

《むくみと冷えの関係》

上記で、冷えが様々な健康被害へと繋がることを説明しましたが、むくみと冷えには、どのような関係があるのか…

もう皆さんもお気づきですよね。上記の⑴と⑵はむくみの直接的な原因です。筋肉が固まると、足のポンプ機能は正常に活動しませんし、血流が悪いと、老廃物や水分は心臓へと戻ることができなくなってしまいます。

つまり、むくみの根本的な原因は「身体の冷え」であると言えます。

温活によって起こる体の変化

ではいよいよ、温活をすることで、身体にどのような良い変化が期待できるのかを、3つのポイントに分けてご説明します。

《血液の循環がよくなる》

まず、初めは「血液循環」です。私たちの体内にある血管は、実は酸素・栄養分を全身に運ぶこと以外にも重要な役割を担っています。

それは「体温調節機能」です。血管は、一定温度よりも体表面の温度が下がると、体内の熱を逃さないよう収縮します。逆に一定温度より上がると、熱を放出するために、広がります。

つまり、血管そのものが広がることで、血液循環は改善されるのです。なので、よりスムーズに酸素・栄養素を全身に運ぶことができます。

《代謝の向上》

次に、「代謝の向上」についてご説明します。私たちの身体の中のあらゆる成分は全て、「新しいもの→古いもの」と常に入れ替わっています。この循環のことを「新陳代謝」と言います。

そして、むくみとより密接に繋がっている新陳代謝が、水分の入れ替わりのバランスである「水分代謝」です。

「水分代謝が上がる→余分な水分が排出される→細胞間に水分が溜まらない→むくみが解消される」という図式が完成するわけです。

《筋肉がほぐれる》

筋肉が解れることで「筋肉ポンプ機能」がスムーズになります。筋肉ポンプの重要性は、上記でご説明した通りです。

ではなぜ、温めると筋肉は緩むのでしょうか?

まず、私たちが当たり前のように口にしている筋肉は「アクチン繊維」と「ミオシン繊維」という2つの「筋肉繊維」のことを指しています。

それらの繊維質は伸び縮みし、縮んだままの状態を「筋肉が固まっている」と表現します。この状態を、改善するのに必要なものが、「新しいエネルギー」です。そして「新しいエネルギー」は血液に乗って流れてきます。

つまり「温める→血液循環が良くなる→筋肉が緩められる」のです。

温活でむくみを予防

ここまでで、温活がむくみの改善に役立つことはお判りいただけたでしょうか?ここからは、温活は改善だけでなく「予防にも有効である」という点についてご説明します。

《なぜ予防になるの?》

先ほど、温活をすることで新陳代謝(水分代謝)が上がるとご説明しました。しかし、温活によって上げることができるのは、この2つに限ったことではありません。

実は「基礎代謝」を上げることにも繋がります。それにより、体内を常に綺麗なものにしておくだけでなく、エネルギーをより多く消費し、体内に余分な成分を残さないことにも繋がります。

つまり温めると、余分なエネルギーを残さず消費し(基礎代謝の向上)、もし残ってしまった場合も、しっかりと外へ排出してくれる(新陳代謝の向上)というわけです。

新陳代謝の向上が改善、基礎代謝の向上が予防の役割を担うのです。

 

“新陳代謝”と“基礎代謝”の違いとは?

  • 新陳代謝…古→新へと変わっていく働きのこと。 

  • 基礎代謝…呼吸・体温維持・臓器の働きなど、生きていくために必要な生命活動によって、消費される最低限のエネルギーのこと

《他の病気も跳ね返す!》

実は温活によって、予防できることは数多くあります。その中でもっとも重要なことは「温活が免疫力を上げる」という点です。

人は体温が下がると血流が悪くなるということは、皆さんはもう十分に理解していただけたでしょう。その血液の中には、免疫機能をになった「白血球」も含まれています。血流が悪くなると、この「白血球」が十分に全身へ運ばれなくなってしまいます。

よって、免疫力そのものが低下してしまいます。温活をし、免疫力を上げることで防ぐことができる病気は、軽いものから重い病気まで多岐に渡ります。

具体的には、
・ヘルペスや口内炎 ・肌荒れ
・アレルギー反応 ・風邪、インフルエンザ
・がん ・白血病 ・心臓疾患 ・糖尿病
などが挙げられます。

 

3 自宅で手軽に温活!

では実際に、どのようにして温活をしていけば良いのでしょう?

ここでは、オススメの温活方法を3つご紹介します。

ゆっくりと入浴

皆さん、夏場でもしっかり湯船に浸かっていますか?忙しい日・暑い日はついシャワーだけで簡単に済ませてしまうという方は少なくないのでは?入浴は、ただ体を清潔に保つためだけのものではありません。

ここで、より効果的にむくみを改善するための、入浴の際のポイントを3つ挙げていきます。

 

・一年を通して入浴する

(夏場であっても、クーラーなどによって体は冷えています)

・耳の下までの全身浴

(耳の下には耳下腺というリンパ腺があるため)

・38〜40℃のお湯に15〜20分

(熱すぎないお湯でゆっくりと身体の芯から温めるため)

温かいものを飲む

暑いからといって、冷たいものばかり飲んではいませんか?実はそれも体内を冷やす原因となります。とは言っても、夏場に温かい飲み物は、なかなか飲む気にはなれませんよね。そんな時は常温のものでも大丈夫です。

温活にもってこいの飲み物は以下の通りです。

〈生姜湯〉

・ショウガオールが体を温める

・シンゲロールが血行促進、免疫力アップ

〈ほうじ茶〉

・冷えを取る

・ピラジンが血流をアップ

便利グッズを使う

「お金がかかってしまっても、しっかり改善・予防したい!」という方にオススメなのがこちらの便利グッズです。

・遠赤外線によって早く温まり、冷めにくい

・血行、新陳代謝を促進

などの特徴があります。

もっと詳しい情報については、上記の画像またはURLをクリックで見ることができます。ご購入は、以下のAmazonのリンクからできます。

(URL:https://amzn.to/2LHOvKS)

4 放っておくと怖いむくみ

本記事ではここまで、生活習慣次第で改善できるむくみであることを前提にご説明してきました。

しかし中には、病気のサインであったり、放置することによって、取り返しのつかない事態へと陥ってしまうむくみもあります。では、それらはどのような病気なのでしょう。

下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)

下肢静脈瘤とは、足の血管が膨れて、コブ状になってしまう病気のことです。コブ自体は良性であるため、健康を損なうことはありませんが、自然にコブが消えるということもありません。

 

私たちの足には、普段立っている時でも、静脈内で心臓向かい流れている血液が、逆流してしまわないように「弁」がついています。この弁の破損が、下肢静脈瘤を引き起こす原因と考えられています。

(参照ページ:http://www.think-vein.jp/about2.html

エコノミークラス症候群

長時間同じ姿勢(特に座った姿勢)でいることによって、足の血流が悪くなり、静脈内に血の塊(静脈血栓)ができてしまいます。

そして歩き始めた時に、その血栓が足の血管から離れ、肺へ到達してしまい、肺の動脈を塞いでしまう病気がエコノミークラス症候群です。

最悪の場合、酸素が体に届かなくなり、死に至ることもあります。

(参照ページ:http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/blood/pamph46.html

肝硬変

初期症状に身体のむくみが挙げられる病気として、有名なものが「肝硬変」です。

肝硬変になると、アルブミンという成分が肝臓内で作られなくなってしまい、血管内の水分が外へ漏れ出し、四肢だけでなく、体全体がむくみやすくなります。

(参照ページ:http://www.ketsukyo.or.jp/disease/decrease/dec_01.html

 

“アルブミン”ってなに?

5 最後に

むくみとは、私たちにとってはかなり身近な問題ですよね。そして、身近すぎるからこそ、あまり深刻に捉えられていないことが多いです。

しかし、どんな些細なことも、放置してしまうのは思わぬトラブルに繋がります。

皆さんも温活をして、早めの改善を心がけましょう。また、色々試して見ても、一向に症状がよくならないなど、少しでも「変だな…おかしいな…」とは感じたら、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。;

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