「一人暮らしで一番困るときって、熱を出してしまったときだよね…」
「熱が出ていて、食欲がない…でも食べないと治らないよね…」
季節の変わり目になると、体調不良に陥りやすくなります。特に辛いのが「発熱」ですよね。風邪を引いた時の発熱には、
・病原菌の増殖を抑える
・白血球の機能が促進される
・免疫応答が促進される
等々の効果が期待できます。なので、発熱は必要なことです。そこで、無理に熱を下げることはせず、体内で、ウイルスと戦っている細胞を援護し、熱を下げる方法が、一番望ましいです。
そこで重要な役割を果たすのが「食べ物」です。食欲がなくても食べられて、尚且つ体にとっても強い味方となる救世主をご紹介します。
目次
1 発熱時に必要な栄養素2つ
喉の痛みや、咳、鼻水…風邪の症状はいろいろありますが、いちばん辛いのは何といっても「発熱」ですよね。
「栄養のあるものを食べて、早く治したい!でも栄養ってなにを摂ればいいんだろう?」
そんなあなたに、発熱をいち早く治すために、必要な成分をご説明します。
ビタミンC
ビタミンCには、白血球の働きを強くし、体内に侵入した病原菌を攻撃する力があります。また、ビタミンCも自ら、病原菌を攻撃して免疫力を高めます。
他にも、たんぱく質とコラーゲンを生成し、細胞を強化します。細胞が強化されることによって、体内にウィルスが入りにくくすることができます。つまり、風邪の予防効果もあるということです。
ビタミンCは、特に
・ピーマン
・パセリ
・キャベツ
・ゴーヤ
・キウイ
などに多く含まれています。
βカロテン
βカロテンは、ビタミンAに変化されるプロビタミンAの一種です。プロビタミンAの中でも、ビタミンAへの変換率が最も良いのが「βカロテン」です。
「では、実際のβカロテンはどのような効果があるのか…?」という疑問についてですが、効果については、基本的にビタミンAと同じ働きをします。ビタミンAの補助的な役割と考えてもいいかもしれません。
抗酸化作用を含み、有害な活性酸素から体を守ります。また、免疫力も増強されるので、ウィルスと戦う上では欠かせない栄養素です。
しかし、重要なことは栄養バランスです。サプリメントなどでβカロテンのみを摂取するのは避けましょう。
2 スープこそ無敵の救世主
上記で、発熱時に必要な栄養素をご説明しました。ですが、やはり最も大切なことは「バランス」です。ビタミンCとβカロテンだけを摂れば良いというわけではありません。どの栄養素も過不足なく摂取する必要があります。
しかし、発熱時に栄養素が豊富で、尚且つバランスの摂れた食事を用意することはなかなか大変です。発熱時となると食欲不振にも陥っているかもしれません。そんな時の強い味方が「野菜スープ」です。
発熱時に注意すべきこと
野菜スープのお話の前に、発熱時に注意するべきことについてご説明します。間違った知識のままですと、いくら食事に気をつけても、それが逆効果になってしまうこともあります。
無理してたくさん食べない
よく、「たくさん食べて体力つけないと治らない!」なんて話を耳にしませんか?実はそれ、半分間違いなのです。発熱時であっても、食欲がある場合はたくさん食べても問題ありません。しかし、食欲不振な場合に無理してたくさん食べようとするのは間違いです。
発熱しているときは、体がウィルスと戦っているときです。ウィルスと戦う際に消費しているのはエネルギーです。しかし、たくさん食べてしまうと、消化するために余計にエネルギーを消費してしまうのです。体に、しっかりとウィルスを撃退してもらうためにも、無駄なエネルギーの消費を抑えるべきでしょう。
脱水症状
発熱時に何よりも注意しなければならないのが「脱水症状」です。発熱のために汗をかくと、汗と一緒に必要な栄養素(主にミネラル)も流れてしまっています。なので、水分を補給する時には、ただ水を飲むだけでなく、塩分も一緒に摂るようにしましょう。
ポカリスエットのようなスポーツドリンクを飲んでも良いですが、糖分が多く含まれています。なので、水で薄めたうえで、食塩を少し垂らすと良いでしょう。
スープでサラッと栄養補給
ではいよいよ、野菜スープの魅力についてのお話をさせていただきます。一人暮らしの方、特に男性などは、わざわざ野菜スープを買ったり、作ったりすることも少ないのではないでしょうか?でも、実は野菜スープには多くのメリットが隠れています。
野菜スープはとても万能
野菜スープには、実に多くの栄養素が含まれています。野菜から流れ出た栄養素を汁ごと、飲むことができることも嬉しいポイントです。他にも
・栄養バランスが優れている
・多くの野菜を一度に摂ることができる
・疲労回復効果が期待できる
・体を温める
などのメリットがあります。
野菜スープのここが便利
野菜スープは、栄養面で万能であるだけでなく、利便性にも優れています。
例えば、
・鍋一つで作れるので手軽
・一度にたくさん作り置きができる
・なんでも具材として使うことができる
・レトルト製品も豊富
などが挙げられます。たくさんの栄養素が摂取できて、体を温めることもできる。そして食欲がないときでもサラッと飲めるとなると、頼らないわけにはいきませんよね。
栄養満点!レトルトスープ3選
普段料理をしないという方は、鍋一つで作ることができても、野菜を切ったり、皮を剥いたりといった作業も億劫に感じてしまうでしょう。そんな面倒臭がり屋さんのために、レトルトスープについてご紹介します。
レトルト製品は作る手間を省くだけでなく、貯蔵しておけることも大きなメリットです。買い置きして置ければ、万が一の時も、買いに行く手間さえありません。
ファイン 野菜スープ ~コンソメタイプ~
一つ目はこちら「ファイン 野菜スープ〜コンソメスープ〜」です。
ニンジン・じゃがいも・玉ねぎ・キャベツなど満遍なく、野菜の栄養素が詰まっています。さらに一袋、39カロリーです。βカロテンは30.3μgも含まれています。
ホットスムージースープ ~緑のやさい~
次は「ホットスムージースープ〜緑のやさい〜」です。
16種類の野菜と果物が、一食で摂ることができます。
ちなみに16種類とは
・大麦若葉 ・ケール ・ブロッコリー
・かぼちゃ ・チンゲン菜 ・パセリ
・ニンジン ・セロリ ・ゴーヤ
・ほうれん草 ・桑の葉 ・トマト
・モロヘイヤ ・よもぎ ・玉ねぎ ・マンゴー
などです。これだけ入って、一食54カロリーです。
まるごと野菜 完熟トマトのミネストローネ
こちら「まるごと野菜 完熟トマトのミネストローネ」は、大人から子供まで幅広く人気の、ミネストローネのスープです。主に、
・玉ねぎ ・じゃがいも ・キャベツ ・ニンニク
・ニンジン ・さやいんげん ・セロリ
などが入っています。一食80カロリーです。
3 食事以外にできること
ここまで、食事の面から改善策をご紹介してきました。最後は、食事以外の面から、より早く熱を下げ、風邪を治す方法に触れていきます。特に大切なことは、
・ゆっくり寝る
・体を温める
・うがい手洗い
・水分補給
の4つです。基本的なことではありますが、基本こそが大切です。また、こういったことは風邪の予防策としても、とても有効です。疲れを溜めず、規則正しい生活を送ることで、免疫力を高め、ウィルスに打ち勝つ体を作りましょう。
4 さいごに
いかがでしょうか?風邪や発熱は本当に厄介ですよね。全く風邪を引かないというのは難しいですが、引いたとしても、すぐに治すことができれば、それほど大きな問題ではないでしょう。大切なのは、風邪や発熱時の対策をしっかりとしておくことではないでしょうか?
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